マーケティングとは何をすること？初心者向けに分かりやすく解説！

「マーケティングって何をするの？」

と疑問に思ったことはありませんか？

漠然と「売ること」と認識している方もいるかもしれません。
このページでは、マーケティングとは何かを初心者の方にも分かりやすく解説します。

• マーケティングの定義
• マーケティングとは？具体的な活動内容
• 代表的なフレームワークの「4P」
• オンライン、オフラインのマーケティング手法
• 具体的な成功事例
• マーケティングの学び方

マーケティングの定義から具体的な活動内容、代表的なフレームワークである4P、そしてオンライン・オフラインのマーケティング手法、さらには成功事例まで網羅的にご紹介します。

この記事を読めば、マーケティングの全体像を掴み、ビジネスにおける重要性が理解できます。また、ユニクロやニコンといった企業の成功事例から、効果的なマーケティング戦略のヒントを得ることができ、自社のビジネスにも応用できるアイデアを見つけられるでしょう。

さらに、マーケティングを学ぶための具体的な方法も紹介しているので、これからマーケティングを学びたい方にも役立つ内容となっています。

この記事はマーケティング初心者から、実践的な知識を深めたい方まで、幅広いニーズに応える完全ガイドです。

マーケティングの定義を分かりやすく解説

現代社会において「マーケティング」という言葉を耳にする機会は多いですが、その本質を正しく理解しているでしょうか？ ここでは、マーケティングとは何かを分かりやすく解説していきます。

マーケティングとは何か？シンプルな言葉で説明

マーケティングとは、顧客に価値を提供し、顧客満足度を高めながら、企業の目標を達成するための活動全体を指します。 単に商品を売ることだけがマーケティングではありません。顧客のニーズを理解し、そのニーズに応える商品やサービスを開発し、適切な価格で提供し、効果的に顧客に届ける。そして、顧客との良好な関係を築き、長期的な信頼関係を構築していく。

これらすべてがマーケティング活動に含まれます。

日本マーケティング協会では、マーケティングを「企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、顧客のために価値を創造し、顧客との良好な関係を築き、顧客から価値を還元される活動」と定義しています。（一般社団法人 日本マーケティング協会）

マーケティングの目的とは？

マーケティングの目的は、大きく分けて以下の3つに集約されます。

目的	説明
売上・利益の向上	マーケティング活動を通じて、商品やサービスの販売を促進し、企業の収益拡大を目指します。
顧客満足度の向上	顧客のニーズやウォンツを的確に捉え、満足度の高い商品やサービスの提供で、顧客ロイヤリティを高めます。
ブランドイメージの向上	企業やブランドの価値を高め、顧客からの信頼や共感を獲得することで、長期的な成長を目指します。

これらの目的は相互に関連しており、バランスよく達成していくことが重要です。例えば、顧客満足度を軽視して売上のみを追求すると、一時的には成果が出ても、長期的には顧客離れにつながり、持続的な成長は難しくなります。顧客中心の考え方 を持ち、顧客との良好な関係を築きながら、企業の成長を目指していくことが、マーケティング活動における重要なポイントです。

また、近年のデジタル化の進展に伴い、データに基づいたマーケティング戦略の立案・実行が重要性を増しています。顧客データを分析し、顧客の行動パターンやニーズの深い理解で、より効果的なマーケティング活動が可能になります。

マーケティングは何をすること？具体的な活動内容

マーケティング活動は、企業が目標を達成するために行う様々な活動を含みます。顧客理解を深め、ニーズに合わせた商品やサービスを提供し、効果的にプロモーションすることで、最終的に売上・利益の向上を目指します。具体的な活動内容は以下の通りです。

市場調査で顧客ニーズを把握

マーケティングの出発点は市場調査です。顧客のニーズ、嗜好、購買行動などを分析することで、市場の現状を正しく理解し、効果的なマーケティング戦略を立案できます。例えば、アンケート調査、グループインタビュー、データ分析ツールなどを活用して情報を収集します。顧客の真のニーズを理解することが、成功への第一歩です。

顧客に合わせた商品・サービス開発

市場調査で得られた顧客ニーズを基に、顧客に求められる商品・サービスを開発します。既存商品の改良や新商品の開発、サービス内容の見直しなど、顧客満足度を高めるための取り組みを行います。顧客視点での商品・サービス開発が重要です。顧客が本当に欲しいものを提供することで、競争優位性を築くことができます。

効果的な広告・宣伝活動

開発した商品・サービスを顧客に知ってもらうためには、効果的な広告・宣伝活動が不可欠です。テレビCM、Web広告、SNSマーケティング、イベント開催など、様々な手法を組み合わせて、ターゲット顧客に適切なメッセージを届けます。適切なチャネルを選択し、費用対効果の高い広告・宣伝活動を実施することが重要です。

販売促進策の実施

顧客の購買意欲を高めるために、様々な販売促進策を実施します。例えば、割引キャンペーン、ポイント付与、プレゼント企画、期間限定セールなど、顧客にとって魅力的なオファーを提供することで、売上増加を図ります。短期的な売上向上だけでなく、長期的な顧客関係構築にも繋がる販売促進策を企画する必要があるでしょう。

顧客との良好な関係構築

一度商品・サービスを購入した顧客との良好な関係の構築も、マーケティング活動の重要な要素です。アフターサービスの充実、顧客からのフィードバックの収集、CRM（顧客関係管理）システムの活用などを通じて、顧客ロイヤルティを高める取り組みを行います。LTV（顧客生涯価値）を高めることで、持続的な成長を実現できるのです。 SalesforceのCRM解説ページも参考になります。

売上・利益の向上

マーケティング活動の最終的な目標は、売上・利益の向上です。市場調査から顧客関係構築まで、一連のマーケティング活動を効果的に実施することで、企業の収益性を高めます。売上・利益の向上は、企業の成長に不可欠な要素です。売上・利益の目標を設定し、PDCAサイクルを回しながら、マーケティング活動を継続的に改善していくことが重要です。

活動内容	目的	手法
市場調査	顧客ニーズの把握	アンケート調査、グループインタビュー、データ分析
商品・サービス開発	顧客満足度の向上	新商品開発、既存商品改良、サービス内容見直し
広告・宣伝活動	商品・サービスの認知度向上	テレビCM、Web広告、SNSマーケティング
販売促進	売上増加	割引キャンペーン、ポイント付与、プレゼント企画
顧客関係構築	顧客ロイヤルティの向上	アフターサービス、顧客フィードバック収集、CRM

マーケティングの4Pとは？

マーケティングの4Pとは、マーケティング戦略を策定する上で重要なフレームワークです。Product（製品）、Price（価格）、Place（流通）、Promotion（プロモーション）の4つの要素から成り立ち、これらの要素を効果的に組み合わせることで、ターゲット顧客に最適な価値を提供し、ビジネスの成功へと導きます。

例えば、敏感肌向けの無添加スキンケアクリームを販売するとしましょう。

まず「Product」では、商品の特長を明確にします。
この場合、天然成分100％で肌に優しいことが特長です。

「Price」では、競合製品が1,500円の場合、少し高い2,000円に設定することで高品質をアピールします。

「Place」は商品をどこで売るかを考えます。
オーガニック専門店やECサイトでの販売が、肌に優しいイメージと広い顧客層へのリーチを可能にします。

「Promotion」では、Instagramで使用感を投稿してもらうキャンペーンや試供品の配布を行い、実際に試してもらうことで認知を拡大します。

このように4つの要素で考えることで、顧客に響く具体的な施策が見えてきます。

マーケティングの種類

マーケティングは大きく分けて、オンラインで行うデジタルマーケティングと、オフラインで行うオフラインマーケティングの2種類に分類されます。

それぞれの特徴を理解し、自社のビジネスに最適な手法を選択することが重要です。近年では、これらの手法を組み合わせた統合的なマーケティング戦略が主流となっています。

デジタルマーケティング

デジタルマーケティングとは、インターネットやデジタル技術を活用したマーケティング手法の総称です。Webサイト、メール、SNS、検索エンジンなど、様々なデジタルチャネルを通じて顧客との接点を構築し、商品やサービスの認知度向上、販売促進、顧客関係の構築などを目指します。費用対効果が高く、効果測定が容易である点が大きなメリットです。

SEO対策

SEO（Search Engine Optimization）対策とは、検索エンジン最適化のことです。Googleなどの検索エンジンで自社のWebサイトが上位に表示されるように、Webサイトの構成やコンテンツを最適化することで、より多くの顧客をWebサイトに誘導することを目指します。具体的な施策としては、キーワード調査、コンテンツ作成、被リンク獲得などが挙げられます。

SEO対策は、Googleビジネスのようなツールを活用することで、より効果的に行えます。

SNSマーケティング

SNSマーケティングとは、Twitter、Facebook、Instagramなどのソーシャルメディアプラットフォームを活用したマーケティング手法です。企業アカウントの運用、広告配信、インフルエンサーマーケティングなどを通じて、顧客とのエンゲージメントを高め、ブランドイメージの向上や商品・サービスの販売促進を図ります。SNSの特性を理解し、ターゲット層に合わせた効果的な施策が重要です。

Web広告

Web広告とは、インターネット上に表示される広告のことです。検索連動型広告、ディスプレイ広告、動画広告など、様々な種類があります。Web広告は、ターゲットを絞り込んだ広告配信が可能で、費用対効果の高いマーケティング手法として広く利用されています。Google広告などを活用することで、効果的なWeb広告キャンペーンを実施できます。

メールマーケティング

メールマーケティングとは、メールを通じて顧客とコミュニケーションを図り、関係性を構築していくマーケティング手法です。ニュースレターの配信、キャンペーン情報の告知、顧客への個別対応など、様々な用途で活用されます。顧客のセグメント化を行い、パーソナライズされたメールを送信することで、より高い効果が期待できます。

オフラインマーケティング

オフラインマーケティングとは、インターネット以外の伝統的な手法を用いたマーケティング活動です。対面での接客や紙媒体の広告など、リアルな場での顧客との接点を重視します。デジタルマーケティングが主流となる現代においても、オフラインマーケティングは重要な役割を担っています。

チラシ配り

チラシ配りは、地域住民や特定のターゲット層に直接チラシを配布することで、商品やサービスの情報を届ける手法です。地域密着型のビジネスに有効な手段であり、新規顧客獲得やキャンペーン告知などに活用されます。ポスティングや街頭配布など、様々な配布方法があります。

テレビCM

テレビCMは、テレビ放送を通じて広告を配信する手法です。幅広い視聴者にリーチできるため、商品やサービスの認知度向上に大きな効果を発揮します。高額な費用が必要となるため、大規模なキャンペーンに適しています。

イベント開催

イベント開催は、展示会、セミナー、ワークショップなど、顧客と直接コミュニケーションを図る場を設けることで、商品やサービスの魅力を伝える手法です。顧客との関係性を深め、ブランドイメージの向上に繋げられます。イベントの内容を工夫することで、大きなPR効果が期待できます。

ダイレクトメール（DM）

ダイレクトメール（DM）は、顧客に直接郵送で広告や販促物を送付する手法です。ターゲットを絞り込んだプロモーションが可能であり、新商品案内やキャンペーン情報などを効果的に伝えられます。他のオフラインマーケティング手法と組み合わせることで、相乗効果が期待できます。

新聞広告

新聞広告は、新聞紙面に広告を掲載する手法です。特定の地域や読者層にリーチできるため、ターゲットを絞り込んだ広告展開が可能です。信頼性の高いメディアとして認知されており、商品やサービスの信頼感向上にも貢献します。

雑誌広告

雑誌広告は、特定の趣味や関心を持つ読者層にリーチできるため、ニッチな市場へのアプローチに効果的です。高品質な紙面とビジュアル表現により、ブランドイメージの向上に繋がります。特定の雑誌に掲載することで、ターゲット層への訴求力を高められます。

種類	メリット	デメリット	事例
デジタルマーケティング	費用対効果が高い、効果測定が容易	専門知識が必要な場合がある、情報が埋もれやすい	楽天市場のSEO対策、ユニクロのSNSマーケティング
オフラインマーケティング	顧客との深い関係構築が可能、信頼感の向上	費用対効果が低い場合がある、効果測定が難しい	トヨタ自動車のテレビCM、イオンモールでのイベント開催

マーケティングの成功事例

優れたマーケティング戦略は、企業の成長を大きく左右します。ここでは、日本国内で成功を収めた事例をいくつか紹介します。これらの事例から、効果的なマーケティング戦略のヒントを探ってみましょう。

ユニクロの事例：低価格戦略と高品質な製品

ユニクロは、低価格でありながら高品質なカジュアル衣料を提供することで、世界的なアパレルブランドとしての地位を確立しました。その成功の背景には、徹底したコスト削減と効率的なサプライチェーンマネジメントがあります。また、シンプルで洗練されたデザインも、幅広い層の消費者に支持されています。さらに、ヒートテックやエアリズムなどの機能性素材を開発し、新たな市場を開拓したこと、グローバルブランドアンバサダーを活用した広告戦略も成功要因と言えるでしょう。低価格戦略と高品質な製品、そして効果的な広告戦略がユニクロの成功を支えています。

参考：ユニクロ｜企業情報｜ファーストリテイリング

ニコンの事例：高性能カメラとブランドイメージ

ニコンは、長年にわたり高性能カメラの開発に注力し、プロの写真家からアマチュアまで幅広い層に支持されています。その成功の鍵は、光学技術におけるたゆまぬ技術革新と、高品質な製品へのこだわりです。ニコンは「信頼性」と「高性能」をブランドイメージとして確立し、顧客ロイヤルティを高めることに成功しました。近年では、ミラーレスカメラ市場にも積極的に参入し、新たな顧客層の獲得にも取り組んでいます。高性能カメラと確固たるブランドイメージがニコンの成功を支えています。

参考：会社情報 | ニコン

サントリーの事例：多様な商品展開と革新的なマーケティング

サントリーは、ビール、ウイスキー、清涼飲料水など、多様な商品展開で知られています。それぞれの市場において、独自のマーケティング戦略を展開することで、市場シェアを獲得してきました。例えば、プレミアムモルツは「最高級のコクと香り」を訴求することで、ビール市場に新たな価値を創造しました。また、伊右衛門は、緑茶飲料市場において、伝統的なお茶の文化と現代的なライフスタイルを融合させた商品として、大きな成功を収めました。多様な商品展開と革新的なマーケティング戦略がサントリーの成功を支えています。

参考：会社概要 | サントリー

湖池屋の事例：ロングセラー商品の進化と新商品開発

湖池屋は、「ポテトチップスの湖池屋」として、長年にわたりスナック菓子市場で人気を博しています。ロングセラー商品である「のり塩」や「カラムーチョ」は、時代に合わせて改良を重ね、常に消費者のニーズに応えてきました。また、近年では、健康志向の高まりを受けて、素材や製法にこだわった新商品を積極的に開発しています。ロングセラー商品の進化と新商品開発への積極的な取り組みが湖池屋の成功を支えています。

参考：会社概要｜株式会社湖池屋

各社の成功要因比較

企業名	主要製品	成功要因
ユニクロ	カジュアル衣料	低価格戦略、高品質な製品、効果的な広告戦略
ニコン	カメラ	高性能カメラ、確固たるブランドイメージ
サントリー	飲料	多様な商品展開、革新的なマーケティング戦略
湖池屋	スナック菓子	ロングセラー商品の進化、新商品開発への積極的な取り組み

これらの事例は、それぞれの業界や市場における成功事例です。自社のビジネスに最適なマーケティング戦略を策定するためには、市場分析、顧客理解、競合分析など、綿密な調査と分析が不可欠です。これらの企業の成功事例を参考に、自社に合った戦略を構築していくことが重要です。

マーケティングを学ぶための方法

マーケティングを学ぶ方法は様々ですが、自分に合った方法を選ぶことが重要です。

• マーケティング関連書籍を読む
• マーケティングセミナーに参加する
• オンライン学習プラットフォームを活用する

無料もしくは、低価格のものから試してみて、自分に合った学習方法を見つけましょう。継続的に学習することで、マーケティングスキルを着実に身につけられるでしょう。

マーケティングセミナーに参加する

実践的な知識やスキルを身につけるためには、セミナーへの参加が有効です。講師や他の参加者との交流を通して、新たな視点や insights を得ることができます。

セミナーの種類

• 初心者向けセミナー：マーケティングの基本的な概念や用語を学ぶことができます。
• 特定分野に特化したセミナー：デジタルマーケティング、SNSマーケティングなど、特定の分野に特化した知識やスキルを学べます。
• 実践型セミナー：ワークショップやグループワークを通して、実践的なスキルを身につけられます。

ストリートアカデミーやSchooなど、様々なプラットフォームでオンラインセミナーも開催されています。場所や時間に縛られずに学べるため、忙しい方にもおすすめです。

オンライン学習プラットフォームを活用する

オンライン学習プラットフォームでは、動画教材や練習問題を通して、自分のペースで学べます。費用も比較的安価なものが多く、手軽に学習を始められます。

おすすめのプラットフォーム

• Udemy：世界最大級のオンライン学習プラットフォーム。マーケティングに関するコースも豊富に揃っています。
• Coursera：スタンフォード大学や東京大学など、世界中の有名大学が提供するコースを受講できます。
• Google デジタル ワークショップ：Google が提供する無料のオンライン学習プラットフォーム。デジタルマーケティングの基礎を学ぶことができます。

これらのプラットフォーム以外にも、様々なオンライン学習サービスがあります。無料トライアルなどを活用して、自分に合ったプラットフォームを見つけることが重要です。継続的に学習することで、マーケティングスキルを着実に身につけられるでしょう。

まとめ

この記事では、「マーケティングとは何をすることか」という問いに対して、初心者にも分かりやすく解説しました。

マーケティングとは、顧客のニーズを満たし、企業の利益を上げるための一連の活動です。市場調査から商品開発、販売促進、顧客との関係構築まで、活動は多岐にわたります。

マーケティングを考える上で重要なフレームワークとして、4P（製品、価格、流通、プロモーション）を紹介しました。ユニクロやニコンといった企業の成功事例からも分かるように、これらの要素を戦略的に組み合わせることが、マーケティング成功の鍵となります。 効果的なマーケティング活動は、企業の成長に欠かせない要素と言えるでしょう。

さらに、デジタルマーケティング（SEO対策、SNSマーケティング、Web広告など）とオフラインマーケティング（チラシ配り、テレビCM、イベント開催など）といった種類も紹介しました。目的に合った適切なマーケティング手法を選択することが重要です。 マーケティングスキルを向上させるためには、書籍、セミナー、オンライン学習など様々な学習方法があります。

ぜひ、これらの方法を活用して、マーケティングの知識を深めてみてください。