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【事例あり】YouTubeの再生回数を増やす方法やポイントを紹介

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YouTubeで再生回数を増やすためには、視聴者がクリックしたくなる魅力的なコンテンツづくりが必要です。本記事をご覧の方の中には、YouTubeの再生回数が増えないとお悩みの方や、再生回数を増やすにはどうしたらいいか知りたいと考えている方がいらっしゃるでしょう。

本記事では、企業の経営者やWebマーケティング担当の方に向けてYouTubeの再生回数を増やすための5つの方法を紹介します。いずれも初心者でも取り組める方法です。ぜひ参考にしてください。

目次 ー この記事で分かること ー

再生回数がカウントされる仕組みとは

再生回数はユーザーが動画をクリックして、しばらく視聴を続けることでカウントされる仕組みです。カウントされるまでの具体的な時間は非公開になっていますが、YouTubeから「視聴した」とみなされるだけの時間は再生される必要があります。

同じアカウントで短時間に視聴を繰り返しても、1回としかカウントされません。また、カウントの仕組みは不正防止の観点から詳細が非公開とされています。機械を使った再生もカウントされない仕組みになっています。

もし人の手でクリックを行い、しばらく視聴しても再生回数が増えない場合は、反映が遅れているのかもしれません。この場合は、少し時間をおいてみるとよいでしょう。

再生数を増やすには「ユーザーにクリックしてもらう」「ある程度視聴を続けてもらう」の2点が重要です。
ユーザーの興味を引く動画づくりを行うように意識しましょう。

企業にありがちなYouTubeの伸び悩みを起こす原因

企業のYouTubeチャンネルが伸び悩む原因として、主に次の3つが挙げられます。

  • アルゴリズムに評価される仕組みの理解が足りない
  • 投稿スケジュールが決まっていない
  • データを活用していない

以下でそれぞれの原因を詳しく解説します。

アルゴリズムに評価される仕組みの理解が足りない

YouTubeの再生回数が伸び悩む原因の1つに、アルゴリズムの理解不足が挙げられます。YouTubeではアルゴリズムに評価されると、動画がおすすめや上位に表示されやすくなります。アルゴリズムが評価するポイントはいくつかあり、特に重要とされているのが視聴維持率です。

視聴維持率が低いと「視聴者が途中で離脱してしまっている可能性が高い」と考えられます。また、いいねやコメントといったエンゲージメント率が高い動画も、アルゴリズムから評価を得やすくなります。再生回数を伸ばすためには、アルゴリズムに好かれるコンテンツとは何かを知ることが大切です。

投稿スケジュールが決まっていない

投稿スケジュールが不規則であったり投稿数が少なかったりする場合も、YouTubeの再生回数が伸び悩む原因になります。不定期な投稿は視聴者が次の動画が公開されるタイミングを予測できず、継続的に視聴しづらくなるためです。

また、投稿頻度が少ないと、YouTubeのおすすめや検索結果の上位に表示される機会が減り、視聴者に見つけてもらいにくくなります。ただし、闇雲に投稿回数を増やせばよいわけではありません。投稿数が多過ぎると動画の質を落としてしまう可能性があります。週1〜2回を目安に投稿するとよいでしょう。

データを活用していない

データ分析をしていないまたは足りない場合も、再生回数が伸びない原因につながります。YouTubeのデータ分析ツール「YouTubeアナリティクス」は、再生回数を増やしたい企業にとって必須なツールです。

YouTubeアナリティクスには、動画の視聴回数や総再生時間、視聴者層など再生回数を増やすための分析に必要なデータがまとめられています。データ分析は、さまざまな角度から行います。例えば、動画序盤の離脱率が高ければ、序盤で離脱しない工夫が必要です。

クリック率が低い場合は、タイトル・サムネイル・テーマの選択に問題がないか検討しましょう。

YouTubeの再生回数を増やす5つの方法

ここでは、動画の再生回数を増やす運用方法として以下の5つを紹介します。

  • 再生リストを効果的に活用する
  • クリエイターとのコラボを積極的に行う
  • 終了画面をCTAの促進に活用する
  • 視聴者とコミュニケーションを図る
  • ショート動画も積極的に実施する

これらの方法は1つでも効果が期待できますが、複数組み合わせればより高い成果につながる可能性があります。

再生リストを効果的に活用する

YouTubeの再生リストは、再生回数を増やすのに有効な機能です。再生リストがあればユーザーは動画検索が容易になる上、関連動画のまとめ視聴もできるようになります。これらのメリットは、ユーザーの滞在時間の増加につながります。

再生リストを作る際は、似たテーマの動画や人気の動画などカテゴリを決めるのが一般的です。再生リストに表示するタイトルは、ユーザーの利便性を考えてわかりやすいものにしましょう。

クリエイターとのコラボを積極的に行う

クリエイターとのコラボも高い効果が期待できます。コラボ先は、企業アカウントのほかにもユーチューバーやインフルエンサーなどさまざまです。企業がコラボを行うメリットは、新たな視聴者層にアピールできる点が挙げられます。

特にチャンネル登録者数が多いクリエイターとのコラボは、予算の範囲で積極的に行いましょう。再生回数・チャンネル登録者数を大幅に増加させる良い機会になります。コラボ相手を探す場合は自社コンテンツとの親和性が高いクリエイターにすると、より高い効果につながるでしょう。

終了画面をCTAの促進に活用する

動画の終了画面は、視聴者に次の行動を促すための重要な場です。動画の終了画面にチャンネル登録のお願いや関連動画のリンクを設置すると、視聴者はチャンネル登録や別の動画の視聴など次の行動が取りやすくなります。

終了画面で自社の公式Webサイトに案内するのも有効な手段です。こうした工夫を取り入れることは再生回数だけでなく、チャンネル登録者数や滞在時間、公式Webサイトへの流入を増やす機会をもたらします。動画の終了画面は積極的に活用しましょう。

視聴者とコミュニケーションを図る

YouTubeの再生回数を増やすためには、ユーザーとのコミュニケーションが大切です。コミュニケーションは企業に対する信頼度やユーザーとの親密度を高め、エンゲージメント率の向上につながります。

ユーザーとのコミュニケーション方法には多くの選択肢がありますが、最も簡単な方法は、コメントの活用です。動画内でコメントを促す際に「〇〇についてご意見お待ちしています」「××に関するご質問があれば、コメントください」など具体的に伝えれば、ユーザーはコメントを書きやすくなります。

コメントに返信を入れると、ユーザーとの親密度はさらに上昇するでしょう。そのほかにも、イイネに対するお礼を動画内で伝えたりライブ配信でチャットに回答したりといった方法も効果的です。

ショート動画も積極的に実施する

YouTubeの再生回数を効率的に増やす方法として、ショート動画の制作も挙げられます。ショート動画とは最大60秒までの縦長動画のことで、スマートフォンを縦にしたままフルスクリーンで視聴できる点が特徴です。

スマートフォンを用いた動画視聴が一般的になるにつれ、ショート動画を視聴するユーザーが増えてきました。ショート動画は1本辺りの視聴時間が短いため、移動時間やスキマ時間など短時間で気軽に視聴できます。

2024年に行われたLINEリサーチの調査によると、YouTubeのショート動画は幅広い年代に好まれていることがわかります。中でも視聴時間が多いのは、10代・20代の若者でした。若者をターゲットにしたコンテンツを制作するのであれば、ショート動画には念入りに力を入れるのがよいでしょう。

出典:LINEリサーチ「ショート動画を「ほぼ毎日見ている」割合は、若い年代ほど高い傾向

再生回数の伸び悩みから抜け出すコツ

YouTubeで再生回数が増える動画づくりのコツを4つ解説します。

  • クリックしたくなるタイトルとサムネイルを考える
  • 冒頭の5秒にインパクトのある描写を入れる
  • トレンドに合わせたテーマを設定する
  • 検索数の多いキーワードを盛り込む

いずれも、再生回数を伸ばすコツとして重要な情報です。

クリックしたくなるタイトルとサムネイルを考える

再生回数を増やすには、タイトルやサムネイルで興味を引くことが大切です。思わずクリックしたくなるタイトルや人目を引くサムネイルを意識しましょう。タイトルに検索キーワードを入れておくと、検索でおすすめに表示されやすくなります。

ユーザーの興味を引くサムネイルを作成するには、鮮やかな色彩やカラフルな絵柄が効果的です。変わったフォントでインパクトを与えるのもよいでしょう。

サムネイルに配信者の写真を入れるのも有効です。人は何度も接触する人物に対し、少しずつ好感を持ちやすくなると考えられており、心理学ではこの現象を「ザイオンス効果」と呼んでいます。好感度が上昇すると、クリック数の増加や信頼度上昇の効果が期待できます。

クリック率はYouTubeのアルゴリズムに影響を与える重要な指標です。動画のタイトルとサムネイルの出来次第で、今後のリーチ数が大きく伸びる可能性があります。

冒頭の5秒にインパクトのある描写を入れる

動画の冒頭にインパクトのある描写を入れると、視聴者の心を掴みやすくなります。視聴者は、冒頭の約5秒で内容に興味を持たないと動画をスキップする傾向にあるため、冒頭のインパクトは重要です。

インパクトを与える方法は、いくつかあります。例えば、冒頭で「~な悩みを持つ皆さん!」と呼びかければターゲットが明確化され、実際にその悩みを持つ視聴者の目を引きつけられます。

動画にストーリー性やエンターテイメント性を持たせるのも、冒頭でインパクトを与えやすい手法です。そのほかにも、効果音やエフェクトに工夫を凝らしたり最初に最も伝えたい要素を取り入れたりと、インパクトを与える方法はさまざまです。

トレンドに合わせたテーマを設定する

再生回数を増やすには、最新のトレンドに合わせたテーマを動画に盛り込む方法も有効です。トレンドは話題性や注目度が高く、ユーザーに検索されやすい情報であるためです。

トレンドを動画に取り入れれば、これまでとは異なる層へのアプローチにつながり、チャンネル登録者数や新規顧客が増加する可能性もあります。トレンドを知る方法は、インターネットやニュース、SNSなどさまざまです。

ときには、YouTubeの急上昇動画がトレンドを知るきっかけになることもあります。トレンドをテーマに入れる際は、ターゲットの関心に沿う形で入れるように注意しましょう。

検索数の多いキーワードを盛り込む

YouTube動画もGoogle検索結果の上位表示の対象です。YouTubeの再生回数を増加させるには、検索数の多いキーワードを取り入れるSEO対策が有効です。検索キーワードは、タイトルだけではなく動画の概要やタイムスタンプなどにも入れましょう。

概要欄にハッシュタグを入れるのも良い方法です。ハッシュタグは検索がしやすくなるほか、ブランドの可視化やキャンペーンの呼びかけなどマーケティングに役立つさまざまな効果が期待できます。

YouTube活用企業の事例から学ぶ再生回数増加のコツ

YouTubeを活用している企業の事例から、再生回数を増やすコツを紹介します。ここに取り上げた企業では、自社の強みを活かした独自のコンテンツを基に再生回数を増やすためのさまざまな取り組みが行われています。ぜひ、コンテンツづくりの参考にしてください。

【事例①】楽待 RAKUMACHI

「楽待」のYouTubeチャンネルでは、不動産投資や経済・金融・株式投資など投資家に役立つコンテンツが多数用意されています。楽待の魅力は、各テーマごとにユニークなタイトルと切り口で動画を制作している点です。

各業界で一流と呼ばれる方々との対談やコラボ動画を豊富に取り入れ、幅広い方面にアピールを図っているのも成功の秘訣といえるでしょう。

再生リストには「家にまつわる怖い話」「私の失敗談」「愛のお説教部屋」などユーモラスなテーマが数多く用意されており、不動産や投資に興味のあるユーザーが再生したくなるコンテンツづくりを行っています。

再生回数を増やすコツとして、ユーモラスな動画やコラボ動画、再生リストの作成などさまざまな手法を取り入れている点は、ぜひ参考にしたいポイントです。

【事例②】有隣堂しか知らない世界

「有隣堂しか知らない世界」は、老舗書店ならではの専門知識と独自の視点が強みのチャンネルです。販売データや業界の裏話を交えた書籍・文具の深掘り解説がチャンネルの特徴で、ほかでは得られない情報を提供し、視聴者の知的好奇心を刺激しています。

社員自らが出演してリアルな書店員目線で語り、親近感を醸成している点もポイントです。個性的なキャラや素朴な掛け合いと広告臭のない自然な雰囲気が多くの視聴者を魅了しています。

視聴者との交流も活発で、チャンネル上では企業とユーザーのコミュニティが形成されています。業界の裏話や専門的な知識を活かし、「ここでしか聞けない」テーマが設定されている点も再生回数を増やす要素の1つです。

視聴者の疑問を先回りして共感を生む企画も魅力的で、意外性のあるタイトルやストーリー性を加えることでクリック率と視聴維持率を高めています。

まとめ

YouTubeの再生回数を増やすためには、ユーザーが「クリックしたい」「視聴を続けたい」と思う質の高いコンテンツづくりが重要です。動画の質を高めればアルゴリズムからの評価も高まり、再生回数やチャンネル登録者数の増加が図れます。

再生回数を増やして企業の成長につなげるためにも、質の高いコンテンツづくりを行いましょう。

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この記事の執筆者・監修者

大澤 要輔のアバター 大澤 要輔 『Webhit(ウェビット)』編集長

【プロフィール】
マーケティングメディア『Webhit(ウェビット)』の編集長。運営元の株式会社FlyEde 代表取締役を務める。中小企業経営者へのコンサルティングは累計3,000回以上。Webマーケティング × 組織構築 × 人材育成の3つの領域を中心に、年商5,000万円~数億円前後の領域で売上を伸ばす仕組みを構築。

【保有資格】
上級ウェブ解析士
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
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目次 ー この記事で分かること ー