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お金をかけない集客の方法って何があるの?

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Webhit 編集部

今回は「お金をかけない集客の方法って何があるの?」というテーマでお話しいただきたいと思います。よろしくお願いします。

大澤 要輔

はい。お願いします。

Webhit 編集部

早速ですが、お金をかけない集客の方法というのはあるのでしょうか?

大澤 要輔

結論としては、あります。ありますが基本的には2種類しかありません。
①自分で発信ゼロから集客をやるもの
②力の影響力がある
この2パターンです。

大澤 要輔

詳しく説明をすると、まず自分でゼロから発信なり集客をやるものの例には、SNSがあります。SNSは全部基本的にお金はかかりません。

大澤 要輔

例を挙げると、SNSで動画配信する場合、動画の企画・台本・撮影・編集・投稿まで全部自分でやればお金がかかりませんよね。

大澤 要輔

ウェブサイトを公開することに関しても、基本的にはお金はかかりません。ブログを書くことも自分たちでやろうと思えばできなくないですからね。

大澤 要輔

このように、自分たちから発信したり、自分たちでの自助努力でお客様を集めて集客をするパターンがまず一つです。

大澤 要輔

ここには、チラシポスティングやテレアポなどの、いわゆるプッシュ営業的なものも含まれてきます。

大澤 要輔

とはいえ、テレアポは原則的には電話はお金かかっていますし、多分チラシとかだったら印刷代とかのお金も厳密にはかかっています。
ただ、何かを誰かに依頼する必要はないので、ほとんどお金のかからない世界の話になります。

大澤 要輔

二つ目は、影響力や集客力があるところに取り上げてもらうパターンです。非常にわかりやすいのは、プレスリリースです。有名な例として、PRタイムズがあります。

大澤 要輔

正確にはPRタイムズは有料なんですが、PRタイムズに自分たちでまず投稿をして、プレスリリースを公開すると、メディアが見に来て自分たちのメディアに引用して取り上げてくれることがあります。

大澤 要輔

実際にそういうプレスリリースを出せるメディアは、無料でもあります。

大澤 要輔

新聞社とか雑誌の会社とかメディアに対して、自分で作った企画を直接メールで問い合わせフォームに送ることもできます。
企画が良ければ、実際に取り上げてもらえることもあります。

大澤 要輔

また、営業力のある媒体の例を挙げると、書籍があります。出版という観点に行けば、商業出版というものであれば、基本的にはお金がかかりません。

大澤 要輔

あくまで出版社自体がこれなら売れる、これなら売っていきたいし回収できると判断をした企画や本の内容であれば、こちらから持ち出しなく書籍の出版ができます。

大澤 要輔

基本的に、商業出版の場合は、書籍の出版をするとその出版社が売上を作らないとマイナスになります。

大澤 要輔

そのため、売上を上げるためにいろいろやってくれますので、書籍が実際に出来上がると、さまざまなところでその書籍が出回ります。

大澤 要輔

ネットではAmazonなども含めて出回るので、その書籍を買ってくれた人や見た人からお問い合わせをいただける場合もあります。

大澤 要輔

このように、営業力・集客力もあるところに取り上げてもらうという意味では、プレスリリースや出版で得られると思います。他にも細かい施策を出せばいろいろありますが、大きくくくるならその2つです。

Webhit 編集部

ありがとうございます。
どういったものだとお金をかけない集客が良くて、どういったものだとお金をかけた方がいいというのは、どのように判断するのでしょうか?

大澤 要輔

そうですね。結論として、お金をかけない方がいいとか、かけた方がいいというのではなく、全体としてお金がかからずに集客できるならそれほど良いことはないですよね。

大澤 要輔

自分たちが目標とする状態を、お金がかからずに実現できるのであればそれに越したことはないので、お金がかからない集客だけで成り立つならもちろん良いと思います。

大澤 要輔

ただ、ここまでお話したお金がかからない2つのパターンに共通する事項は、非常に手数がかかることです。

大澤 要輔

例えば、出版の場合は書籍を自分で書いたり、プレスリリースは原稿を自分で書いて入稿も自分でしたり、メディア全部のリストアップも自分でやる必要があります。

大澤 要輔

SNSもそうですね。1日何投稿もしてコメントも返して……みたいなこととか、Webサイトも全部ゼロから自分でコーディングやデザインを学んで、原稿を書いてやっていかなくてはなりません。

大澤 要輔

そのため、お金のかからない集客というのは、イコール非常に手間がかかる集客なので、その手間をかけるべきかどうかというのが判断軸になるかと思います。

大澤 要輔

とはいえ、現状時点でマーケティングや集客の予算として、集客に回せるコスト費用があまりないのであれば、そこはもう自分の時間を使ってでもやるしかないです。

大澤 要輔

逆にある程度主収益がある会社で、さらに追加で集客をやりたいけど手が足りていない状況なのであれば、外注した方がいいですよね。
お金をかけて広告を出して、短期的に数字を上げていった方がいいかもしれません。

大澤 要輔

お金をかければ自分の代わりに誰かが宣伝をして、自分では出せない価値を出してくれるので、インフルエンサーをキャスティングして、店舗来店を促進するとか、ネットで化粧品を買ってもらうといった方法に、お金をかけた方がいいと思います。

大澤 要輔

そのため、お金をかけるかけないというところは、あくまで会社の状況によって変わると思います。

Webhit 編集部

ありがとうございます。
やらないと判断するには、さらに売上を上げたい場合はまずは取り組んでみたらいいという部分にあるんですかね。

大澤 要輔

そうですね。
結構そこを食わず嫌いしてやらない人や会社が非常に多いので、
いずれにしても1回やってみるのが一番良いと思います。

大澤 要輔

これをやったら集客できるのにやらない人や企業は、非常に短期で集客しなくてはいけないと考えたり、もしくは集客を綺麗にやろうとしたりするんですよね。

大澤 要輔

例えば、もう今月か来月には、年収・月収が減少して1000万円を立てる必要があるのであれば、何が何でも売っていくしかないと思います。

大澤 要輔

今付き合いのある人たちに、紹介をお願いする文書や資料を送ってみたり、決裁者交流会に行って、他社より1円でも安くするので切り替えてくださいと100人、1000人にお願いしたりしてもいいと思います。これは非常に手間はかかりますが、短期では確かに成果が上がるんです。

大澤 要輔

ただ短期で成果を上げたい場合には、そうやってお金のかからない集客で手数がかかるとしても、短期で成果が出やすそうなものはどんどんやってみるのが一番です。

大澤 要輔

駄目だったら次にいくというマインドでないと、マーケティングや集客周りではやっていけません

大澤 要輔

駄目だったものがなぜ駄目だったのかというのは、もちろん重要なことですが、それを考え続けることにはそんなに意味がないです。集客においては結局、次のアクションを取っていくほうが大事です。

大澤 要輔

少し偏見かもしれませんが、この「お金をかけない集客の方法って何があるの?」というタイトルを見たときに、どんな人がクリックするかと考えると「お金をかけずに簡単に集客できる方法って何があるの?」というように見てクリックする人が多い気がしますね。

Webhit 編集部

そうですね。つまり、簡単な集客というのはないってことですか?

大澤 要輔

合ってます。
簡単な集客というものはありません。ただ簡単にする方法はあるのですが、あまり意味がないんですよ。

大澤 要輔

例えば、100万円の商品を99%オフで売りますと言ったら、みんなそれに乗っかりやすいので簡単に集客できますよね。

大澤 要輔

Xでリポストキャンペーンみたいなものをやって、抽選で10名様に100万円のこの商品を1万円で売りますと言うことになるので。
そうすると集客自体は非常に簡単ですが、何が難しいのかというと、100万円のうちの99%の割引をして1万円になった瞬間、100%赤字になってしまうんです。

大澤 要輔

もちろん物によると思いますが、100%赤字なので、どんどんやったところで赤字を拡大させるだけなんです。

大澤 要輔

確かにお客様を集めることは簡単かもしれませんが、売上が上がらず
利益が残らないのであれば、マイナス状態なので意味がありません。

大澤 要輔

そのため、簡単な集客はないということにはちゃんと理由があって、集客を簡単にすることは不可能ではないけれども、それをやることによって売上や利益が担保されない可能性があるということを頭に入れておく必要があります。

大澤 要輔

ただ単純にSNSを投稿しても集客できるわけではないですし、適当に公式サイトを作っても誰も来ないし見ないです。
また、適当に企画を作って送っても、出版もプレスリリースも、メディアにも書籍もどこにも通りません。

大澤 要輔

試行錯誤しながら全て自分でやらなければならないため、集客は大変なんです。

大澤 要輔

これだけやれば絶対に上手くいきますと言ってる人は信じてはいけませんし、無料で簡単に誰でも集客できますというような魔法の杖は存在しないと思っていただいたら間違いないと思います。

Webhit 編集部

ありがとうございます。
とにかくお金をかけず自力でやるところと、広告を出して外注で回すところのバランスが取れておらず、極端にどちらかを選ぶ方も多いと思いますが、これはうまく織り交ぜた方がいいのでしょうか?
無料の集客と有料の集客は、どんなバランスが最適なのでしょう?

大澤 要輔

無料か有料かでバランスを取る必要はありません。それをシーソーの両端に乗せてバランスを取るというのは少し違うと思っていて、どちらかというと、役割と目的だと思います。

大澤 要輔

例えばSNSだと、何の目的で、どういう役割でやっているのかという施策ごとに決めるべきです。
そうすると役割と目的のバランスがとれます。

大澤 要輔

Web広告を新規顧客獲得の目的でやっている場合、役割としては弊社からの情報が届いてないお客様に対してこちらからプッシュ型で情報を見せに行くことは問題ありません。

大澤 要輔

しかし全く同じ役割をSNSで行うのは、結構無理筋なんですよね。
新規の集客で、例えばいきなりXのアカウントを立ち上げて、フォロワー0人の人が突然何かを発信したところで、即座にそれがバズることはありません。

大澤 要輔

TikTokとかではありますが、Xでは無理ですね。
Xは、そもそも媒体として、テキストが中心のコミュニケーションツールなので、いわゆるイメージというよりは代表や会社が持ってるノウハウや経験、エピソード、思い、事例などを公開していくという役割の方が合っています。

大澤 要輔

そのため、会社や代表に対してファンをつけていくという目的で用いるのが良いと思います。

大澤 要輔

また、他の施策の場合では、こういう役割・目的について考えるときに、自分たちがこのマーケティング全体でやっていきたいことを出していき、やっていきたいことが各施策に振り分けられているのか、役割と目的として分散されているのか、または、偏ってしまっているのかを把握することが大切です。

大澤 要輔

施策に当てはめられている役割や目的を、施策の集合体と自分たちがやりたいことがイコールになっているのかというところでバランスを取っていきましょう

目次 ー この記事で分かること ー

まとめ

Webhit 編集部

ありがとうございます。では、最後に今日のまとめとこの記事を見てくださっている方に一言お願いします。

大澤 要輔

はい、まず今回はお金をかけない集客の方法って何があるの?という話に関しては、大きく次の2パターンがあります。
①自分でゼロから発信して集客を完全にやっていくパターン
②もう一つが、集客力のある影響力を既に持っている何かに取り上げてもらうパターン

大澤 要輔

自分がゼロから発信して集客をするものは、例えばSNSとかWebサイトです。

大澤 要輔

影響力とか集客力があるものは、いわゆるプレスリリースで取り上げてくれるメディアや書籍などの世の中の媒体です。
そういったものに取り上げてもらうと、お金をかけずに集客できます。

大澤 要輔

ただし、これらは全て共通して非常に手間や時間がかかります。書籍を作るにも、今日明日にできるわけではなく、どんなに早くても、半年か1年先だったりします。

大澤 要輔

プレスリリースも、出したからといって確実にメディアに取り上げてもらえるのかというとそうではありません。
そのため、メディアに取り上げてもらえるようなプレスリリースはどういうものかというのは、当然試行錯誤と改善が必要になってきます。

大澤 要輔

SNSもそうですね。常日頃、コメントやいいねなどのリアクションをしたり、コミュニケーションを取ったりしながら、お客様に常に継続して価値を提供し続ける必要があります。更新も頻度高くやらなければなりません。

大澤 要輔

お金は確かにかからないんですが、非常に手間や時間がかかるというのは、このお金をかけない2つの集客パターンの共通事項になります。

大澤 要輔

「もっと簡単なものってないの?」とか「もっとこれだけやっておけばうまくいきます!みたいな、無料の集客の方法はないんですか?」ということに関しては、基本的にはありません。

大澤 要輔

これだけやったら、100%できるといったものはないです。それを期待しても世の中には存在しないため、みんないろいろ困ってるんですよね。

大澤 要輔

そのため、「これさえやれば……」というものを探してるんだとすれば、一刻も早くやめた方が良いと思います。

大澤 要輔

とはいえ、集客自体を簡単にすることは可能です。自分たちの商品を99%オフにしてばらまけばお客様は簡単に集まります。しかし、当然売上利益が担保されないため、売上利益や集客の数のバランスを探すことが絶対に必要です。

大澤 要輔

また「無料の集客は駄目そうだから有料の集客をすればいい」と、有料と無料で考える人もいますが、そもそも施策自体が無料でできるか有料できるかというよりは、その施策にどんな目的を与えてどういう役割を果たせるのかが重要になります。

大澤 要輔

新規集客やブランディング、ファン化を進める際に、重点や選択が非常に偏ってるのであれば、そのバランスを取らなければいけません。

大澤 要輔

全体的にお金をかけずにできる集客はあるものの、お金をかけない集客をやりたいという考えそのものが、スタート地点として少し間違っていると思います。

大澤 要輔

万が一、そこをスタートとして考えている方がいらっしゃったら非常に危険な状態なので、すぐに直していただいた方が良いというのが、私からのメッセージです。

Webhit 編集部

ありがとうございました。

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この記事の執筆者・監修者

大澤 要輔のアバター 大澤 要輔 『Webhit(ウェビット)』編集長

【プロフィール】
マーケティングメディア『Webhit(ウェビット)』の編集長。運営元の株式会社FlyEde 代表取締役を務める。中小企業経営者へのコンサルティングは累計3,000回以上。Webマーケティング × 組織構築 × 人材育成の3つの領域を中心に、年商5,000万円~数億円前後の領域で売上を伸ばす仕組みを構築。

【保有資格】
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目次 ー この記事で分かること ー