「 マーケティングを学びたいがおすすめの本がわからない」
「 マーケティングの本の選び方は?」
マーケティング担当者の中には、上記のような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?マーケティングではさまざまな専門用語が使われるうえ、覚えることも多いことから、本で学ぶ方も多いでしょう。
そこで本記事では、マーケティング入門におすすめの本から選び方を紹介します。併せて、マーケティングの基礎知識も解説しますので、ビジネスにマーケティングを取り入れ事業拡大を狙う方はぜひ参考にしてください。
本を選ぶ前に押さえたいマーケティングとは?
本を選ぶ前に、基礎知識であるマーケティングの知識を押さえておきましょう。マーケティングとは、商品やサービスを売れるようにする仕組み作りです。商品自体がよくとも、上手にアピールができないと競合他社に埋もれてしまいます。
そこで商品・製品を売れるようにするのが、マーケティングです。マーケティングは事業を維持するために欠かせない活動であり、自社が顧客に提供できる価値を明確化してアプローチをしていきます。
現代はスマートフォンなどの普及によってSNSやインターネットが普及し、顧客の消費行動が変化しています。マーケティングを成功させるには、時代に合わせた手段を選ぶのがポイントです。
マーケティングの役割と重要性
ここでは、さらに詳しくマーケティングの役割と重要性を詳しく解説します。マーケティングは事業維持に欠かせないため、まずはどのような効果を得られるのか整理しましょう。
消費者のニーズを把握できる
マーケティングに成功すると商品が売れるようになるのは、マーケティングによって消費者のニーズを把握できるためです。ただし、消費者ニーズといっても大まかな枠組みではありません。
マーケティングで把握できるのは、自社の強みや競合他社を分析した上での細かい消費者ニーズになります。特に競合他社が多く存在している事業では、ただ消費者ニーズを把握するだけでは不十分です。
さまざまな観点から競合他社、自社の強みを把握し、顧客のニーズに合わせた商品を販売していきましょう。
顧客満足度の上昇
マーケティングの知識は、顧客満足度の上昇にも欠かせません。顧客満足度を上げると、継続的にサービス・商品を利用してもらえるだけではなく、口コミや人づてに評価が上がり、リピーターも増えていきます。結果的に客単価を上げやすくなり、事業維持がしやすくなります。顧客満足度を上げないと、顧客は一時的に満足するだけでリピーターにはなりません。
そうなれば、競合他社に破れて事業維持が難しくなります。顧客・社会に提供できる価値を考え続け、満足できる商品・サービスを作っていきましょう。
マーケティング入門の本の選び方
マーケティング入門の本といっても、さまざまな本があります。
初心者の方が自分に適した本を選ぶためには、以下の項目を意識しましょう。
- 発行日が新しいか
- 本の内容が自分の環境で役立つか
- 専門用語の解説から入っているか
- 初心者でも理解しやすい本を選ぶ
これから紹介する選び方を押さえて、自分に合ったマーケティングの本を見つけましょう。
発行日が新しいか
発行日が古いマーケティングの本では、記載されている情報が正しくないことがあります。マーケティングは周囲の環境や業界、顧客の変化によってアプローチが異なり、さまざまな知識が求められます。
特に現在のようにインターネットが一般的になった場合は、SNSの知識が欠かせません。だからこそ、マスメディアが一般的だったときのマーケティング本よりも、SNSに関して記載されている本がおすすめです。
ただし、古い本すべてが不要な知識ではありません。古い本の中には、現在主流とされているマーケティング手法のベースとなる概念が記載されているものもあります。口コミなども調べて、どのような内容が記載されているか確認してください。
本の内容が自分の環境で役立つか
マーケティングの知識をどのように活用したいのかも、大事なポイントです。本で得た知識をどのように活用したいのか、自身のマーケティングの理解度などによっても、読むべきマーケティングの本も変わってきます。
例えば、自社のマーケティング戦略に活かせる知識を習得したいのならば、成功事例が紹介された本がおすすめです。一方、マーケティング担当であれば、手法よりもマーケティングの基礎や概念などを学べる本がおすすめです。まずは、「マーケティングをなぜ学びたいのか」から考えてみましょう。
専門用語の解説から入っているか
マーケティングではさまざまな専門用語が使われます。例えば、見込み顧客に自社を見つけてもらうインバウンドマーケティング、一定の期間内利用できる契約のサブスクリプションといった用語があります。
このような専門用語は数十種類もあり、知識がない状態でマーケティングの実践の本を買っても理解が進みません。マーケティングの本には、専門用語を解説している本もあります。
専門用語がわからない方は、まずは用語解説集を購入して理解を深めてから、実践や基礎知識の本を買うのがおすすめです。
初心者でも理解しやすい本を選ぶ
最も重要なのが、初心者でも理解しやすい本を選ぶことです。マーケティングの本はいくつもありますが、中には上級者でないと理解できない本もたくさんあります。
たとえ好評な本であったとしても、上級者向けの内容であれば、初心者が理解するのは困難です。したがって、初めは初心者でも理解しやすい本から手に取りましょう。
そして基本的な部分が理解できてから、上級者向けの本を購入したほうが理解もスムーズにいきます。特に図解が使われている本であれば、理解しやすくおすすめです。
マーケティング入門におすすめの本8選
ここでは、マーケティング入門におすすめの本である、以下の8つを紹介します。
- 100円のコーラを1000円で売る方法
- 弱者でも勝てるモノの売り方
- 新訳 ハイパワー・マーケティング
- 改訂版 マーケティング用語図鑑
- 不変のマーケティング
- 「マーケティング」基本の入門書
- ドリルを売るには穴を売れ
- 失敗から学ぶマーケティング
初心者でマーケティング本選びに困っている方は、ぜひ参考にしてください。
100円のコーラを1000円で売る方法
「100円のコーラを1,000円で売る方法」のおすすめポイントは、以下の3つです。
- 物語形式で読みやすい
- マーケティングの基礎的な理論がわかりやすく記載されている
- 具体的な事例を挙げながら解説されている
マーケティングの基礎となる考え方を物語形式で解説しており、初めて読む方でも理解しやすいのが魅力です。ほかの本では理解が難しいといった方も、こちらの本であれば楽しく読み進められるでしょう。
実際、口コミでは「ビジネスの本質に気づける本」「ストーリーでわかりやすく頭に入りやすい」と好評です。
著者 | 永井 孝尚 |
発行年 | 2011年11月28日 |
ページ数 | 221ページ |
弱者でも勝てるモノの売り方 お金をかけずに売上を上げるマーケティング入門
「弱者でも勝てるモノの売り方 お金をかけずに売上を上げるマーケティング入門」のおすすめポイントは、以下の3つです。
- ページ数が少なく最後まで読みやすい
- 子どもでも理解しやすい説明文
- マーケティングに必要な知識が解説されている
こちらの本は、女性のマーケティング戦略コンサルタントが執筆したマーケティング入門書です。子どもでも理解しやすい説明文で、マーケティングに必要な知識が解説されています。
口コミでは「とてもわかりやすい」「実践的で役に立った」との内容が多くあります。
著者 | 上杉惠理子 |
発行年 | 2019年4月13日 |
ページ数 | 144ページ |
新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方
『新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方』のおすすめポイントは、以下の3つです。
- ビジネスの本質がわかる内容となっている
- マーケティングの基礎から実践まで学べる
- 多くの企業が使っている手法を取り上げている
こちらの本は、マーケターのバイブルと称賛される伝説の名著といわれています。マーケティングの基礎から実践まで学べますが、実戦向きとなっている本です。多くの企業が使っている手法も取り上げているため、マーケティングをより深く学びたい方におすすめです。
口コミでは「マーケティングの基礎から哲学まで学べる」「初心者には良書」との評価が多くあります。
著者 | ジェイ・エイブラハム |
発行年 | 2017年10月27日 |
ページ数 | 312ページ |
改訂版 マーケティング用語図鑑
「改訂版 マーケティング用語図鑑」のおすすめポイントは、以下の3つです。
- マーケティングに必要な用語を解説している
- イラスト解説でわかりやすい
- 辞書のように活用できる
こちらは、マーケティングで使われる用語をわかりやすく解説した本です。具体的には定性調査やA/Bテストといった用語が解説されています。マーケティング用語を理解していないと実践の本を理解するのが難しいこともあるため、初心者の方はまずこちらから読み進めてみるのもおすすめです。
口コミでは「辞書的に利用している」「マーケティング用語が網羅的に乗っている」との評判です。
著者 | 野上 眞一 |
発行年 | 2021年2月11日 |
ページ数 | 304ページ |
不変のマーケティング
「不変のマーケティング」のおすすめポイントは、以下の3つです。
- マーケティングの基礎である顧客を集める仕組みを解説している
- 人間の本質を理解でき何年経っても活用できる
- マーケティングを学ぶすべての方におすすめ
こちらは、マーケティングの基礎である顧客を集める仕組みを理解できる本です。人間の本質も理解できる内容ともなっており、何年経っても活用できる知識を身につけられます。
口コミでは、「古いマーケティング手法と思ったが、活用できる内容となっている」「マーケティングの本質が詰まっている」と好評です。
著者 | 神田 昌典 |
発行年 | 2014年2月8日 |
ページ数 | 293ページ |
「マーケティング」基本の入門書
『「マーケティング」基本の入門書』のおすすめポイントは、以下の3つです。
- マーケティングの基礎的な内容が網羅されている
- 豊富な図解で理解しやすい
- 初めての本におすすめ
こちらの本は、マーケティングの基礎を網羅している入門書です。初心者でも理解しやすいよう、図解で解説しています。マーケティングをこれから学ぶ方はもちろん、学び直したい方にもおすすめの本です。口コミでは、「わかりやすい文章」「マーケティングへの理解を深めるのによい」との評判があります。
著者 | 山本和実 |
発行年 | 2009年2月18日 |
ページ数 | 192ページ |
ドリルを売るには穴を売れ
「ドリルを売るには穴を売れ」のおすすめポイントは、以下の3つです。
- 基本的な理論を実践的にわかりやすく解説
- 経営に近い視点からマーケティングを学べる
- マーケティングの本質を理解できる
こちらの本は、物語形式でマーケティングの基本的な理論を実践的にわかりやすく解説しています。1冊でマーケティングを理解したい方におすすめです。口コミでは、「ストーリー仕立てで非常に読みやすい」「本質が描かれている良書」との評価が多くあります。
著者 | 佐藤 義典 |
発行年 | 2006年12月23日 |
ページ数 | 256ページ |
失敗から学ぶマーケティング 売れないモノには理由がある
「失敗から学ぶマーケティング 売れないモノには理由がある」のおすすめポイントは、以下の3つです。
- 失敗事例からマーケティングを学べる
- 使える実践方法も解説している
- マーケティングを深く学べる
こちらは、失敗からマーケティングを学ぶ新しい視点の本です。うまく行かないマーケティングをもとに、成功確率を上げる方法や使える実践方法を解説しています。500ページとボリュームがありますが、ストーリー仕立ての構成と初心者でもわかりやすい、かみ砕いた表現でスラスラと読みやすい1冊です。
口コミでは、「実務に使えるマーケティング書」「勉強になる部分が非常に多い」と好評です。
著者 | 森 行生 |
発行年 | 2021年12月3日 |
ページ数 | 512ページ |
まとめ
この記事では、マーケティング入門におすすめの本から選び方を詳しく解説しました。初心者がマーケティング入門書を選ぶときは、自身の理解度やどのように知識を活用したいのか、といった観点から選ぶことをおすすめします。本記事で紹介した内容をもとにして、自分に合ったマーケティングの本を見つけましょう。
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