X(旧:Twitter)で集客するのは難しいと考えていませんか?Xは、手順やコツさえ押さえていれば誰でも手軽に取り組める集客方法であるため、マーケティング施策に取り入れる企業も多くあります。
この記事では、Xで集客するメリットや手軽に始められる方法を解説します。SNSマーケティングを取り入れて効率的に成果を上げたい方は、ぜひ参考にしてください。
X(旧:Twitter)で集客するのは難しい?
Xでの集客は決して難しくはありません。ほかのSNSと比較してもユーザー数が多く、幅広い世代が利用している特徴があるため、多様なターゲット層にアプローチできる環境が整っています。無料でアカウントを作成でき、操作も複雑ではないため、参入している企業も数多く存在します。
Xで集客したい場合は、長期的な視点での運用と継続的な発信が欠かせません。なぜなら、投稿を重ねることでフォロワーとの信頼関係が築かれ、その結果として集客効果が高まるからです。
弊社代表の大澤が運営するアカウントでは2020年の開設以降、継続して発信を続けており、現在は6,000件以上の投稿を行っています。実際に、地道な発信の継続と、フォロワーに受け入れてもらうプロセスを大切にして着実に集客効果を高めています。
X(旧:Twitter)の集客方法
Xを集客やマーケティングに活用するには、いくつかの方法があります。主な活用方法は、以下の通りです。
- 自社サイトへの誘導
- キャンペーンの実施
- 市場調査への活用
- 広告を打ってプロモーションに使用
- ブランディング
- ユーザーとのコミュニケーションツールとして活用
これらの方法は単独で実施するだけでなく、組み合わせることでより高い効果が期待できます。アカウントの運用方針や事業内容に合わせて適切な集客方法を検討し、自社にとって最適な戦略を立てることが成功への近道といえるでしょう。

X(旧:Twitter)で集客するメリット
Xでの集客には多くのメリットがあります。ここでは、主な3つのメリットについて詳しく解説します。
企業の認知拡大につながる
Xは国内外で多くのユーザーを抱えるSNSプラットフォームです。総務省が実施した調査によると、SNSの中でもXは高い利用率を誇っており、幅広い年代のユーザーが活用しているとわかります。即時性が高く、リアルタイムの情報発信に適しているため、タイムリーな情報を素早く拡散できる点も大きな特徴です。
また、商品やサービスに対してもリアルな感想や意見が書かれる傾向にあるため、ユーザー同士の生の声を知るために活用されています。そのため、Xで情報収集しているユーザー層に効率的にアプローチを行えます。
参考:総務省「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
ユーザーからの信頼を獲得できる
Xでは、企業向けの有料プランを利用するとゴールドバッジが付与されます。ユーザーから見て公式アカウントであると一目で判断できるため、信頼できるアカウントとして認知してもらいやすくなります。
さらに、フォロワーを増やすことでも認知度や信頼性の向上を目指せるでしょう。フォロワー数を多く獲得すれば、競合他社に対して優位性を確保することも可能です。多くのユーザーに支持されている事実そのものが、企業の信頼性を示す指標として機能します。
ユーザーと直接対話できる
Xは双方向のコミュニケーションを得意とするプラットフォームです。いいねやリツイートといった機能を活用して、ユーザーと直接的なコミュニケーションを図れる点も大きなメリットです。
コメントやDMを活用すれば直接コンタクトを取ることも可能で、ユーザーの声をダイレクトに聞きやすい環境が整っています。また、アンケート機能を活用した投稿に反応してもらうなど、市場調査や顧客の声を集めるツールとしても活用しやすいでしょう。

【4STEP】すぐにできるX(旧:Twitter)集客の始め方
ここでは、Xでの集客の始め方を4つのステップで説明します。誰でも手軽に始められるので、すぐに集客活動をスタートできます。

目的とターゲットを明確にする
まず、Xでの集客によって何を目指すのか目的を明確にしましょう。売上やブランド認知度の向上、新規顧客獲得など、具体的なゴールの設定が重要です。また、どういった層を集客したいのかターゲットの明確化も欠かせません。年齢、性別、職業、興味関心などを詳細にペルソナ設計することで、効果的なアプローチを実施しやすくなります。
そのほか、アカウント運用の方向性や投稿頻度、投稿する時間帯など、ある程度ルールとして決めておくとよいでしょう。これらの基本方針を事前に固めておけば、一貫性のある運用が実現でき、ユーザーからの信頼も獲得しやすくなります。
プロフィールを詳細に設定する
アカウント名やアイコン、自己紹介文などは、企業イメージと方向性を合わせつつ、わかりやすいプロフィールを設定しましょう。ユーザーが一目で企業アカウントであると理解できるように工夫することが大切です。
また、URLや場所欄には誘導したいサイトのURLや、企業の所在地を設定し、ユーザーが詳細情報にアクセスしやすい環境を整えます。さらに、プロフィール欄で伝えきれない情報があれば、固定ツイートを活用するのもおすすめです。
見込み客となりそうなユーザーをフォローする
ポストのみでフォロワーを増やしていくのは難しいため、積極的にこちらからもフォローしましょう。受け身の姿勢ではなく、能動的なアプローチによりフォロワー獲得のスピードを上げられます。
フォローするユーザーは、見込み客となりそうな層や、競合他社をフォローしている人に絞ることがポイントです。自社のターゲット層と合致するユーザーや、同業界に興味を持つユーザーを中心にフォローすれば、質の高いフォロワーを効率的に獲得できます。
投稿をはじめる
ここまでの事前準備が完了したら、実際に投稿をはじめましょう。最初は、ユーザーに向けて企業アカウントの存在をアピールすることが有効なため、自己紹介やアカウントを開設した報告などの投稿が望ましいです。
投稿は、事前に決めた方向性に沿って継続する必要があります。継続的な発信により、ユーザーとの接点を増やし、企業への関心を高められます。

X(旧:Twitter)集客を成功させるコツ6選
Xの集客は、成功させるためのコツがあります。以下の6つのポイントを押さえて、効果的な集客活動を実現しましょう。
ユーザーに有益な情報を発信する
タメになる、面白いといった有益な情報は、ユーザーの興味を引きやすく集客効果も期待できます。ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することで、信頼関係の構築にもつながります。業界の最新動向、ノウハウ、お役立ち情報など、ターゲット層が求める情報を積極的に発信しましょう。

情報を発信する際は、専門知識をわかりやすい言葉に変えて伝えることも有効です。また、ユーザーにポジティブな印象を抱いてもらえれば、その後の投稿も追ってもらいやすくなります。こちらが伝えたい情報をキャッチしてもらいやすい状態を作れば、効率的な情報発信が可能となるのです。
定期的に投稿する
定期的な投稿を行い、フォロワーの目に留まる機会を増やすのも大切です。投稿頻度が不定期だと、ユーザーの記憶から薄れてしまう可能性があります。定期的な投稿には、フォロワーの解除や認知度低下を防ぐ効果も期待できるでしょう。投稿頻度は、毎日投稿する、1日2回投稿するなど、あらかじめ方針に盛り込んでおくのもおすすめです。

ただし、投稿だけでなくプロフィールなども見てもらうためには、宣伝や過去の投稿を多用しすぎないよう注意すべきです。投稿を使いまわしていると、何度も同じ投稿を目にするユーザーが増え、フォロワー獲得につながらない恐れがあります。
画像や動画を活用する
Xのポストは140字以内のテキストが主流ですが、画像や動画を組み合わせてポストするのも有効です。テキスト以外の情報を組み合わせることで、視覚的な要素が加わり、より多くの情報を効果的に伝達できるためです。また、文字ばかりのタイムラインのなかに画像や動画があれば、それだけでユーザーの目を引く効果も期待できます。

掲載するものは、商品の写真、動画コンテンツなど、投稿内容に応じて適切なビジュアルの選択が重要です。情報の内容に合わせて図解やスクリーンショットを活用するなど、複雑な情報をわかりやすく伝える工夫を行いましょう。
フォロワー数を増やす
Xで集客するにはフォロワーを増やすことが大切です。フォロワー数が多いほど、投稿の影響力や拡散力が高まります。フォロワーを増やすには、ポストをバズらせることも効果的な手法の一つです。「バズる」とは、不特定多数の人たちに拡散されて話題になり、より多くの人の目に留まる事象を指します。
ただし、一時的なバズりよりも、質の高いフォロワーを着実に増やすほうが重要です。自社のターゲット層に合うユーザーからのフォローにより、将来的な顧客となる可能性を高められます。また、フォロワー数だけでなく、エンゲージメント率にも注目して運用することが成功のカギとなるでしょう。
ハッシュタグを複数つける
投稿内容に関連するハッシュタグを活用することも有効です。ハッシュタグとは、特定のワードの前に「#」を入れ、投稿をカテゴライズする機能です。Xで情報収集しているユーザーは、検索ワードの前に「#」をつけるハッシュタグ検索を活用しています。
そのため、ハッシュタグを活用すればターゲットに情報が届きやすく、いいねやフォローなどの反応をもらいやすくなります。ただし、関連性の低いハッシュタグを多用すると逆効果になる可能性があるため、投稿内容と密接に関連するものを選択することが重要です。
効果的なハッシュタグの使用数は2〜3個程度が目安とされています。業界用語や地域名、トレンドワードなどを適切に組み合わせることで、より多くのユーザーにリーチできるでしょう。
集客への導線を作り込む
プロフィールや投稿に自社サイトのURLを記載すると、フォロワーがサイトを訪問してくれる可能性が高まります。このように、求める行動を起こしやすくする導線の設置は重要です。

Xの運用を最終的な成果につなげるためには、適切な導線設計が欠かせません。例えば、商品の購入を促すのであればECサイト、キャンペーンを実施する場合は応募ページなど、目的に応じた導線を用意しましょう。また「詳細はプロフィールのリンクから」といった自然な誘導文を投稿に含めることも有効です。
X(旧:Twitter)で集客するときの注意点
Xで集客するときに気をつけたい注意点を3つ説明します。これらのポイントを押さえ、リスクを回避しながら効果的な集客活動を実践してください。
炎上対策を行う
Xは拡散性と即時性の高さが特徴のSNSです。そのため、炎上対策を念入りに行っておくべきです。情報が瞬時に広がる環境では、ちょっとした投稿内容が予想以上に大きな反響を呼ぶ場合があります。一度炎上してしまうとネガティブなイメージを払拭するのは大変であり、企業の信頼回復には長期間を要する恐れがあります。
フォロワーの感じ方はさまざまですが、ときには発信側の意図しない捉え方をされてしまうケースもあるでしょう。投稿内容に細心の注意を払うのはもちろん、本音や苦言を投稿しない、投稿文を複数人でチェックするなどの対策を社内ルールとして明文化してください。
アルゴリズムを理解する
Xで投稿を多くのユーザーに届けるには、アルゴリズムの仕組みを理解することが欠かせません。フォロワー数の増加や話題性のある投稿は重要な施策ですが、それだけでは不十分な場合もあります。
例えば、エンゲージメント率や投稿する時間帯、ハッシュタグの使用方法などの要素は、アルゴリズムによる表示範囲に大きく影響します。さらに、アルゴリズムは常に変化しているため、最新の動向を意識しながら戦略を練ることも大切です。変化に柔軟に対応できるよう、情報のアップデートを怠らないようにしましょう。
アカウント運用に重きを置かない
Xで集客するにはアカウント運用が大切です。しかし、それだけでは集客につながりません。キャンペーンや広告、インフルエンサーの起用など、さまざまな施策を組み合わせて戦略を練りましょう。
XをはじめとするSNSを集客に使うメリットには、双方向のコミュニケーションが図りやすい点や、ユーザー自身が情報を発信してくれるUGCを活用しやすい点が挙げられます。これらの特性を組み合わせた施策を検討することで、単純なアカウント運用以上の効果を上げやすくなるでしょう。

まとめ
Xで集客することは難しいものではありません。成功のポイントは、目的とターゲットの明確化、定期的で有益な情報の発信、画像や動画の活用、そして長期的な継続運用です。ただし、炎上対策やアルゴリズムの理解も重要で、アカウント運用だけでなくほかの施策との組み合わせが求められます。
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