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LP(ランディングページ)制作とは?作り方やおすすめサービス

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LP(ランディングページ)は、注文や問い合わせの誘導路となるため、ウェブマーケティングにおいて重視されています。
今回はLP(ランディングページ)の制作方法や企業の成功事例について解説します。
LP制作に便利なおすすめサービスの費用もに紹介するので、LPの制作を検討している方はぜひ参考にしてください。

目次 ー この記事で分かること ー

LP(ランディングページ)制作とは

LP(ランディングページ)制作とは、次の3つのポイントをおさえたウェブページを作成することです。
まずLP(ランディングページ)の特徴をここで掴んでみましょう。

1.縦長で情報量が多いページ

1つ目は「縦長で情報量が多いページ」であること。
LP(ランディングページ)はいわば営業のクロージングトークをウェブページ化したものです。
順序立てた情報を提供することで、目的とするアクションまで誘導しコンバージョンを獲得します。
そのため、自然に情報量が多い縦長のレイアウトになります。

2.外部のページへのリンクが少ない

2つ目は「外部のページへのリンクが少ない」ことです。
外部リンクは来訪者に目的としていないアクションを起こさせる原因となります。
来訪者が迷わずコンバージョンへとつながるアクションをとれるように、LP(ランディングページ)の制作ではあえて外部リンクを減らします。

3.画像主体のインパクトが強いデザイン

3つ目は「画像主体のインパクトが強いデザイン」であることです。
LP(ランディングページ)制作では画像を多く用いて、サクサク閲覧できるレイアウトのページ作りをします。
なぜなら、LP(ランディングページ)は目的とするアクションに誘導するために作成されるからです。
画像主体のインパクトが強いデザインによって直観的に情報を伝え、スムーズに来訪者をクロージングへと誘導します。

なお、LP(ランディングページ)には訪問者が最初に訪れるページのことを意味する「広義のLP」と、訪問者のアクションを起こさせコンバージョンを獲得することを目的に作られたページを意味する「狭義のLP」の2種類が存在します。
LP(ランディングページ)制作におけるLPは、狭義のLPを指すことが通常です。
また、ファーストビューの画像を特にインパクトが強いものに設定することにより、離脱率も低くすることが可能です。

LP(ランディングページ)制作の事例5選

コンバージョン率の高いLP(ランディングページ)を制作するには、多くのLPの事例を比較して検討することが大切です。
以下ではLP(ランディングページ)制作の成功事例を5つ紹介します。

日本コカ・コーラ株式会社「FANTA」

キャッチコピーは「夏はおうちで、ファンタミックス!」。
サブキャッチコピーに「#ファンタでおいしい自由研究」というハッシュタグを用意して、ファンタの新しい楽しみ方を提案するとともに、SNSへ誘導しています。
ボディではさまざまなファンタの楽しみ方の例を紹介し、クロージングにおいてSNSのキャンペーンへと誘因します。

株式会社パイロットコーポレーション「Dr.Grip」

「Dr.Grip」の30周年を記念して作られたLP(ランディングページ)です。
SNSや商品ページへの誘因だけでなく、商品の世界観を周知することを目的にして作成されています。
「明日へのグリップ」をキャッチコピーにして「Dr.Grip」のベネフィットと関連するメッセージを紹介。
ボディ部には商品テーマに沿った動画のドラマを掲載しています。

トヨタ自動車株式会社「トヨタ ランドクルーザー 70th ANNIVERSARY LIMITED」

動的なランドクルーザーの写真をページ内に多く掲載することで、力強くタフな商品イメージを直感的に伝えるLP(ランディングページ)です。
ページをスクロールしていくだけで、車の性能・装備・魅力が伝わるように工夫されています。

日清食品ホールディングス株式会社「日清焼きそば UFO」

「濃い濃い濃厚キャンペーン」とのキャッチコピーを用いた、アプリゲーム「モンスターストライク」とのコラボ企画のLP(ランディングページ)です。
ファーストビューにおいてオリジナルパッケージとキャラクターを紹介し、ボディにおいてどのようなキャンペーンであるかを説明しています。
縦描き漫画を掲載することで、わかりやすくキャンペーンへの参加方法を解説することに成功しており、スムーズにクロージングへと誘導しています。

株式会社マウスコンピューター「mouse」

ファーストビューにおいて自社製品を持つ芸能人が、マウスってどうなのよ?」というキャッチコピーをアピール。
LP(ランディングページ)を読み進めることによって「どうなのよ?」という疑問が解消するという仕掛けになっています。
セールスポイントや疑問への答えは動画CMでボディ部分に挿入することによって、大量の情報を掲載しながらも、サクサクとページを閲覧することを可能にしました。
なおレイアウトは、会社のイメージカラーである黄と黒でまとめられています。

LP(ランディングページ)の作り方

自社でLP(ランディングページ)を制作する場合の作り方について、3つのステップで解説します。
LP(ランディングページ)を作ってみたいけど手順が分からないという人は参考にしてください。

1.気持ちをつかむ「ファーストビュー」を作る

まずLP(ランディングページ)制作では「ファーストビュー」を作り上げます。
ファーストビューは、LPにたどり着いたときに真っ先に目に入る部分です。
来訪者の気持ちをつかみ、アクションへと導く動作を促すために、「ファーストビュー」ではキャッチコピーおよびメインビジュアルの作成に力をいれてください。

キャッチコピーのコツ

LP(ランディグページ)制作で使うキャッチコピーの作成のコツは、誘因する「ターゲットを明確にする」ことです。
そのうえで「ベネフィット」を示し「好奇心を煽る」ような言葉づかいを意識するとよいでしょう。
場合によっては、悩みをかき立てるような言葉づかいも有効です。

メインビジュアルのコツ

LP(ランディングページ)のメインビジュアルは一目で情報が伝わるようにすることが制作のコツです。
情報を詰め込み過ぎないようにしましょう。
企業イメージやブランドイメージをシンプルに伝えることを意識すると、よいメインビジュアルが生まれやすくなります。

2.「ボディー」にはユーザーを説得するコンテンツを用意

ボディはユーザーを説得するための領域で、いわば営業トークのようなものです。
経験談や感想など、共感を促すコンテンツを配置したり、商品やサービスのベネフィットを解説します。

ユーザー視点を意識する

LP(ランディングページ)のボディ制作では、ユーザーの視点を意識することが大切です。
伝えたいことばかりを詰め込むのではなく「ユーザーが知りたい」と思うことをアピールするようにしましょう。
うまくコンテンツが作成できない場合には、ターゲットとペルソナの特定に立ち戻ることをおすすめします。
ターゲットとは自社の商品やサービスを訴求すべき集団や属性のことです。
ペルソナとはターゲットをより具体的にしたもので、実際に商品やサービスを利用してくれそうなユーザー像のことを意味します。
ターゲットとペルソナを特定することによって、どのような人に向けてLP制作するべきかが捉えやすくなり、制作の指標が明らかになります。

導入方法も解説する

製品やサービスの導入方法の解説も、購入へのアクションへと導くための必要な要素です。
忘れずLP(ランディングページ)のボディに記載しておきましょう。

3.コンバージョンへと導く「クロージング」を作ろう

コンバージョンへとつながるアクションを実際に促す領域です。
再度キャッチコピーを記載して、アクションの後押しをします。
「クロージング」の制作においては「ベネフィットの再提示」「相手の不安を払拭する」「選択肢をコンバージョンに絞る」という3つの点が大切です。

CTAボタンのデザインにも配慮する

ユーザーがコンバージョンしやすいように、LP(ランディングページ)制作ではCTAボタンのデザインにも配慮してください。
CTAボタンとは、ユーザーをコンバージョンへと導くためのボタンのことです。
例えば「会員登録数」を増やしたいという目的のLPなら、「会員登録はこちら!」と書かれたCTAボタンを用意するとよいでしょう。
CTAボタンを作るコツは3つあります。
1つ目はベネフィットを押し出したメッセージがあることです。
2つ目は目立つデザインであることで、見えないものはクリックしてもらえません。
3つ目はLPとの統一感があること。
いかに目立っていても、悪目立ちしたCTAボタンだとクリック率が下がってしまうので注意してください。

LPの制作では視覚的な魅力は重要な要素です。
この点を意識することで、ユーザーはコンテンツに興味を持ちやすくなります。
その結果、コンバージョン率の上昇が期待できるでしょう。

LP(ランディングページ)制作のおすすめサービスと費用4選

以下ではLP制作に便利なおすすめのサービスを4つピックアップして紹介します。
なお、費用やプランに関する情報は2023年8月の時点のもので、すべて税込価格です。

ペライチ

知識がなくともスマホ対応のLPを簡単に制作できるサービスです。
テンプレートも豊富なので、まずは気になるLPの構成を真似てみるのもよいでしょう。
ペライチはオンライン決済にも対応しています。
これからECサイトやLP作りに挑戦しようと考えている方にもぴったりなサービスではないでしょうか。
かかる費用はプランによって変わり、以下の通りです。
年額を一括払いすることで割引が受けられます。

  • プロフェッショナルプラン 月額7,678円・年額82,922円
  • ビジネスプラン 月額4,378円・年額47,282円
  • レギュラープラン 月額3,278円・年額35,402円
  • ライトプラン 月額1,628円・年額17,582円
  • フリープラン 0円(ペライチの広告が掲載されます)

フォームメーラー

パワーポイントでプレゼン資料を作るかのように、LPを制作できるサービスが「フォームメーラー」です。
LP用のテンプレートも数多く用意されているので、手慣れていない方でも手軽に見栄えするLPを作りあげられるでしょう。
もちろんGoogle Analyticsを設定しておけばアクセス解析も可能です。
価格・費用はFree・Pro・Businessの3種類のプランそれぞれで異なります。
Freeは料金無料ですが、利用に関して制限があります。

  • Pro 月額1,485円
  • Business 1,980円~

WiLL Form

クラウド型の応募フォーム作成システムである「WiLL Form」は、LPの作成にも特化しています。
フォーム作成エディター標準搭載なため、プログラムの知識がなくともドラッグ&ドロップで必要な要素を落とし込むだけで、簡単にLPが制作可能です。
当然ながらスマートフォンにも対応しており、気軽にレスポンシブ化をすることもできます。
費用は3種類ありますが、エンタープライズプランの料金に関しては問い合わせる必要があります。

  • スタンダードプラン 月額11,000円
  • プロフェッショナルプラン 月額22,000円

Paperform

「Paperform」はオンラインでサービスが利用できるフォームビルダーです。
美しいテンプレートを選び、必要なコンテンツを張り付けていくだけでLPを完成させられます。
リッチテキスト・動画・写真のページ内への埋め込みも楽々で、外部アプリと連携させることもできます。
アイデア次第で業務効率化にも役立つサービスです。

  • Essentials版 月額20ドル(年額240ドル)
  • Pro版 月額40ドル(年額480ドル)
  • Agency版は月額135ドル(年額1,620ドル)

なお、日本国内で海外のオンラインサービスを利用する場合は日本の消費税が課税されます。

LP(ランディングページ)成功のカギはユーザー視点と魅力的なデザイン!

LP(ランディングページ)の定義には広義と狭義があり、広義のLPは訪問者が最初に訪れるページを指し、狭義のLPはコンバージョンを獲得することを目的としたページを意味します。
LP制作では「狭義のLP」と捉えてページを作るのが一般的です。
また、LP制作の成功のカギは、ユーザーの視点を意識したコンテンツ作成と視覚的な魅力を持つデザインにあります。
今回解説したLP(ランディングページ)制作のコツを踏まえて、効果的なLPを作り上げましょう。

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この記事を書いた人

大澤 要輔のアバター 大澤 要輔 『Webhit(ウェビット)』編集長

【プロフィール】
マーケティングメディア『Webhit(ウェビット)』の編集長。運営元の株式会社FlyEde 代表取締役を務める。中小企業経営者へのコンサルティングは累計3,000回以上。Webマーケティング × 組織構築 × 人材育成の3つの領域を中心に、年商5,000万円~数億円前後の領域で売上を伸ばす仕組みを構築。

【保有資格】
上級ウェブ解析士
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
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