
自社のマーケティングを、外部のマーケターに相談する必要は
ありますか?



結論から言うと、自分たちでマーケティングをしっかり見切ることができていて、改善もできていて数字が伴っているならば、特に依頼したり相談したりする必要はないでしょう。



ただ、例えば、このような条件が揃っていて原則的には必要ないが、
・ある程度成果が出ている状況でも第三者の視点を入れたい
・新しいアイディアが欲しい
・組織に対して刺激が欲しい
ような状況であれば必要です。



一方で、「自分たちでやってみたけれど成果が出ていない」という状態
なのであれば、外部に相談をした方が早いケースの方が多いかなとは
思います。



自分たちで見て、改善して、数字に繋がっている場合は、基本的には
必要ないということだと思いますが、その場合でも、例えば新しい意見を入れたり考えたりするために利用するのもありですか?



もちろんありですね。



それによって、もっと売り上げが伸びてくる可能性も?



あります。逆に、うまくいっているけど、それ以上にならないというときもあるんですよ。
要は、自分たちの商品やサービスって、見ていけば見ていくほど自分のものになっていくので客観性を失いやすいんです。



・これは良いものだと信じきっている
・弱点が見えにくい
など、「一般のユーザーからどう見えているのか」を見失ってしまいがち
なんですよね。特に職人的なものや専門的なもので起こりがちです。
例えば、士業さんや整体師さんみたいなところもそうでしょうね。
他にもいっぱいあると思います。



例えば、化粧品だったら「こういう成分が配合されています」と言いますよね。
成分名で検索することもあるので、公表することは大事ですが、他社と成分だけで戦った場合、成分量が多い方が勝つに決まっています。



お客様から見たときに、「この商品を選ぶ理由は何だろうな」と。
本当に成分量だけの話なのか。
自分たちは成分量が一番大事だと思っているかもしれないけど、お客様から見たときにどうか、という話です。



ですので、ある程度自分の主観的な考えが強くなりやすい業種や職種に関しては、客観性を失いやすい傾向にあるといえます。
しっかり自分たちでアラートを上げられている人たちは、外部に頼むのもいいかなと思いますね。



なるほど。
数字で結果が出ていると、それでいいと思いがちですもんね。



もちろん、前提として数字が出ているのは素晴らしいことですよ。
だからといって、「数字が出てるからいいよね」というのは、あくまで時間軸として「現在」のことであって、未来永劫出続けるわけではありません。



今が良い状態なのであれば、次はどういったことをやるべきなのか、
効果が悪くなったり、更なる効果を求めようとしたときに、何が必要となってくるのかなど、議論はあってしかるべきだと思います。



外部のWebマーケターに相談する一番のメリットは、「外から客観的に見てくれる」ということでしょうか?



それも一つの大きなメリットですね。
あとは、外部のWebマーケターに、何をどこまでやってもらうかにもよるのですが、例えば戦略を作ってもらう場合、そもそも自分たちの中で起こり得なかった発想やコンセプトの提案を受けられる可能性もあるので、そういったところも期待できます。



ほかにも、単純に自分たちでゼロベースから作るときの手間を最小化できる点もメリットだと感じますね。
・過去に1回試して諦めた施策の改善点を洗い出してくれる
・諦めたことが本当は実現可能だったことに気付いてくれる
といった場合もあるので、外部を入れていくのは非常に良いことだと
思います。

