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広告を回す媒体(facebook・インスタなど)の決め方って?

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Webhit 編集部

最近では、facebookやInstagram、Xなど色々な媒体があるかと思うのですが、広告をどこでまわすか決め方やポイントってあるんでしょうか。

大澤 要輔

媒体を決めるときに一番最初にやらなければならないことは、自分たちの商品やサービスまたはそれに関連する競合のサービスについて「お客様がどこで探しているのか」の仮説を立てることです。

大澤 要輔

例えば、自分たちがラーメン屋を経営していて、これから広告を出すとします。まず一つは、ラーメンを食べたい人はどう動いて、どういうふうに探すのか、ですよね。

大澤 要輔

ここで考えるのが、ラーメン屋と直接的に競合するのはもちろんラーメン屋です。
例えば、目の前に一風堂があって、左側にすみれがありましたと。どちらも美味しいですよね。

Webhit 編集部

美味しいですよね。

大澤 要輔

この二つが並んだときに、「どっちを食べようかな」となっているのが
直接的に競合している状態
です。
でも、もう一つ考えなければならないのが、間接競合なんですよ。

大澤 要輔

間接競合っていうのは、ラーメンを食べることは決まっていないけれど、状況が決まっているということです。
例えば、銀座でランチを食べたいなとなったときに、いろいろお店があるじゃないですか。
オーガニックのサラダが出るお店があったり、和食やパスタのお店があったりと、もちろんそこにはラーメン屋もあります。

大澤 要輔

状況としては同じテーブルにあって「ランチをどうしよう」とお客様が選んでいる、ラーメン屋とそれ以外の業態とを比較されている状況の
ことを間接競合といいます

大澤 要輔

選ばれる状況はランチもあればディナー、深夜の時間帯もありますよね。ラーメンを食べて締めようという人もいれば、餃子を食べてから
帰るという人もいるかもしれませんね。
間接競合を考えたときに、どうやってお客様が行動するかなんですよ。

大澤 要輔

例えば、家にいて「ラーメンが食べたい」ってなったときに何で調べ
ます?

Webhit 編集部

えっと…検索で「ラーメン 〇〇(場所)」で調べて、食べログで出てきた
ところをみます。

大澤 要輔

いいですね。
ということは、Googleの検索面が一つですよね。お客様の通り道がわかります。
つぎに食べログという話が出ました。食べログっていうグルメポータルサイトの上位にいることも重要ですよね。

大澤 要輔

ほかに何か調べ方あります?
例えば、街のなかでラーメン屋を探したいなってなったらどうしますか?

Webhit 編集部

GoogleMapからお店を見ることもありますね。

大澤 要輔

はい、そうですよね。
GoogleMapから見ることがあるのであれば、Googleビジネスプロフィールを作っておかないと、そもそもGoogleの検索結果の上位には挙がってこないですよね。

Webhit 編集部

なるほど…確かに。

大澤 要輔

なので、そういったことを考えると、すぐ動いてくれそうな人たちは
検索面にいそうだなと。

大澤 要輔

逆に「今すぐラーメンを食べたいというわけではない」といったすぐ
動かない人たちが、「今度このラーメン屋に行こうかな」と思うときってどんなときだろうと。
例えばどんなときですか?

Webhit 編集部

そうですね、私はインスタとかで見て美味しそうってなります。

大澤 要輔

なるほど。ほかに何かありますか?

Webhit 編集部

うーん…インスタと似ているかもしれませんが、SNSで誰かが挙げて
いる情報を見て行きたくなりますね。

大澤 要輔

なるほど。
例えばなんですが、友達とランチをしていたときに「どこのラーメン屋が美味しかった」と聞いて行きたくなりませんか?

Webhit 編集部

あ!あります!紹介みたいな感じでしょうか。

大澤 要輔

そうです!
例えば、TikTokとかで誰々が「銀座のラーメン屋おすすめ5選」といった動画をあげているのを見たときに行ってみたくなるじゃないですか。
これもお客様の通り道の一つです。

大澤 要輔

施策として何の広告をやるのか、広告にもコストがかかります。運用型広告じゃないだけで。
あとは、Instagramで見かけて美味しそうだなとなるのであれば、Instagramの運用と広告も効果がありそうですよね。
TikTok広告もいいかもしれない。

大澤 要輔

もう少し広い意味での広告をいうのであれば、「友達を連れてきてくれ
たら一杯無料にします」というのをやれば、ラーメン一杯分のコストをかけて一人連れてくる広告なわけですよね。

大澤 要輔

そういったやり方でもいいわけです。
ある程度広告を回すときの決め方って、

・どこで競合しているのか
・実際にラーメン屋を探しているお客様はどんなときにお店を知るのか


という、各種SNSのいろんな導線があります。
お客様がどういった動きをしているのか、辿り着く先に広告をセットしておくことが当然必要です。

Webhit 編集部

先回りしておくということですね。

大澤 要輔

なんとなくこの媒体が最近人気だからとか、自分はこの媒体が好きだからとか、運用が楽だからとかで選ぶのは大間違いです。
お客様がどこで情報を取得するのか、直接競合と間接競合もそうですし、今は食べたくないけれど…という人たちも含めて、そういった人たちがどこで情報に触れたり検索するのか、仮設を立てて施策を決定していくのが一番いいです。

Webhit 編集部

なるほど。
結構年代とかで別れるのかなって思ったのですが、そういうことでは
なく、「今すぐ必要な人」と「今は必要じゃなくてもこれから利用したい」という人たちが、どこの導線を踏むのかという点を考えなければ
ならないんですね。

大澤 要輔

そうですね。
あとはもちろん、例えば先程年代というのが出てきましたけど、
ターゲットのお客様がどこにいるか」なんですよ。
物好きな若者も来るかもしれませんが、お客様のほとんどが50代以上であるレトロな喫茶店だった場合、50代のお客様に気付いてもらわないといけないですよね。
50代のお客様って普段どういう行動をするんだろうと考えるわけです。

大澤 要輔

カフェに行くときにどうやって決めるのか、「昼過ぎの時間帯をどこで
過ごそうかな」とか、またはそのニーズが無いときにどこで情報を拾うのか、それはもしかしたら雑誌かもしれないですよね。
大人の週末っていう雑誌もありますし、テレビに出ていることが重要
かもしれません。

Webhit 編集部

ありそうですね。

大澤 要輔

なんとかお金をかけてでもヒルナンデスに捻じ込んだほうがいい可能性もあるじゃないですか。

大澤 要輔

話は戻りますが、細かいペルソナ設定をかけ合わせると、具体的にこういうお客様がラーメン屋に行きたい場合、直接的に競合するところと比較する、または間接的にランチをどこ行こうかなとフラットに見ている状態のときに、どうやって情報に触れるのか、どうやって探すのか仮説を立てるというのが一番良いです。

Webhit 編集部

ありがとうございます。
どこの広告がアツいとかっていう話ではないんですね。

大澤 要輔

そうですね…。
アツい広告は無くはないんですけど、結局そっちに人が集まっていってくれるんで、元の方法のほうが良かったりするんですよね。

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この記事の執筆者・監修者

大澤 要輔のアバター 大澤 要輔 『Webhit(ウェビット)』編集長

【プロフィール】
マーケティングメディア『Webhit(ウェビット)』の編集長。運営元の株式会社FlyEde 代表取締役を務める。中小企業経営者へのコンサルティングは累計3,000回以上。Webマーケティング × 組織構築 × 人材育成の3つの領域を中心に、年商5,000万円~数億円前後の領域で売上を伸ばす仕組みを構築。

【保有資格】
上級ウェブ解析士
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Google広告 各種資格
Yahoo!広告 各種資格

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