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中小企業がまず行うべきWeb集客施策とは?

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Webhit 編集部

中小企業がまず行うべきWeb集客施策とは、ということで、
まずこれをやるべき!というものは決まっているのでしょうか。

大澤 要輔

まず、WebマーケティングやWeb集客をやるとなった場合、中小企業において目的をケース別にいくつか挙げますと、

・売り上げを上げたい
・新しい案件がほしい
・問い合わせを増やしたい

などそういった話がほとんどです。
それでいくと、真っ先にやったほうがいいのは、リスティング広告とFacebookやInstagramといった所謂メタの広告ですね。

大澤 要輔

まず、リスティング広告ですが、直接集客が取れるようなWeb集客系の媒体において、お客様が自らの意思に基づいて検索し、情報を主体的に探しに行けるのってGoogleやYahoo!といった検索エンジンしかないです。しかも、それらに広告を出せるのはリスティング広告しかないわけですよね。

大澤 要輔

例えば、SNS系のメタの広告は興味関心とかで広告を出すことはできますが、検索機能を使って検索したキーワードの件数結果に広告を並べる、ということはできません。

そういった意味でいうと、「適当にSNSの投稿を探したい、情報を知りたいだけ」ということではなく、「何かを購入したい、相場を知りたい」といったお客様が積極的に情報を取得しようと主体的に調べて行動することができるのが検索エンジンです。
そういった顕在層のユーザーに向けてリスティング広告をやったほうがいいよね、という話です。

大澤 要輔

ただし一方で、顕在層であったとしても「そもそも検索して情報を調べられない」といった詳細もあります。

Webhit 編集部

例えばなにがありますか…?

大澤 要輔

そうですね、例えばお金のこと…。
将来の資産形成について悩んでいたとするじゃないですか。
将来の資産形成について悩んでいたとしても、知識の無い人においてはどう調べていいかわからない。
ニーズがあっても調べられないということが存在するわけです。

大澤 要輔

聞きかじった不動産投資やFX、株式投資など調べてみるものの、実は本当に欲しいものは“自分が何を選んでいくべきなのか伴走をしてコーチングしてくれるような人”なんです。ですが、その検索方法を知らない。

お客様に検索する能力が無い、検索ができる状態にならない、そういった場合リスティング広告を出したとしてもハマらないケースが結構あるんです。ドンピシャリのキーワードが無かったり、少ない。

大澤 要輔

あとはスーパーローカルでやっているような商店街にある小さな八百屋さんは、周辺の限られたお客様のみが対象ですよね。

なおかつ、そんな八百屋さんに来店するお客様は、わざわざ店舗の情報を検索をしないじゃないですか。
「何か出先の用事ついでに帰りに寄っていこうかな」
「あの店の〇〇さん元気にしているかな」
って顔出しに行くんですよ。
でもこういうのって、ニーズがあってもWebには出てこないですよね。

大澤 要輔

いろんなケースがありますけども、Web上でボリュームが極めて少ない、Web上でニーズを満たそうとしない人たちは一定数いるんです。

そういったユーザーをターゲットにする場合、リスティング広告では
効果を得られないケースがありますが、多くのサービスにおいてリスティング広告は既存のユーザーがいる可能性が高いので、やったほうが
いい
です。

大澤 要輔

もう一つ、FacebookやInstagramの広告についてですね。
リスティング広告は、検索結果に出てくるものなのでテキストが基本
ですが、FacebookやInstagramの広告は画像や動画で広告を出せるんです。もちろんテキストもできますよ。

大澤 要輔

ですので、商品やサービスを検索できなかったとしても、各種SNSを
利用しているユーザーに向けてこちらから広告を出しにいけます。
企業側でターゲティングの設定を行えば、各種プラットフォームを開いている方たちに広告が届くんです。
検索は無くても、ニーズのあるサービスは画像や動画を使ってイメージを伝えると有益なことがあるので、各種SNSの広告を挙げています。

大澤 要輔

リスティング広告が成功している人たちが、更なる問い合わせを獲得するために平行してSNS広告を始めるのは良いことです。
ニーズがわかっていても、検索までに至らない準顕在層のユーザーがSNSのプラットフォームにいる可能性もありますので、狙っていくのも良いかと思います。

ですので、まずやらないといけない施策はその二つですかね。

Webhit 編集部

予算があるのであれば、全部やってしまってもいいのでしょうか。

大澤 要輔

もちろん!できるのであればやったほうがいいです。
同時にできるのであれば、翌月からの動きが変わるので。
SNSで効果が得られないとなれば、早々にリスティング広告に予算を充てられますし、そもそも両方ダメなのであれば打ち出し自体が間違っているという話です。

大澤 要輔

ですが、現実的な話で、中小企業において初手から同時に始めるというのはほとんどありませんね。これから始めるというのであれば、どれか一つに絞ったほうがいいです。

「まずここからやってみよう」「テストをして一個ずつ成果を積み上げていこう」としたほうが結果的にうまくいくのと、絞ることで管理が行き届くので、無駄な広告費を使わなくて済みます。

Webhit 編集部

始めるなら一つに絞って、ということですね。

大澤 要輔

そうですね。変に広げすぎると痛い目をみます。

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この記事の執筆者・監修者

大澤 要輔のアバター 大澤 要輔 『Webhit(ウェビット)』編集長

【プロフィール】
マーケティングメディア『Webhit(ウェビット)』の編集長。運営元の株式会社FlyEde 代表取締役を務める。中小企業経営者へのコンサルティングは累計3,000回以上。Webマーケティング × 組織構築 × 人材育成の3つの領域を中心に、年商5,000万円~数億円前後の領域で売上を伸ばす仕組みを構築。

【保有資格】
上級ウェブ解析士
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Google広告 各種資格
Yahoo!広告 各種資格

目次 ー この記事で分かること ー