「Instagram集客を行いたいが、自社に適しているかわからない」
「Instagram、集客のコツがわからない」
SNSマーケティングに取り組むにあたって、Instagram集客を選択したものの、そもそも自社に向いているのかがわからない担当者の方も多いのではないでしょうか。Instagram集客はFacebookやX(旧Twitter)などの他SNSとは異なり、さまざまメリットがあります。そこで本記事では、Instagramと他SNSの違いや集客に適している理由、集客のコツなどを徹底解説します。Instagram集客で悩んでいる担当者は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
Instagram集客とは?
Instagramとは、その名の通りInstagramを用いた集客方法です。ソーシャルプラットフォームであるInstagramを活用し、自社のブランド・製品、またはサービスなどを発信していきます。このようにInstagramで発信していき、最終的にはフォロワー・顧客の獲得へとつなげていきます。
Instagramは写真・動画がメインとなっているため、デザイン性に優れているものや言語で魅力を伝えるのが難しい商品の宣伝に最適です。さらに投稿へのコメントやダイレクトメッセージを通して、ユーザーとの交流も可能です。
Instagramと他SNSの違い
Instagramと他SNSはさまざまな違いがあります。最も利用者が多いのはFacebookであるものの、友人間の投稿が優先して表示されるため、企業のプロモーションなどを発信するには適しません。
企業アカウントとして運用するには、InstagramやXがおすすめです。
画像・動画がメイン アクティブユーザー数は13億5万人 年齢層は10〜50代と非常に幅広い | |
X(Twitter) | 140字の文字数制限(Twitter Blue契約者は全角で2,000字の投稿が可能)で匿名性が強い アクティブユーザー数は3億3,300万人 年齢層は10〜20代と若年層が中心 |
TikTok | 短尺の縦長動画がメイン アクティブユーザー数は10億人以上 年齢層は10代が圧倒的 |
友人間の大きなイベントの報告投稿などが多い アクティブユーザー数は30億3,000万人 年齢層は20代以降が圧倒的 |
Instagramが集客に最適な理由
Instagramが集客に最適な理由は主に以下の3つです。
- ユーザーに商品の魅力を伝えやすい
- 利用者の年齢層が広い
- ユーザーの反応を直接確認できる
ここでは、それぞれの理由を紹介します。
ユーザーに商品の魅力を伝えやすい
Instagramは画像や動画がメインであるため、視覚的なアピールに効果的です。テキストのみよりも商品の魅力を伝えやすく、ユーザーは商品を手に取ったときのイメージをしやすくなります。
特に食べ物やホテルといった映え要素が含まれるものは、言葉で説明するより動画・写真のほうが伝わりやすく、まさにInstagramが最適です。さらにInstagram内に購入ページへすぐ飛べるよう設定でき、購入までの導線を設置しやすいのもInstagramの魅力です。
利用者の年齢層が広い
Instagramは10代から20代女性の利用者が多いとされていたものの、現在は幅広い年齢層のユーザーが利用しています。世界・国内ともに月間利用者が多く、集客に活用する価値のあるプラットフォームです。
気軽に投稿できるストーリーズやリールなどの実装によって、今後も利用者の増加が見込めます。
もしも取り扱う商材・サービスがInstagram集客に適していれば、効率的に集客できるでしょう。
ユーザーの反応を直接確認できる
Instagramでは、投稿やリール・ストーリーズなどを通して、ユーザーとのコミュニケーションを取れます。SNSが急速に普及したのはここ数年であり、マスメディアが主流のときは企業が一方的な発信をし、ユーザーの反応を把握することはできませんでした。
しかしInstagramであれば、ユーザーとコミュニケーションを取れるためユーザーニーズを把握しやすく、商品やサービスへのリアルな反応がわかります。さらにユーザーとの心理的な距離が縮まり、優良顧客の育成やファン化につながります。
Instagram集客が向いている企業の特徴
Instagramにはさまざまな魅力がありますが、すべての企業がInstagram集客に向いているわけではありません。Instagram集客が向いているのは、主に以下の3つです。
- デザイン性に優れている・文章で説明するのが難しい商品を扱っている
- Instagramの利用者層とターゲット層が一致している
- 継続して運用ができる
ここでは、それぞれの企業の特徴を紹介します。
デザイン性に優れている・文章で説明するのが難しい商品を扱っている
Instagramは動画・画像がメインとなっています。したがって、扱っている商品・サービスの特徴を視覚的、文で説明するのが難しい場合はInstagramが最適です。具体的には、商品以外にもお店やホテルを運営している、写真写りがよい商材も該当します。
ただし、写真・動画で商品の魅力を伝えるには、動画技術の知識が必須です。動画・画像の技術がなければ、デザイン性に優れていたとしても魅力を伝えきれません。
Instagramの利用者層とターゲット層が一致している
Instagramは幅広いユーザー層が利用していますが、主に女性の利用者が多くなっています。そのため、女性向けの製品や雑誌を扱うInstagramの活用がおすすめです。
とはいっても、Instagramは比較的年齢層が幅広く、男女の利用者に大きな差があるわけではありません。したがって、視覚的にアピールできる商品であれば、Instagram運用に取り組む価値は十分にあります。
もしもInstagramの利用者層とターゲット層が一致していないなら、ほかのSNSを検討してみましょう。自社のターゲット層と、SNSのマーケティングの市場が合っているか見分けるのが成功のポイントです。
継続して運用ができる
最後は、継続して運用ができる企業です。すでにSNSマーケティングに取り組んだことのある企業ならわかると思いますが、集客はすぐに結果が出るものではありません。
長期的に取り組むものであり、継続して運用するのが大前提です。つまり、リソースも必要になります。したがって、Instagramを使って集客を行う場合は継続して運用できる環境が整ってからにしましょう。もしもリソースが確保できない場合は、SNSマーケティング会社に依頼するのも1つの方法です。いずれも、Instagram集客を含め、集客を行う上で継続した運用は必要不可欠です。
Instagram集客のコツ
Instagram集客にはさまざまなコツがありますが、具体的には主に以下の5つです。
- ハッシュタグを使いこなす
- ユーザーにとって必要な情報を記載する
- 毎日投稿する
- 投稿内容を統一する
- インフルエンサーとコラボする
ここで紹介する集客のコツを押さえて、Instagram集客を成功させましょう。
ハッシュタグを使いこなす
ハッシュタグを使いこなしましょう。ユーザーが情報収集をする際は、ハッシュタグを利用しています。したがって、投稿にハッシュタグを設置することで、企業の認知度を高めたり、商品への誘導ができたりします。
Instagramのハッシュタグ選定では、自社製品やユーザーニーズに関連性のある物をつけたり、投稿内容に適したものをつけたりしましょう。投稿とは関係のないハッシュタグを設置すると、かえってユーザーから不信感を抱かれたり、集客につながらなかったりするため要注意です。なお、企業独自のハッシュタグをつけてもらうのも、企業認知度を高める1つの方法です。
ユーザーにとって必要な情報を記載する
Instagramは写真・動画等がメインであるものの、ユーザーにとって必要な情報が記載されていなければ集客にはつながりません。具体的には、商品を投稿するのならばその商品の値段、特徴など、ユーザーが知りたいことを記載するべきです。
ユーザーが必要としている情報を記載しないと、投稿を見ただけで満足してしまい、深く興味を持つことはありません。もしも自分がユーザーだったときはどのような情報を知りたいのか、考えてみましょう。
毎日投稿する
Instagram集客はすぐに成果が出るものではなく、毎日投稿をするのが重要です。毎日投稿をしないとユーザーからは更新頻度が低いと思われて、「フォローする必要はない」と思われたり、そもそもアカウント自体の認知度が低く見つからなかったりする恐れがあります。
アカウントの認知度を高め、フォロワー数を増やすためには、欠かさず毎日投稿を行うべきです。ただし、数ヶ月以上取り組んでもフォロワー数が一向に増えない場合、運用の仕方に問題があるかもしれません。投稿の内容に問題はないか、狙っているユーザーを惹きつける内容となっているか確認しましょう。
投稿内容を統一する
投稿が統一していると、それを見たユーザーの心を惹きつけることができます。色味がバラバラでも投稿の雰囲気を統一することはできるものの、難易度は高いです。したがって、簡単に統一感を出したいのであれば、あらかじめ文の構造や画像の色味を決めておくのがおすすめです。ユーザーが惹きつけられるような投稿を意識しましょう。
インフルエンサーとコラボする
影響力のあるインフルエンサーとコラボすれば、拡散が期待できます。公式のInstagramアカウントのフォロワーを増やすには時間がかかるものの、知名度のあるインフルエンサーとのコラボをすれば、短時間でフォロワーを増やす可能性があります。
ただし、インフルエンサーのファン層と自社のターゲット層が一致していなければなりません。したがって、依頼するインフルエンサーは慎重に選びましょう。さらに投稿に広告・PRをつけないとステマ(消費者に特定の商品やサービスについて、宣伝と伝えずに商品を宣伝する行為)になってしまうため、必ず投稿に宣伝である表記をつけましょう。
Instagram集客をする上での注意点
Instagram集客をする上で、さまざまな注意点があります。
具体的な注意点は、主に以下の3つです。
- 途中から投稿の雰囲気を変えない
- ターゲット層ではないユーザーをフォローしない
- 世界に発信しているとの意識を持つ
ここでは、それぞれの注意点を紹介します。
途中から投稿の雰囲気を変えない
途中から投稿の雰囲気を変えないようにしましょう。途中から投稿の雰囲気を変えるのは、Instagramのよくある失敗例の1つに当てはまります。投稿の途中で色味やトンマナを変えると、アカウントの統一性が失われてしまい、ユーザーから違和感を抱かれる原因となります。
具体的には、 今までシンプルの写真がメインだったにもかかわらず、急に写真にテキストやスタンプを入れる、画像に白枠があったのに急になくすなどすると、アカウントの世界観が崩れてしまいます。途中で投稿を変えたくなった場合は、過去の投稿をアーカイブにして見えないようにしましょう。
ターゲット層ではないユーザーをフォローしない
ターゲット層ではないユーザーをフォローしないようにしましょう。前提として、Instagram集客は事業との関わりのあるユーザーでないと意味がありません。仮にターゲット層ではないユーザーをフォローしたとしても、集客にはつながらないうえ、フォローバックを得られるとは限りません。
フォローバックされたとしても、企業アカウントでフォロー数が多いと違和感を抱かれてしまいます。企業とは関係のないフォロワーを増やすのではなく、関連のあるユーザーとの繋がりを意識しましょう。
世界に発信しているとの意識を持つ
世界に発信しているとの意識を持つようにしてください。Instagramの投稿自体は特定の層をターゲットにしているとしても、実際に投稿を見れるのは全世界のユーザーです。誰かを故意に傷つけたり、不快にさせたりする投稿内容は当然NGです。
読者を不快にさせる投稿をすると、企業へのイメージは大きなマイナスになります。投稿前は複数人で確認して問題がないか確認したり、投稿のルールを定めたりして、炎上しないよう対策をしましょう。
まとめ
この記事では、Instagram集客のコツや注意点などを徹底解説しました。Instagram集客を成功させるまでには時間がかかりますが、ポイントと注意点を押さえることで、成果が出る可能性が高まります。
本記事で紹介した内容をもとにして、Instagram集客に取り組んでいきましょう。
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