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LP(ランディングページ)とHP(ホームページ)の違いとは?メリットとデメリットも解説

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LP(ランディングページ)とHP(ホームページ)という言葉を耳にしたことがありますか。どちらもWebサイトのことを指しますが、特徴が異なります。
では、ランディングページとホームページには具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、ランディングページとホームページの違いやそれぞれのメリット・デメリットなどを紹介します。

目次 ー この記事で分かること ー

LP(ランディングページ)とHP(ホームページ)の違い

まずはLP(ランディングページ)とHP(ホームページ)の違いについて詳しく解説していきます。
ランディングページとホームページは全く同じようなものに見えて役割も目的も変わるのできちんと理解しておきましょう。

ページ数の違い

ランディングページとホームページの大きな違いはページ数です。
ランディングページの場合は基本的に1ページの縦型構成で作成されています。
サイトマップを構築する必要がないため、LP制作にかかる時間や工数は比較的少ないでしょう。
一方でホームページはトップページを軸に、複数のページで構成されているのが特徴です。
HPによってページ数は異なり、会社概要や問い合わせページなどさまざまなページが設けられています。
内容ごとにページを分けて、それぞれのページで詳しい内容を記載することが可能です。
HPはページ数が多くサイト構成が複雑になるので、LPより制作に時間がかかるケースが多いでしょう。

目的の違い

ランディングページとホームページは目的が異なります。
ランディングページの目的は、サイトを見たユーザーに特定のアクションを起こしてもらうことです。
商品を紹介するランディングページであれば、商品購入や資料請求などのアクションを促します。
1つの商品やサービスの紹介に特化し、購入のアクションにつながるようにアピールしましょう。
ホームページの主な目的は情報提供です。
企業情報や商品・サービスの紹介などの情報を分かりやすく掲載し、ユーザーが必要とする情報を提供するページを作ります。

集客方法の違い

ランディングページはSEO対策が困難なため、主にWeb広告を使って集客します。
ページの構成上、SEO対策や外部対策がしにくいからです。
SNSやブログ記事などからの集客も可能ですが、その場合は別途SNSの投稿記事やブログ記事を作成しなければいけません。
一方、HPは自然検索での上位表示が期待できるため、SEO対策を行います。
検索上位に表示されるようになれば、広告に力を入れなくてもページへのアクセスを伸ばすことが可能です。

ランディングページとホームページの共通点

この2つはWebサイトであるという面では共通しています。
その他の共通点としては、Webマーケティングの一種であることはどちらも同じで、マーケティングの一環でサイトを作ろう、となった時にランディングページとホームページどちらを作るか選択することになります。

ですのでランディングページとホームページは近いものに感じやすいですが、上記のように異なる面がたくさんあります。
どちらを選んだら良いか分からなくなった方向けに、ランディングページとホームページのそれぞれの良さの違いを紹介していきます。

ランディングページのメリット・デメリット

自社でランディングページを作るかホームページを作るか迷ったらその良さと良くない面を把握しておきましょう。
ここからは、ランディングページのメリットとデメリットについて解説します。

メリット

ランディングページのメリットは訴求力が高いことです。
ホームページはページ数も情報も多いため、ユーザーがアクションするまでに時間がかかります。
場合によっては、受け取って欲しい情報のページにたどり着くことなく、離脱してしまうかもしれません。
しかしランディングページなら、1ページ内に読んでもらいたい順番で情報を記載できます。
ページを読み進めるだけで、購入意欲が掻き立てられるように工夫できるのです。
またLP制作の方が、効果の検証・改善がしやすいというメリットもあります。
ホームページはサイト構成が複雑なので、1つの問題に対していくつもの原因が考えられる場合が多く、さまざまな角度から原因について考え、改善点を挙げる必要があります。
ランディングページの場合は1ページに全ての情報が掲載されているため、検証や改善がしやすいでしょう。
アクセス解析ツールを活用すれば、検証から改善までスピーディーに対応できます。

デメリット

ランディングページのデメリットは、運用コストがかかることです。
ランディングページは検索結果からの流入があまり見込めません。
そのためページを閲覧するユーザーを増やすために、広告を活用する必要があります。
広告の運用方法などによって費用は変動しますが、月に数万〜数十万程度かかる場合も少なくありません。
商品ごとにランディングページの制作が必要なのもデメリットです。
商品購入やお問い合わせなどを目的としているLPの場合、1ページ内に複数の商品を紹介するのは難しいでしょう。
取り扱い商品が多い場合は、複数のランディングページを用意することが求められます。
複数の商品を紹介したいなら、ホームページを制作した方が良いかもしれません。
また、会社のイメージが定着しにくいというデメリットもあります。
ランディングページは特定の商品やサービスの訴求が目的のため、ユーザーに会社について知ってもらう機会はありません。
会社についてだけでなく、その会社が取り扱う他の商品やサービスについても訴求できないのです。

ホームページのメリット・デメリット

次にホームページのメリットとデメリットをお伝えします。
ランディングページとホームページのメリット・デメリットを比較検討した上で、自分に合った方法でWebサイトを作成しましょう。

メリット

ホームページのメリットは幅広いユーザーに向けたサイトを作れることです。
ホームページ内であらゆる情報を提供することで、幅広いユーザーに向けてアピールできます。
会社のホームページを作成すれば、会社の信頼度を高めることもできるでしょう。
会社の詳細情報を掲載することで、安心できる会社だと認識してもらえるはずです。
SEO対策に取り組めるのもメリットだといえます。
SEO対策で検索上位に表示できるようになれば、有料広告を利用する必要はありません。

デメリット

ホームページのデメリットは、効果が出るまで時間がかかることです。
一般的にはSEO対策の効果が出るまで半年以上かかるといわれています。
効果をなかなか実感できなくても、こまめに高品質なコンテンツを更新していくことが大切です。
中長期の視点でコツコツHPを育てる必要があります。
ホームページはページ数が多い分、離脱のリスクが高くなるというデメリットも考えられるでしょう。
ページ数が多くなるとページ間を行き来するユーザーが増えます。
ホームページはランディングページよりたくさんの情報を提供できる反面、ユーザーが目移りしやすく伝えたい情報まで辿り着かないことが多いです。
ページ間を跨ぐことでさまざまな情報を目に入るため、重要な情報に集中してもらえなく可能性もあります。

ランディングページやホームページが簡単に作れるサービス

プロにサイト制作を依頼するのは費用が心配という方には、ランディングページやホームページを簡単に作れるサービスを利用することをおすすめします。
ここではランディングページやホームページが簡単に作れるおすすめのサービスをいくつか紹介していきます。

ペライチ

ペライチは、テンプレートを選ぶだけで簡単にWebサイトを作成できるサービスです。
「ペライチ」と書くだけあって、主にランディングページに特化したサイト作成システムとなっています。
最初にテンプレートを選んだ後は、必要な情報を埋めていくだけでランディングページが完成します。
決済システムや予約管理機能・SNS連携機能など、便利な機能がたくさん搭載されているのも嬉しいポイントです。

ペライチでランディングページを制作するなら、無料のスタートプランで問題ありません。
ただし、スタートプランだとペライチの広告が表示されます。
広告を非表示したい場合は、月1,465円のライトプランを利用するのが良いでしょう。

ジンドゥー

ジンドゥーは世界中で170万人ものユーザーが利用しているホームページ制作サービスです。
ドイツで開発されたサービスですが、日本語にも対応しているので問題なく利用できます。
初心者にはジンドゥーAIビルダーというツールの利用がおすすめで、いくつかの質問に答えるとAIがホームページを自動作成してくれます。
スマホからもページの作成や編集ができるので、パソコンを持っていない方でも安心です。

無料プランもありますが、本格的なサイトを作成したいなら有料プランの利用も視野に入れましょう。
例えばPROプランは月1,200円で契約できます。
無料プランの機能に加えて、独自ドメインの利用や広告を非表示にすることが可能です。

簡単LP広告作成ツール

簡単LP広告作成ツールは、メルマガやSNSに使用するランディングページを簡単に作成できるサービスです。
QRコード・バーコードの生成と挿入、独自ドメイン生成など、利用できる機能が多彩なのが魅力。
ノーコードツールなので、コーディングなどの専門知識は必要ありません。
問い合わせや申込みに特化したランディングページを作成することもできます。
簡単LP広告作成ツールの料金に関しては問い合わせが必要です。

詳細を知りたい場合は、公式サイトから問い合わせをしましょう。

STUDIO

STUDIOはノーコードでホームページを作れるサービスです。
最大の魅力はデザインの自由度が高いことで、テンプレートを使わずに、自分がデザインしたものをコードに変換してホームページを作成できます。
もちろんおしゃれなテンプレートも用意されているので、テンプレートを使ってランディングページやホームページを作成することも可能です。
共同編集機能が付いているため、複数人で編集しながらホームページを完成させられます。

料金は無料プラン・月980円のBASICプラン・2,980円のPROプランの中から好きなプランを選ぶことが可能です。

Wix

Wixは世界的に有名なランディングページとホームページ作成サービスです。
Wixの魅力は800以上のテンプレートが用意されていることで、数百種類あるテンプレートの中から好きなスタイルを選択し、自由にアレンジしながらHPを作成できます。
カテゴリ別にテンプレートが分けられているので、自分に合ったデザインをすぐに見つけられるはずです。
もちろんランディングページ向けのテンプレートの種類も充実していて、さまざまな用途にあったランディングページが制作できます。
初心者にも親切な機能が豊富で、簡単な質問を元に自動でランディングページやホームページを作成できるサービスも利用することが可能です

Wixの料金プランは大きく分けると、無料プランと有料プランがあります。
ただし無料プランは機能の制限があるため、長く使い続けるなら有料プランを利用するのがおすすめです。
ドメイン接続は月500円・ベーシックプランは月900円・アドバンスプランは月1,500円・VIPプランは月2,700円となっています。

BASE

ホームページの中でもEC通販サイトを気軽に作りたいならBASEがおすすめです。
EC通販で基本料が無料で使えるサービスは少ないので、ぜひこの機会に検討してみてください。

インターフェースも簡単で、初めてホームページを作る人でもさまざまな機能を触ることができます。
フリマアプリやオークションサービスのように商品を出品できるので、ホームページ作成に自信がない人でも安心です。

目的ごとにランディングページとホームページを使い分けよう!

ランディングページとホームページの大きな違いは目的です。
ランディングページは商品やサービスを訴求するのには優れていますが、企業イメージなどを定着させることが難しいでしょう。
会社の情報を掲載したり複数の情報を掲載したい場合は、ランディングページよりホームページの方が適しています。
Webサイトを作成する目的に明確にした上で、ランディングページとホームページのどちらを作成するか判断しましょう。

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この記事を書いた人

大澤 要輔のアバター 大澤 要輔 『Webhit(ウェビット)』編集長

【プロフィール】
マーケティングメディア『Webhit(ウェビット)』の編集長。運営元の株式会社FlyEde 代表取締役を務める。中小企業経営者へのコンサルティングは累計3,000回以上。Webマーケティング × 組織構築 × 人材育成の3つの領域を中心に、年商5,000万円~数億円前後の領域で売上を伸ばす仕組みを構築。

【保有資格】
上級ウェブ解析士
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Google広告 各種資格
Yahoo!広告 各種資格

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