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インスタで集客を成功させるコツは?注意点と共に解説

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近年、Instagram(以下、インスタ)は広告やCMのように集客するためのツールとして活用されています。インスタによる集客はさまざまなメリットがありますが、集客の効果を最大限に得るにはコツを押さえることも重要です。

また、すべての企業や店舗がインスタでの集客に適しているわけではありません。自社サービスはインスタでの集客に向いているかを事前に調査することも大切です。

本記事では、インスタで集客する方法や押さえておくべきコツ、注意点を紹介します。インスタアカウントを持っているが今ひとつ集客に活用し切れず悩んでいる方は、参考にしてください。

目次 ー この記事で分かること ー

インスタでの集客方法が注目されている理由

インスタは、以下の点から集客方法に活用できると注目されています。

  • 多くの人々の目に宣伝が留りやすい
  • 宣伝をリアルタイムに行なえる
  • サービスや商品を視覚的に訴えられる
  • ユーザーの行動を促しやすい
  • ユーザーと交流しやすい

以下、1つずつ詳しく紹介していきます。

多くの人々の目に宣伝が留りやすい

インスタでの集客方法が注目されている理由は、宣伝がスピーディーかつ、10代~60代までの幅広い年代の目に留まりやすいためです。総務省情報通信政策研究所が発表した「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、10代~60代までの全年代で平日のインターネットの平均利用時間が、テレビのリアルタイム視聴の平均利用時間を追い越しています。

つまり、10代・20代の若い世代にとどまらず、30代以降の世代でもリアルタイムでの情報収集手段がテレビからインターネットに移っているということです。

その中でもインスタは、LINEやYoutubeに次いで利用率が高い状態です。テレビ離れとともにSNSによる広告が浸透してきている中、高額な費用をかけてテレビでCMを流すより、インスタで宣伝をした方が費用対効果が高いといえるでしょう。

参照:「令和3年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

宣伝をリアルタイムに行なえる

近年はタイムパフォーマンスを重視する10代~20代前半のZ世代を中心に、宣伝をリアルタイムで行うケースが増えています。

例えば、売出しなどのイベントも新聞の折り込みチラシやTVCMで宣伝するより、「明日は売出し」「今日の特売はコレ」と前日〜当日にかけてインスタにアップした方が目に留まりやすい傾向にあります。

また、イベントが何日も続く場合は、その日の見所などを当日の朝に配信すれば、新しい顧客を獲得しやすくなります。思い立ったらすぐに宣伝が打てることも、インスタで集客をするメリットです。

サービスや商品を視覚的に訴えられる

インスタを利用すれば、自社のサービスや製品を写真や動画で視覚的に訴求し、効果的な宣伝活動ができます。テレビCMや折り込み広告でも動画や写真は使えますが、視聴者の印象に強く残る宣伝を作るには多額の費用がかかります。

一方のインスタは、アイディアさえあれば自分たちで効果的な宣伝を作成でき、多くのユーザーに見てもらえます。インスタはすべてのツールを無料で使え、かつ広告費も自分で設定可能なため、低予算から始められるのがポイントです。

インスタの広告はリアルタイムで閲覧者数がチェックできるため、トライアンドエラーもしやすいでしょう。広告を何度も出稿しているうちに、より集客しやすい広告の傾向も掴めます。

ユーザーの行動を促しやすい

インスタは宣伝とともに購入や予約のページリンクを貼れることもメリットにあげられます。ユーザーが宣伝を見て「欲しいな」「利用したいな」と思ったタイミングで、すぐに商品を購入したりサービス利用の申し込みができたりする導線があれば、購入のチャンスを逃しません。

既存の宣伝では購買意欲がわいても、アクションを起こすまでに時間と手間がかかり、結果として顧客獲得につながらないケースもあります。その点、宣伝から購入までの導線を整えやすいインスタは、見込み客を顧客にする手段として優れているといえるでしょう。

ユーザーと交流しやすい

インスタでは、コメント欄やDMを通して顧客やユーザーと交流できます。リアルタイムで利用者の意見を聞けるのは大きなメリットといえるでしょう。商品やサービスについて忖度のない意見を聞ければ、サービスや商品の品質向上に役立ちます。

また、顧客やユーザーとの交流を深めることで、製品やサービスはもちろんのこと、会社やお店のファンを増やすことにもつながります。

例えば、インスタの投稿が面白いので顧客やユーザーが増えるケースもあるでしょう。また、顧客の意見や要望を企業が聴く姿勢を見せることで、好感をもたれやすくなります。

インスタで集客する方法|インスタ集客を成功させるコツ

「インスタが集客に役立つことはわかったが、具体的にどうすれば集客に成功するのかわからない」と悩んでいる方もいるかもしれません。
ここでは、インスタを使った集客を成功させるコツを紹介します。自社に合う方法を実践してください。

定期的に投稿する

インスタを集客に活用するためには、定期的な投稿を心がけましょう。セールなど宣伝時のみに投稿するなら、フォローするメリットが感じられにくくフォロワーは増えません。

ただし、あまりにも投稿回数が多いと、顧客に伝えたい投稿が埋もれてしまいます。そのため、お店やサービスに関する投稿は1日に1回、もしくは2〜3日に1度程度がおすすめです。

もし、セールを開催するのであれば、1週間前から毎日カウントダウンを行い、目玉商品やサービスを1日に1つずつ紹介するのもよいかもしれません。フォロワーの購買意欲を高めるだけでなく「行ってみたい」といった期待感も高められます。

ハッシュタグを付ける

インスタへの投稿にハッシュタグを付ければ、投稿しているトピックや話題を検索しているユーザーの目に留まりやすくなります。

また、ハッシュタグには流行があり、特定のキーワードが突如注目を集めることもあります。常日頃からハッシュタグの流行に目を配っていると、投稿に注目を集めるために活用もできるでしょう。

そして、企業独自のハッシュタグを作り、その認知度が高まればハッシュタグをブランディング化できます。ハッシュタグを上手に活用する方法をいろいろと考えてみましょう。

インスタの機能をできる範囲で活用する

インスタには、24時間限定でスライドショーのような投稿ができるストーリーズ機能や、15秒~90秒の短尺ショート動画を投稿できるリールなどさまざまな機能があります。集客効果を高めるには、ストーリーズ機能やリールも活用しましょう。

例えば、24時間で消えるストーリーズの特徴を活かして限定情報を配信すれば、それを目当てにしたフォロワーを増やせます。また、通常投稿した動画のダイジェスト版をリールで投稿すれば、忙しく過ごしている方にも手早く商品やサービスの魅力を伝えられるでしょう。

キャンペーンを打つ

インスタをフォローしてくれたらクーポンを配布、料金を割引するなどのキャンペーンも集客には効果的です。インスタのユーザーに「このアカウントをフォローしたら、メリットがある」と実感してもらえれば、フォロワーは増えていくでしょう。

キャンペーンの宣伝には、X(旧Twitter)やFacebookなどほかのSNSも活用したり、実店舗で呼びかけたりして複数媒体と連動させるのも効果的です。

例えば、実店舗のカウンターやテーブルにインスタのQRコードを置いて、「フォローするとこんな特典が受けられます」と宣伝するとフォロワーを増やすのに役立つでしょう。

Instagram広告を運用してみる

Instagram広告とは、画像や動画をメインとした広告をフォロワー以外のページにも表示させる機能です。インスタを使っていれば目にしたこともあるでしょう。Instagram広告は1日100円から利用できる手軽さが特徴です。

Instagramの広告費用は、以下の4種類の料金制になっています。

  • クリック広告…クリックごとに発生
  • インプレッション広告…表示回数ごとに発生
  • アプリインストール広告…アプリのダウンロード回数で発生
  • 再生課金型広告…再生回数に応じて発生

それぞれの広告の特徴が、自社製品やサービスに合っているかを確かめた上で利用しましょう。

ユーザーとコミュニケーションをとる

インスタはDMや投稿へのコメントという形で、ユーザーとコミュニケーションがとれます。この機能をうまく活用すると、集客への効果が高まります。

例えば、ユーザーがDMやコメントで商品やサービスの感想を伝えてくれたら、一言でも返信すれば「自分の意見が伝わった」と好感度がアップするでしょう。また、ユーザーの感想がそのまま宣伝になるケースもあります。企業や店舗とユーザーの距離が近くなれば、活発な意見交換も可能になります。

ただし、投稿の取捨選択も必要です。閲覧数やフォロワーが増えるほど無益な意見やコメントも出てくるかもしれません。その場合は、コメントに対して「いいね」の反応を返すだけでも企業姿勢は伝わります。こまめな確認にて適切な対応をとることが大切です。

インスタで集客する方法|事前に確認すべきポイント

ここでは、集客を目的としたインスタのアカウントを開設する際、事前に確認すべきポイントを紹介します。インスタのアカウントは企業の顔にもなります。事前に計画を練っておきましょう。

運用目的を設定する

インスタのアカウントを開設する前に「商品やサービスの口コミから来店数・予約数を向上させる」「認知を拡大させて売上を増やす」といった運用目的を設定しましょう。目的を設定すれば、達成させるためにどのような投稿をしていけばいいのか戦略を立てられます。

また、アカウントに個性を出したい場合、プロフィールの内容や投稿の文体、動画や写真の方向性などを決めておきましょう。企業や店舗の認知度を高めたい場合は、アカウント自体をキャラクター化する方法も有効です。

ターゲットを設定する

インスタアカウントを設定する際に、フォロワーにしたいターゲットを具体的に定めましょう。例えば、女性用の雑貨を扱っている店舗ならば、10~20代前半の女性にターゲットを定めます。

また、ボリュームが売りの飲食店ならば、10代後半~20代半ばの男性をターゲットに定めるとよいでしょう。ターゲットが定まれば、注目を集めるための投稿内容、投稿時間なども絞れてきます。

なお、ターゲットはアカウントを運用しながら定期的に見直しましょう。10代~20代半ばの女性をターゲットにしていたら、30代の女性に人気が出たといった場合もあります。定期的にフォロワーの性別や年代をチェックすると、どの層に人気や需要があるかわかってきます。

運用方法を決める

運用目的を設定したら、アカウントの運用方法を決めます。まずは、以下の3つを定めましょう。

  • 投稿のテーマ
  • 投稿の頻度
  • ブランディング

投稿のテーマとは、投稿で伝えるべき内容です。例えば、サービスや商品の魅力を伝える、セールなどお得な情報を伝える、といったテーマを始めに決めてください。

投稿の頻度は、回数だけでなく時間も考えましょう。ターゲットがデバイスに触れやすい時間に投稿すれば、注目を集めやすくなります。

ブランディングとは、アカウントの特色です。親しみやすくするのか高級感を出すのかといった方向性によって、動画の撮り方や投稿する文体なども決まってきます。投稿者によって内容や顧客との距離感がちぐはぐでは、集客効果は得られません。

アカウントを作って運用開始する

運用目的と運用方法が定まったら、実際にアカウントを作りましょう。アカウントの認知度を上げるためには、X(旧Twitter)などほかのSNSと連携したり、実店舗や対面できる顧客に「インスタのアカウントを開設しました」といった宣伝をしたりするのが効果的です。

また、アカウントの運用が始まったら運用方法の見直しが必要になる場合もあります。例えば、高級なサービス、製品といったブランディングを試みてインスタを運用していたら、ユーザーやフォロワーから「親しみづらい」「冷たく感じる」といった否定的な意見が届く場合もあるでしょう。

マイナスの意見が多ければ、そのまま運用していても集客効果は期待できません。ブランディングを変更するなど対処が必要です。

アカウントを作って当初の運用目的を定めたら後は機械的に投稿するのではなく、フォロワーやユーザーの反応を見ながら運用方法を見直していきましょう。

インスタで集客する方法が適している企業・ほかの方法が適している企業の特徴とは

インスタを利用した集客が適している企業と、従来の集客方法やほかのSNSを利用した集客方法が適している会社、それぞれの特徴を紹介します。

すべての会社や店舗が、インスタを使った集客に適しているとは限りません。どのような特徴がある会社がインスタを使った集客方法が適しているか確認しましょう。

インスタを利用した集客に適している会社

インスタを利用した集客が向いている会社の特徴は、以下の通りです。

  • ターゲットユーザーが10代~30代と若く、インターネットでの情報収集を日常的に行っている
  • 提供するサービスや商品がビジュアルに訴える広告に適している
  • 企業のブランディングがSNSでの発信に適している

例えば、美容院はサービスの内容や、実際にサービスを利用したお客様の様子などをインスタにアップすると「自分もこうなりたい」と興味を持ったユーザーを引きつけられます。また、飲食店も季節のメニューの写真や動画をアップすれば、集客効果を高められるでしょう。

インスタ以外を利用した集客方法が適している会社

以下のような特徴を持っている会社は、インスタ以外の方法で集客をした方が効果を実感できる可能性が高いです。

  • 扱っているサービスや商品がBtoBである
  • 主力ターゲットが50代以降と年齢が高い
  • 動画や写真を使った宣伝に向いていないサービスや商品が主力

扱っている製品やサービスが企業向けの場合、ホームページを作ってアピールをした方が信頼性が増す場合もあります。また、インスタは幅広い世代が利用していますが、50代以降は「フォローしているのは子どもや孫のアカウントのみ」という方も珍しくありません。

また、動画や写真を利用した広告に向いていない製品を取り扱っている場合は、ほかのSNSを活用した宣伝が効果的な場合もあります。ただしこのような特徴があっても、顧客の声やサービスを利用した感想を、動画や写真付きでアップするなどの使い方をすれば効果的な場合もあります。

インスタで集客を試みる際の注意点

インスタはリアルタイムで宣伝ができる、顧客とダイレクトに交流ができる、無料で使えるといったメリットがあります。その一方で不適切な投稿をすれば一瞬で信頼が崩れて悪評が広まる恐れもあるツールです。

インスタを集客に活用する場合、以下の点に注意しましょう。

  • 投稿する内容・言葉遣いは慎重に選び、特定の考え方に固執しない
  • SNS内で流行しているものに気軽に便乗しない
  • インフルエンサーとコラボする場合は、事前調査を入念に行う
  • 顧客とは一定の距離感を保つ

SNSで一度でも不適切な投稿をすると、投稿を消してもスクリーンショットなどが長い間出回る恐れがあります。一度ネットに流出した画像や動画を完全に消すのはとても困難です。だからこそ、投稿やコラボレーションは慎重に行い、フォロワーとの距離感も「企業と顧客」の関係を崩さないように気をつけましょう。

まとめ

本記事では、インスタで集客する方法や多くの企業が利用している理由、注意点などを解説しました。インスタは無料で気軽に始められる企業のPR方法の一つです。上手に運用すれば広告宣伝費に多額を費やすよりも、低予算で効果が上げられるでしょう。その一方で「炎上」のリスクやすべての企業に向いているわけではないこと、マーケティングが大切といった注意点も覚えておきましょう。

ウェビットでは主に中小企業がWebマーケティング、Web集客を行なう上でのお悩みを解決するような情報を発信しております。気になられた方はぜひ、ほかの記事もご一読ください。

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この記事を書いた人

大澤 要輔のアバター 大澤 要輔 『Webhit(ウェビット)』編集長

【プロフィール】
マーケティングメディア『Webhit(ウェビット)』の編集長。運営元の株式会社FlyEde 代表取締役を務める。中小企業経営者へのコンサルティングは累計3,000回以上。Webマーケティング × 組織構築 × 人材育成の3つの領域を中心に、年商5,000万円~数億円前後の領域で売上を伸ばす仕組みを構築。

【保有資格】
上級ウェブ解析士
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
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Yahoo!広告 各種資格

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