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Webマーケティング10の手法を適切なタイミングで使う方法を紹介

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「Webマーケティングを自分でやれるようにしたいけど、どれから手を出せばいいかわからない」

Webを利用して集客数を上げたいと考える方のなかには、「とりあえずサイト制作をしてみよう」「ImstagramやTwitterなどで発信してみよう」と、手法の目的や効果を知らずに取り組む方も少なくありません。Webマーケティングは、段階ごとに適した手法があります。そのため、計画なしに取り組んでも、時間も労力も無駄にしてしまいます。

本記事では、数あるWebマーケティングの手法の中から、どのマーケティングの段階でどの手法を使えばよいかわかる内容となっています。無料で使える分析ツールも紹介するので、まずは自分でWebマーケティングを始めたいと思っている方は、ぜひご覧ください。

目次 ー この記事で分かること ー

Webマーケティングとは?デジタルマーケティングとの違い

Webマーケティングとは、インターネットを活用して商品・サービスを販売するためのマーケティング手法です。具体的なものだと、Webサイト制作やSEO、Web広告運用、メールマガジンもWebマーケティングとして捉えられています。ターゲット顧客との関係性を強化して、より効果的な売上増加やブランド認知を目的にしているのが、Webマーケティングの特徴です。

Webマーケティングと混同されやすいものとしてデジタルマーケティングが挙げられますが、Webマーケティングとデジタルマーケティングの違いは、意味合いの広さです。デジタルマーケティングとは、デジタル技術を活用して行われるマーケティング全般を指します。Webだけでなく、AIやIoTの活用もデジタルマーケティングの中に入ります。

デジタルマーケティングという大きな枠組みの中に、Webマーケティングがあるという定義が一般的です。

プロモーション・集客に適したWebマーケティング手法4つ

Webマーケティングには、さまざまな種類があり、目的や段階に応じて使い分けるのが基本です。しかし、Webマーケティングの手法は、かなりの数があるので、どれを使えばよいのかわからないと思う方も多いでしょう。

ここでは、どのマーケティング手法を使えばよいかわかるように段階ごとに紹介します。まずは、プロモーション・集客に適したWebマーケティング手法は以下の4つです。

  • Webサイト制作
  • SEO対策
  • Web広告運用
  • SNS運用

それぞれ解説します。

Webサイト制作

Webサイトは、Webマーケティングの土台ともいえる部分です。Webサイトを持っていない方は、まず Webサイトの制作からスタートしましょう。

Webサイトは、オンライン上の会社の窓口です。Webマーケティングで集客に成功しても、会社の窓口(Webサイト)が魅力的でなければ、成約にまで至りません。自社の Webサイトがあれば、詳細なデータ分析が可能なので、今後の効果的な施策が考えやすくなります。

ほかのWebマーケティングよりも費用はかかりますが、ここは手を抜かないようにしましょう。SEO対策や広告運用、ブランディングといった、これから紹介するWebマーケティング手法の大部分に関わります。

SEO対策

SEO対策とは、狙ったキーワードで自社のWebサイトを検索上位に表示させる取り組みのことです。コストを抑えつつ長期的な集客ができます。しかし、成果が出るまでに3ヵ月以上かかることも珍しくありません。

長期的に成果を出すためには、ユーザーに役立つコンテンツを提供し続けることが必要です。その上、ただコンテンツを提供するだけでなく、自社の商品・サービスに合ったキーワードで上位を取らないと集客につながりません。

コンテンツを提供する以外にも、Webサイトの内部メンテナンスや外部メディアとの連携など、さまざまな手段で検索上位を狙います。Webマーケティングの中でも、多くの会社が集客装置として重宝している手法です。

Web広告運用

新規顧客の獲得を目的としたWeb広告運用は、大きく3つに分類できます。キーワードに連動して検索画面上部に表示されるリスティング広告、Webサイトやアプリの画面上に表示されるディスプレイ広告、InstagramやTwitterなどのSNSに表示されるSNS広告です。

リスティング広告は、広告費をかけることで自社サイトを狙ったキーワードの検索上位に表示できます。SEOと似ていますが、リスティング広告は費用をかけることで、短期間で成果を出せるのがSEOとの大きな違いです。ディスプレイ広告は、テキストだけでなく、画像や動画を広告として出せるので集客だけでなくブランディングにも活用できます。

SNS広告も画像や動画を広告で出せるだけでなく、どのSNSを利用するかによってターゲットを絞れるのが特徴です。商品・サービスの訴求がターゲットに深く刺さりやすく、うまくハマれば、顧客の口コミから一気に認知度を上げられます。

SNS運用

SNS運用は、自社でSNSアカウントを作成し、プロモーションをしていくマーケティング手法です。時間はかかりますが、フォロワーが増えれば、高い集客効果を発揮します。ブランディングとしても活用できるでしょう。

SEOと同じくユーザーにとって有益な情報を提供し続ける必要があり、初期費用が抑えられる分、ランニングコストが発生します。さらに、SNSの場合、SNSごとに効果的な運用方法が異なるうえ、歴史も浅いためノウハウを蓄積しづらいのが特徴です。

SNSは顧客との距離感が近くなる分、集客だけでなく成約率も高くなります。ただ、SNS自体いつサービス終了するのかわからないので、リスクとリターンのバランスを考える必要があります。

成約率を上げるWebマーケティング手法3つ

集客がうまくいっても、そこから成約につながらなければ、自社の売上にはつながりません。ここでは、自社の商品・サービスを認知したユーザーに対して、成約率を上げるマーケティング手法を3つ紹介します。

  • LPO(Landing Page Optimization)
  • EFO(Entry Form Optimization)
  • アフィリエイト広告

それぞれ解説します。

LPO(Landing Page Optimization)

成約率を上げる Webマーケティングとして、LP(ランディングページ)の運用が挙げられます。LPとはユーザーの問い合わせや資料請求、商品購入などの成約につながるアクションを働きかけるための縦長のWebページです。

LPOはLPをより効果的に運用する施策のことで、「ランディングページ最適化」と訳されます。分析ツールを導入すると、LPのどの部分で離脱しているのか、どのくらい滞在しているのかわかり、効果測定に役立ちます。

測定したデータをもとに離脱率の高い個所やLP自体を作り直し、テストを繰り返しながら成約率を高めていきましょう。

EFO(Entry Form Optimization)

LPOと併せて取り組みたいのが、EFOです。「エントリーフォーム最適化」を意味します。エントリーフォームとは、自社の商品やサービスを購入・利用するためにユーザー情報を入力するところです。ここが入力しにくかったり、わかりにくかったりすると、購入意思のあるユーザーまでも逃してしまいます。

例えば、決済情報を入力するフォームをAmazonペイにして、ユーザーが入力する手間を減らすのもEFOの一つです。

エントリフォームはLPの下部にあることが多いので、LPOと併せてEFOすれば、さらに成約率向上につながるでしょう。もちろん、公式サイトのエントリーフォームに対しても有効です。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、ブロガーやインフルエンサーに自社製品を紹介してもらう施策です。広告費を抑えつつ、多くのユーザーにアプローチできるのが特徴です。また、優秀なブロガーやインフルエンサーに紹介してもらえれば、成約率UPにもつながります。

ただし、自社で紹介するわけではないため、管理体制の整備が必要です。誇大広告やブランドイメージが低下する恐れもあるので、会社のリスクマネジメント力が試されます。以前までは、ブログ中心のアフィリエイト広告が多かったのですが、近年では、YouTubeを筆頭に動画を活用したアフィリエイト広告が増えています。

リピーターを増やすWebマーケティング手法3つ

商品・サービスを1回の利用で終わらせてしまわないように、リピーターを増やす施策を導入しましょう。リピーターを増やすためのWebマーケティング手法は以下の3つです。

  • リターゲティング広告
  • メールマガジン
  • 公式LINE

それぞれ解説します。

リターゲティング広告

リターゲティング広告とは、一度自社のサイトに訪問したユーザーに対して、一定期間を置いてから、改めて自社の広告を表示させるWeb広告です。一度利用してくれたユーザーに訴求できるのはもちろん、購入を諦めてしまったユーザーにも訴求できます。

ターゲットを絞って広告を出せるので、ほかのWeb広告よりも低コストで運用できるのが特徴です。一方で、ユーザーによっては比較検討の末、購入を辞めた商品の広告が何回も表示されるため、しつこいという印象を持つ方も一定数います。再表示させる間隔を長くしたり、購入したユーザーにしか再表示させないようにしたりするなど、ユーザーへの配慮を欠かさないようにしましょう。

メールマガジン

メールマガジンは、顧客の登録情報をもとに、新商品の提案やお得な情報をメールで告知するマーケティング手法です。DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)と合わせて利用します。DRMとは、顧客とコミュニケーションを通じて、長期間関わり続けることで、信頼を構築し自社のファン・リピーターになってもらう施策です。

信頼関係が構築できれば、購入した商品の上位版の販売(アップセル)や、ほかの商品との併売(クロスセル)につなげやすくなり、顧客生涯価値(LTV)向上に一役買うでしょう。

公式LINE

公式LINEもメールマガジンと同様に、DRMを活用します。基本的な運用方法は、メールマガジンと変わりませんが、メールマガジンと比べて開封率が高いのが特徴です。クーポンやポイントカード機能もつけられるため、登録してくれるきっかけは作りやすくなっています。ただし、LINEだとメールと違って簡単にブロックされてしまうので、運用には細心の注意が必要です。

チャットで顧客とやりとりできるため、顧客からのコメント返信率も高いのがポイントです。そのため、現在のDRMは公式LINEが主流になりつつあります。

Webマーケティングに有効な無料ツール

Webマーケティングは、Webサイトの運用が基本となります。ここでは、Webサイトを上手く運用するために必須ともいえるツールを紹介します。

以下3つのツールは、すべて無料で使えるので、ぜひWebマーケティングに活用してください。

  • Googleアナリティクス
  • Googleキーワードプランナー
  • Googleサーチコンソール

1つずつ解説していきます。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、Googleが提供するアクセス解析ツールです。導入することで、どのページの閲覧が多いか、どのボタンを何回クリックしたかもデータとして収集できます。

詳細なデータを収集できるので、効果的なマーケティング施策を考えやすくなります。Googleが提供する「Googleアナリティクスアカデミー(無料)」で学習して、基本的な使い方はマスターしておきましょう。

Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、Web広告を運用する上で必須ツールです。検索結果画面の上部に、掲載するときのキーワード入札単価やクリック数、平均クリック単価などが確認できます。

また、検索キーワードの月間検索ボリュームや検索キーワードに対して競合が多いのかどうかもわかるので、SEO対策に役立ちます。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、自社の Webサイトのキーワード検索順位や流入検索ワード、PV数、クリック率などがわかるツールです。Googleアナリティクスが、サイトに訪問したユーザーの分析ができるのに対し、サーチコンソールは、サイトに訪問する前のユーザーを分析できます。SEOの観点から自社サイトの課題発見もできます。Webマーケティングツールとして必須です。

まとめ

Webマーケティングの手法は、ただ実行するだけでは意味がありません。段階ごとに適した手法があります。本記事では、Webマーケティングの手法を施策段階ごとに紹介しました。自社で Webマーケティングを行う場合は、ぜひ参考にしてください。

Webhit(ウェビット)では主に中小企業がWebマーケティング、Web集客を行う上でのお悩みを解決するような情報を発信しております。気になられた方はぜひ、ほかの記事もご覧ください。

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この記事を書いた人

大澤 要輔のアバター 大澤 要輔 『Webhit(ウェビット)』編集長

【プロフィール】
マーケティングメディア『Webhit(ウェビット)』の編集長。運営元の株式会社FlyEde 代表取締役を務める。中小企業経営者へのコンサルティングは累計3,000回以上。Webマーケティング × 組織構築 × 人材育成の3つの領域を中心に、年商5,000万円~数億円前後の領域で売上を伸ばす仕組みを構築。

【保有資格】
上級ウェブ解析士
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Google広告 各種資格
Yahoo!広告 各種資格

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