X(旧:Twitter)を伸ばすために、どうしたらいいか悩んでいませんか?Xを使って「集客につなげたい」「売上を上げたい」と考えているなら、アカウントの伸ばし方を理解することで、成果につながりやすくなります。
この記事では、Xの伸ばし方について、フォロワー獲得に注目しながら解説します。具体的なフォロワーの増やし方や注意点もまとめましたので、企業の担当者の方はぜひ参考にしてください。
そもそも「X(旧:Twitter)を伸ばす」とは?
「Xを伸ばす」とは、主にフォロワー数やインプレッション数(表示回数)を増やすことを指します。これらの数値が増えることで、Xのアルゴリズムによる評価が高まり、投稿がほかのユーザーのタイムラインにも表示されやすくなるため、露出を拡大できます。
特に、インプレッション数はフォロワー外のユーザーにも投稿が届いている指標であり、認知拡大や拡散力に直結する要素です。そのため、投稿の質を高めることはもちろん、アカウントを「アルゴリズムに好かれる」状態に育てていく必要があるでしょう。
例えば、弊社代表の運営するアカウントでは、一貫したジャンルやプロフィール設計により、アルゴリズムに評価されやすい構成を意識しています。「中小企業のWebマーケティングに関する実用的な情報」を多く発信し、保存・共有されやすい投稿を実践しています。
X(旧:Twitter)フォロワーの増やし方11選
ここでは、Xの伸ばし方として、フォロワーを増やす具体的な方法を解説します。
- ペルソナを設計する
- プロフィールを作り込む
- 投稿を固定する
- 投稿頻度を増やす
- ユーザーの投稿に反応する
- ハッシュタグを利用する
- アナリティクスで分析する
- 動画や画像を活用する
- コミュニケーションを図る
- 広告を出稿する
- キャンペーンを実施する
アカウントの目的や運用体制に合わせて、取り入れやすいものから実践しましょう。
ペルソナを設計する
まずは、どのようなユーザーをターゲットにするかを明確にするため、ペルソナ設計を行いましょう。理想の顧客像などから性別や年齢、職業、収入、生活スタイル、興味関心、抱えている課題、情報収集の方法などを詳細に考えることで、ターゲットユーザーに刺さる投稿内容や発信スタイルが見えてきます。
ペルソナ設計があいまいだと、誰に向けた投稿かが不明確になり、結果的に誰にも響かないコンテンツになってしまいます。例えば、「30代の中小企業経営者で、Webマーケティングに課題を感じているが、専門知識がなく何から始めればよいかわからない」といった具体的な悩みを想定すると、投稿内容の方向性も決まるでしょう。

プロフィールを作り込む
企業の認知拡大やブランディングを目指すためには、プロフィールを充実させる必要があります。アイコン画像や自己紹介文、ヘッダー画像など企業のイメージを統一し、どのような企業・サービスなのかがわかるようにしましょう。
また、プロフィール文では、何の専門家なのか、どのような価値を提供できるのかを簡潔に記載するのも有効です。例えば、こちらのアカウントでは、プロフィールに「中小のWeb集客職人」という明確なポジショニングを記載し、専門領域が一目で理解できるようになっています。

また、自社サイトのリンクを設置して導線を確保するなど、プロフィールからの流入も意識した戦略的な設計を意識しています。
投稿を固定する
プロフィール文のみでは情報を伝えきれない場合、固定ポストを活用するのも有効な手法です。固定したポストは時系列の投稿に関係なく、プロフィール下部に常に表示されるため、プロフィールを訪問したユーザーに必ず見てもらえます。
固定ポストでは、ユーザーに必ず見て欲しい情報や、主力商品・サービスの紹介、実績や事例の紹介などを設定するのがおすすめです。こちらのアカウントでも、Webマーケティングに関する投稿を固定し、ユーザーにサービス内容を効果的に伝える工夫をしています。

固定ポストは「アカウントの顔」として機能する重要な要素であり、フォローを促進する役割も果たします。
投稿頻度を増やす
ユーザーが、アカウントをフォローするかどうか判断するとき、投稿内容と合わせて投稿頻度もチェックしている傾向にあります。そのため、最後の投稿が1年前などあまりに古いと、フォローするメリットを感じてもらえないかもしれません。
継続的な情報発信は、アクティブなアカウントとしての印象を与える重要な要素です。まずは1日1投稿のように具体的な頻度を決め、慣れてきたら1日3〜5回に増やしていくなど、社内で運用方針を決めましょう。また、ターゲットユーザーがアクティブな時間帯に投稿することで、より多くのユーザーの目に留まりやすくなります。

ユーザーの投稿に反応する
投稿だけでなく、ほかのユーザーへの反応を示すことも大切です。自発的にフォローしたり、ユーザーの投稿にいいねやリポストで反応したりすることで、相手から親近感を抱いてもらいやすくなります。
特に、自社の商品やサービスについて発信してくれている投稿に反応するなど、自社アカウントと関連のある内容に積極的に反応するとよいでしょう。ユーザーが自社商品を使った感想や体験談を投稿してくれているときは、リポストして拡散するのも効果的です。
ユーザーの生の声を活用すれば、信頼性の高いコンテンツとして価値が高まります。双方向のコミュニケーションを意識して運用しましょう。

ハッシュタグを利用する
自社商品やサービスに関連するワードにハッシュタグをつけて投稿するのも効果的です。SNSはハッシュタグ検索により特定のワードを検索できるため、そのワードに興味関心を持つユーザーに投稿を目にしてもらいやすくなります。
例えば、「#Webマーケティング」「#中小企業」「#集客」など、ターゲットユーザーが検索しそうなキーワードを活用します。適切なハッシュタグの活用により、フォロワー外のユーザーから、フォローしてもらえるチャンスが増やせるでしょう。
ただし、関連性の低いハッシュタグの乱用は逆効果になるため、投稿内容と親和性の高いタグを2〜3個程度に厳選して使用することが重要です。
アナリティクスで分析する
Xアナリティクスを活用して、投稿がどの程度露出しているか、フォロワーに反応してもらえているかなどを数値データで確認しましょう。どの投稿が注目を集めたのかを確認し、要因を深掘りしていくことで、次回以降の投稿内容の参考にできます。
このとき、投稿時間や文字数、画像の有無、ハッシュタグの使用など、さまざまな要素を分析してください。分析結果から注目を集めやすい要素を盛り込めば、バズを狙える可能性も高まります。インプレッション数、エンゲージメント率、プロフィールへのアクセス数などのKPIをあらかじめ設定している場合は、それらを定期的にチェックすることも有効です。

動画や画像を活用する
140字のテキストだけでは伝えきれない内容の場合は、画像や動画を投稿するとよいでしょう。ビジュアルコンテンツにより、ユーザーに伝えたい内容をわかりやすく届けられます。特に、複雑な概念やデータを説明する際は、図解やイラストが効果的です。
タイムラインに画像や動画が表示されると、それだけで目を引きやすいため、ユーザーに投稿を見てもらえる可能性が高まります。図解や商品画像、短時間の説明動画、ビフォーアフターの比較画像など、投稿内容に応じて適切なビジュアル要素を活用し、エンゲージメントの向上を図りましょう。比較的低予算で作成できるバナーなども有効です。

コミュニケーションを図る
SNSはユーザーと双方向のコミュニケーションが図れる点が特徴です。いいねやリポストだけでなく、コメントしたり、DMでやりとりしたりすることもフォロワーを増やすには有効です。適切なコミュニケーションは、ユーザーから親近感を抱いてもらえるメリットがあります。
また、企業としてもユーザーの声を直接集められるため、市場調査や顧客アンケートにも活かしやすくなります。リアルタイムでのやりとりを活用し、企業への親しみやすさや信頼感を高め、長期的な関係性構築につなげましょう。
広告を出稿する
Xのサブスクリプションに加入すれば、広告出稿もできます。無料アカウントでは広告出稿できないため、アカウントの登録情報を確認してください。広告出稿では、目的に応じた課金方式を設定すると費用対効果の高い運用が期待できます。フォロワー獲得や自社サイト誘導、アプリインストールなど、明確な目標の設定が重要です。
具体的な課金方式は、フォロワー獲得型なら「1フォローあたり40〜100円」、インプレッション型は「1,000回で400〜650円」程度が相場となっています。オーガニック運用と組み合わせて、効率的にフォロワーを増やしましょう。

キャンペーンを実施する
Xの投稿を活用してキャンペーンを実施することも効果的な方法です。フォロー&リポストを条件にした懸賞やクーポン配布などを実施すれば、フォロワー増加だけでなく購買促進にもつながります。
景品には自社商品やサービス体験クーポン、関連グッズなど、ターゲットユーザーにとって魅力的なものを選定するとよいでしょう。Xのキャンペーンでは条件にフォローを入れることも可能であるため、アカウントに好意的なユーザーをフォロワーにしたいときにも有効です。
フォロー&リポストを条件にした懸賞やクーポンの配布は、参加ハードルが低く拡散性も高いため、フォロワーの増加や認知拡大、購買促進に直結しやすい施策といえます。

X(旧:Twitter)のフォロワーを増やすメリット
Xのフォロワーを増やすことは、数字以上に意味があります。ビジネスにおいては、認知度の向上や集客力の強化など、具体的な成果につながる重要な要素です。ここでは、フォロワー数の増加がもたらす主なメリットをご紹介します。
影響力が拡大する
フォロワーが増えると「多くの人に支持されているアカウント」として信頼性や権威性が増し、影響力も大きくなります。投稿の信頼度やフォロワーとの親密度も向上できれば、情報を拡散してもらいやすくなるため、より広範囲にメッセージを届けられるでしょう。
ユーザーの目に触れやすくなる
フォロワーが多いアカウントは、アルゴリズムによって優先的に表示される傾向にあるといわれています。優先的に表示されれば、フォロワー以外のユーザーにおすすめとして表示される機会も増えるため、より多くのユーザーに投稿を閲覧してもらえるでしょう。
不特定多数の人の目に留まることで、アルゴリズム評価につながる好循環を生み出せます。
業績向上が見込める
フォロワー数が伸びることで、ポジティブな印象を抱くユーザーが増えるため、企業イメージの向上が期待できます。さらに、商品やサービスのPR、キャンペーンなどの投稿が多くのユーザーに届くようになり、マーケティング施策の効果も高まります。
その結果、認知拡大から購買促進へとつながり、売上や業績の向上が見込めるでしょう。
X(旧:Twitter)を伸ばすときの注意点
Xの伸ばし方には、気をつけるべき注意点もあります。効果的な運用を行うためには、リスクを理解し適切な対策を講じることが重要です。
炎上リスクに備える
投稿内容が意図しない捉え方をされてしまうと、ネガティブな意味合いで拡散される「炎上」を引き起こす場合があります。Xは140字のテキスト投稿がメインのため、簡潔にしすぎるあまり、本来伝えたい意図が伝わらず炎上を引き起こす可能性があります。
「ネガティブな発信は避ける」「投稿文を複数人でチェックする」など、事前に対策を講じておきましょう。
利用規約を遵守する
Xを伸ばすためには、利用規約をよく確認し遵守することが大前提です。規約を守らない場合はアカウントを凍結される恐れがあり、これまでの努力がムダになってしまう可能性があります。
特に、不自然にフォロワーを急増させているアカウントなどは、凍結リスクが高まる傾向にあります。あくまでオーガニックな成長戦略を検討し、短期間での急激な成長よりも持続可能で健全なアカウント運用を心がけましょう。
フォロワーを購入しない
フォロワーを増やす裏ワザとして、フォロワーを購入する方法があるとされていますが、絶対に避けるべき方法です。利用規約にも違反しており、監視システムに検知されるとアカウント凍結の恐れもあります。
そもそも購入できるフォロワーは偽アカウントやボットも多く、アクティブユーザーとは限らないため、結果として求める成果につながらない可能性も高いといえます。フォロワー数は増えてもエンゲージメント率や信頼性の低下につながるリスクが高いと覚えておきましょう。
まとめ
Xの伸ばし方には、さまざまな手法があります。ペルソナ設計やプロフィールの最適化のほか、投稿頻度の調整、ユーザーとのコミュニケーション、アナリティクス分析など11の手法を組み合わせると、効果的にフォロワーを獲得できるでしょう。
一方で、炎上リスクへの備えや利用規約の遵守、フォロワー購入の回避などの注意点も理解しておく必要があります。これらの方法を実践し、企業の認知拡大や売上向上につながる持続可能なアカウント運用を実現してください。
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