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YouTubeショートとは?特徴・メリット・作成のコツを解説!

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YouTubeショートとは、縦長形式で視聴できる短尺動画です。スマホとの親和性の高さやスキマ時間で気軽に視聴できる点から、YouTubeショートに対する注目度はユーザー・企業問わず年々高まりをみせています。

この記事では、YouTubeアカウントを成長させるためにショート動画を取り入れたい企業の方へ向けて、YouTubeショートの特徴やメリット、作成のコツなどを解説しています。YouTubeショートの特徴を理解し、企業の成長につながる優れたコンテンツを作成しましょう。

目次 ー この記事で分かること ー

YouTubeショートとは

YouTubeショートとは、最大180秒まで投稿可能な縦型形式の短尺動画です。2020年にインドで初公開され、2021年7月からは日本を含む世界100ヵ国で利用できるようになりました。公開当初の尺は最大60秒でしたが、現在は180秒までショート動画として投稿が可能です。

動画の撮影から投稿までの一連の流れがスマホ1つで完結し、参入障壁が低い点がYouTubeショートの魅力です。短尺であるため通常動画よりも再生回数が伸びやすい傾向にあり、ショート動画の集客力に期待したマーケティング活動を活発に行っている企業もあります。

参照:YouTubeヘルプ「3分間の YouTube ショートについて

YouTubeショート動画の特徴

YouTubeショートの特徴として、スマホに特化した見やすさ・使いやすさが挙げられます。スマホに特化しているといえるのは、主に次のような要素があるためです。

  • スマホに適した縦長サイズ
  • スマホ1つで撮影・編集・投稿が可能
  • 次々閲覧できるスワイプ機能

それぞれの特徴を把握しておきましょう。

スマホに適した縦長サイズ

YouTubeショートの大きな特徴として、スマホでの視聴に適した縦長サイズが挙げられます。ショート動画で推奨されるサイズ(アスペクト比)は「9:16」ですが、「1:1」での投稿も可能です。

アスペクト比とは、縦横の長さを比率で表したもので、スマホに適したアスペクト比は「9:16」です。そのため、アスペクト比「9:16」で動画を作成すると、スマホを縦に持ったままフルスクリーンで視聴できます。ショート動画はスマホで視聴するのに最適化されたコンテンツといえます。

スマホ1つで撮影・編集・投稿が可能

YouTubeショートは、専用のアプリを使えばスマホ1つで撮影・編集・投稿まですべて行えます。スマホに保存している動画の編集や投稿もできるため、撮影だけ先に行って編集と投稿は後日といった使い方も可能です。

思いついたらすぐ撮影して投稿できる簡易性と即興性が、ショート動画の人気に火をつけた理由です。なお、アカウントの分析ツールとして配信されている「YouTube Studio」は、タイトルや概要欄などの編集・投稿に対応していますが、動画の編集には対応していません。

次々閲覧できるスワイプ機能

YouTubeショートは、上にスワイプすればすぐ次のおすすめ動画が表示される仕組みです。視聴者は表示されたショート動画が好みでない場合、次々スワイプして飛ばせます。YouTubeの通常動画は、おすすめ動画からサムネイルやタイトルを選んでクリックが必要です。

一方、ショート動画はスワイプするだけでおすすめが自動的に表示されるため、手軽に視聴できます。ショート動画は、投稿者・視聴者の双方にとって利用しやすいコンテンツと考えられます。

YouTubeショートの活用が企業にもたらす4つのメリット

YouTubeショートの活用が企業にもたらすメリットは、次の4つです。

  • 幅広い世代にアプローチが図れる
  • 再生回数・チャンネル登録者数の増加が期待できる
  • InstagramやTikTokなど横の展開も行える
  • 制作の手間やコストが少なく済む

この章では、各メリットを詳しく説明します。YouTubeショートならではの利点を理解し、上手く活用しましょう。

幅広い世代にアプローチが図れる

YouTubeショートは、幅広い世代にアプローチが図れる点が強みです。LINEリサーチが、10代〜60代の男女を対象に行った調査によると「ショート動画をほぼ毎日見ている」と答えた方は、20代で約6割・10代で約7割と、年齢が若くなるにつれて割合が増えています。

YouTubeは、年齢・性別にかかわらず大勢のユーザーが利用しています。総務省が、2024年(令和6年)6月に発表した調査報告書によると、YouTubeの利用率は10代〜40代では90%を超え、最も少ない60代でも66.3%と高い結果が出ました。

報告書の結果から、YouTubeショートはショート動画に興味を持つ若年層だけでなく、動画視聴自体を好む幅広い年齢層にアプローチが図れるコンテンツといえます。どの年齢層をターゲットにしている企業でも集客しやすい点が、YouTubeショートの魅力です。

出典:LINEリサーチ「ショート動画を「ほぼ毎日見ている」割合は、若い年代ほど高い傾向
参考:総務省「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

再生回数・チャンネル登録者数の増加が期待できる

YouTubeショートは、ショートフィード上に視聴者の興味に合った動画を複数表示する仕組みです。ショートフィードは、チャンネルを登録していない、普段ショート動画を視聴しない視聴者にも表示されるため、再生回数やチャンネル登録者数の増加が期待できます。

ショートフィードは、長尺動画の視聴がメインの視聴者にもアプローチが図れる魅力的なシステムです。チャンネルの目的を達成するためにも、ショート動画を積極的に活用しましょう。

InstagramやTikTokなど横の展開も行える

ショート動画のアスペクト比は、各プラットフォームで「9:16」と共通しています。そのため、YouTubeショート用に作成したショート動画は、TikTokやInstagramリールなど、ほかのプラットフォームへの投稿も可能です。

尺の最長は、YouTubeショートとInstagramリールが180秒、TikTokの場合は60分(撮影と編集は最長10分)と決まっています。このように複数のSNSで同じ動画を活用できることで、企業は異なる視聴者層にもリーチできます。これにより、より多くの人にブランドや商品を知ってもらうチャンスが広がります。

制作の手間やコストが少なく済む

YouTubeショートは、スマホで撮影するだけでも投稿できるため、長尺動画と比べて制作の手間やコストが少なく済みます。長尺動画を最後まで視聴してもらうには、時間をかけて見た目や内容に工夫を凝らし、見ごたえのあるコンテンツを制作しなければなりません。

一方で、ショート動画は尺が短いため、序盤のインパクトや勢いで最後まで見てもらえる可能性があります。仮に外注する場合でも、長尺動画に比べて制作期間は短く、制作費用は安価です。制作の手間やコストを考えれば、ショート動画は企業にとって有用なコンテンツといえるでしょう。

YouTubeショートにおける再生回数の目安

YouTubeショートの平均再生回数は非公開のため、正確な平均値はわかりません。しかし、これまでの傾向から、目安や目標にしたい数値はある程度予測できます。アカウントを開設したばかりで、投稿数やチャンネル登録者数が少ない場合、目標にしたい再生回数の目安は「100回」です。

まず目標として、1つのショート動画で再生回数100回超えを目指し、クリアしたら200回、500回、と少しずつ目標を上げていきましょう。動画作成のコツをつかめば、YouTubeショートの再生回数1,000回は難しい目標ではありません。

再生回数を増やす方法として、次の章で解説するコツを参考にしてください。

YouTubeショート作成で知っておきたい3つのコツ

魅力的なショート動画を作成するには、いくつかのコツがあります。ここでは、ショート動画を作成する上で知っておきたいコツを3つ紹介します。

  • 冒頭の3秒間で視聴者の心をキャッチする
  • 全体的にテンポ良くまとめる
  • 音声がなくても内容がわかるようにする

初めてショート動画を作る方や、ショート動画の再生回数が伸びず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

冒頭の3秒間で視聴者の心をキャッチする

視聴者は、冒頭の3秒で動画を視聴し続けるか否かを決めるといわれています。言い換えると、冒頭で視聴者の気を引く仕掛けを盛り込むことが、ショート動画成功のコツです。仕掛けの一例として、次のような方法が挙げられます。

  • エフェクトや効果音でインパクトを与える
  • これから何かが起こりそうな期待を持たせる
  • 「〇〇でお悩みの方!」などターゲットに呼びかける

このほかにも、流行りの音楽やダンスを取り入れたり、ユニークな衣装を身に着けて登場したりするのも効果的です。

全体的にテンポ良くまとめる

ショート動画はテンポが大切です。展開の速さで視聴者の意識を引きつけると、勢いで最後まで視聴してもらえる可能性が高まります。ストーリー中に、どんでん返しなど視聴者が驚く仕掛けを入れるのも有効です。

カットの切り替えや場面転換、視点の変更などは、短めにするとテンポが良くなります。また、BGMにテンポの速い音楽を取り入れると、視覚・聴覚の両方からテンポの良さを感じさせられます。

音声がなくても内容がわかるようにする

視聴者の中には、電車・バスでの移動中など音が出せない状況でショート動画を視聴する方もいます。音声が聞けない状況で視聴する方向けに、音声がなくても内容がある程度わかる構成にしていると、視聴者ファーストな動画になります。

例えば、字幕が単調にならないように、フォントやサイズでの工夫が必要です。「重要な部分は色をつけて大きくする」「テロップで明確に伝わるようにする」「感情表現にエフェクトを使用する」などが、単調さを避ける工夫の一例です。

字幕・テロップ・エフェクトなどを効果的に活用し、音がなくても楽しめる内容に仕上げましょう。

【スマホ・PC別】YouTubeショートの作成・投稿方法

YouTubeアプリを使ったショート動画の編集・投稿方法を、スマホ・PC別に解説します。スマホの場合、アプリで撮影から投稿までできますが、PCの場合は既存動画の簡単な編集・投稿のみ可能です。制作環境ややりたい操作に応じて、スマホ・PCと使い分けるとよいでしょう。

スマホを使った作成・投稿方法

YouTubeショートは、スマホアプリを使えば撮影から投稿まで可能です。新規でショート動画を作成する場合は、以下の手順で行います。

  1. アプリ起動後に下部の「+」をタップ
  2. 「ショート」を選択し、赤いボタンを押せば撮影開始
  3. 撮影完了後は、右側に並ぶエフェクトを追加
  4. エフェクト追加後は右下のチェックマークをタップし、テキストやナレーションを挿入

スマホに保存している動画も、180秒以内であればショート動画としてアップロード可能です。既存動画をショート動画にする場合は、以下の手順で行います。

  1. 下部の「+」をタップ
  2. 「動画」を選択し、任意の動画をタップして表示
  3. 「ショート動画として編集」をタップ
  4. 「次へ」をタップし、テキストやナレーションなど挿入

動画を撮影して作成まで終わったら「次へ」をタップし、「ショート動画をアップロード」をタップで投稿が完了します。既存動画は、新規作成時のようなエフェクト追加ができない点に注意が必要です。なお、OSやアプリのバージョンなど、環境によって手順が異なる場合があります。

PCを使った作成・投稿方法

作成を終えたショート動画であれば、PCの「YouTube Studio」から投稿が可能です。新規動画の撮影や複雑なエフェクトは入れられないものの、トリミング・カット・ぼかしなどの簡単な編集は行えます。事前準備として、投稿したいショート動画をPCに保存しておきましょう。

編集は投稿してから行うため、まずは投稿方法から説明します。

  1. YouTubeStudioを開いてログイン
  2. 右上の「+作成」をクリックし、「動画をアップロード」を選択
  3. 表示された枠内に投稿したいショート動画をドラッグ&ドロップ、または「ファイルを選択」をクリックして動画を選ぶ
  4. アップロード中に動画の詳細情報を記載する

アップロードのあと編集を行う場合は、4番目の手順の際に「非公開」を選択しましょう。投稿を終えたら、ショートタブから編集したい動画をクリックし、左のメニューに並ぶエディタで編集を行います。編集後は、公開設定を「公開」にしましょう。

YouTubeショートのタイトルによくあるハッシュタグ「#Shorts」とは

「#Shorts」とは、YouTubeにショート動画と認識させるためのハッシュタグです。以前はタイトルに「#Shorts」と入れなければショート動画として投稿できませんでした。

現在は、180秒以内の縦長動画なら自動的にショート動画と認識されるようになっています。「#Shorts」を入れる際は、タイトルとハッシュタグの間に「半角スペース」を入れてください。

まとめ

YouTubeショートは、新たな視聴者層にアプローチが図れる魅力的なコンテンツです。インターネットとスマホがあれば誰でも視聴できるため、デジタル社会の発展にしたがって、ますます視聴者は増えていくと考えられます。

YouTubeショートは、コストパフォーマンスに優れ、参入障壁が低い点が魅力です。再生回数やチャンネル登録者数を増やして、アカウントの開設目的を果たすために、YouTubeショートを積極的に活用しましょう。

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この記事の執筆者・監修者

大澤 要輔のアバター 大澤 要輔 『Webhit(ウェビット)』編集長

【プロフィール】
マーケティングメディア『Webhit(ウェビット)』の編集長。運営元の株式会社FlyEde 代表取締役を務める。中小企業経営者へのコンサルティングは累計3,000回以上。Webマーケティング × 組織構築 × 人材育成の3つの領域を中心に、年商5,000万円~数億円前後の領域で売上を伸ばす仕組みを構築。

【保有資格】
上級ウェブ解析士
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
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Yahoo!広告 各種資格

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