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Instagram広告の費用は?種類別の費用相場や利益向上のためのコツを解説

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「Instagram広告を出稿したいがどれくらいの費用がかかるのかわからない」
「広告を出稿して利益を向上させたい」
上記のようにお悩みのWeb担当者は少なくありません。

この記事では、Instagram広告の種類別費用相場や効果的な広告方法を解説します。出稿までの流れも解説しているため、この記事を読めばInstagram広告の運用をすぐにスタートできます。

Instagram広告の費用について知りたい・利益を向上させたいWeb担当者様はぜひ参考にしてください。

目次 ー この記事で分かること ー

Instagram広告とは?

Instagram広告とは、Instagramで配信する広告のことです。Instagramは国内月間アクティブユーザー数(MAU)3,300万人(2019年6月)、海外月間アクティブユーザー数14億7800万人(2022年1月)を誇る人気の高いSNSです。

Instagram広告はFacebookのデータを利用できるため、年齢や性別だけでなく仕事やライフスタイル、移住地などといった細かいターゲティングができます。また、画像や写真を用いた画像広告や動画広告、ストーリーズ広告などさまざまな広告方法から目的やターゲットに併せて自由に出稿スタイルを選択できるのも特徴です。

Instagram広告の課金方式別|広告費用相場

Instagram広告の課金方式別、広告費用の相場は以下の通りです。

課金方式費用相場
クリック課金(CPC)40〜100円/1クリック
インプレッション課金(CPM)500〜1,000円/1,000回表示
アプリインストール課金(CPI)100〜150円/1インストール
再生数課金(CPV)4〜7円/1再生

以下で詳しく解説します。

クリック課金|CPC(Cost per Click)

クリック課金とは、広告がユーザーにクリックされるごとに費用が発生する課金方式です。広告1クリックごとに費用が発生します。クリック課金の相場は、1クリック40〜100円になります。

インプレッション課金|CPM(Cost per Mille)

インプレッション課金とは、広告がユーザーに閲覧されるごとに費用が発生する課金方式です。サービスや商品のジャンルによって費用が変動しますが、相場は広告が1,000回表示されるごとに500〜1,000円です。

アプリインストール課金|CPI(Cost per Install)

アプリインストール課金とは、広告を経由してアプリがインストールされた場合に費用が発生する課金方式で、費用相場はアプリが1回インストールされるごとに100〜150円になります。

再生数課金|CPV(Cost per View)

再生数課金とは、広告動画が10秒以上再生された、あるいは最後まで再生された場合に費用が発生する課金方式です。サービスや商品のジャンルによって費用が変動しますが、1再生ごとに4〜7円が費用相場となっています。

Instagramの代行を依頼した場合

Instagramをインスタグラマーや広告代理店へ依頼した場合、どれくらいの費用がかかるのか事前に調べておく必要があります。これらの費用について、詳しく解説します。

インスタグラマーへ依頼したらいくらかかる?

インスタグラマーとは、Instagramに投稿した画像や動画によって多くのユーザーに影響を与える個人のことです。一般的にフォロワー数1万人程度を超えるとインスタグラマーと呼ばれます。

インスタグラマーへ広告を依頼する場合の費用は「フォロワー数×フォロワー単価」で決まります。フォロワー単価は宣伝するサービスや商品のジャンルによって異なり、約2〜6円程度です。

例えば、フォロワー数20万人のインスタグラマーへ広告を依頼する場合には、40〜120万円の費用がかかります。

広告代理店へ依頼したらいくらかかる?

広告代理店へ広告を依頼する場合の費用は、出稿する広告の運用費と手数料によって左右されます。手数料は「広告運用費の20%」が相場となっています。

依頼する広告代理店によって、手数料の定額制度がある場合や一定額以上での運用で手数料が下がる制度を設けている場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

また、広告代理店によっては手数料のほかに初期費用がかかる場合があります。その場合の相場は3〜5万円程度です。

Instagram広告の種類

Instagram広告の種類は、以下の通りです。

  • 画像(写真)広告
  • 動画広告
  • ストーリーズ広告
  • 発見タブ広告
  • カルーセル広告
  • コレクション広告

以下で詳しく解説します。

画像(写真)広告

画像(写真)広告は、画像とテキストで構成される最も基本的な広告方法です。

画像広告は、Instagramのタイムライン上にほかの投稿と同じように自然に表示されるため、ユーザーに違和感を与えにくいほか、CTAボタンを設置でき、ユーザーを具体的な行動へ誘導しやすい点が特徴です。

動画広告

動画広告は動画とテキストで構成され、画像広告と同様にInstagramのタイムラインへ自然に表示できます。

動画広告は、ユーザーの画面に広告が表示されると自動的に動画が再生されるため、ユーザーの目に留まりやすいほか、画像では伝えられない魅力をアピールできる点が特徴です。

ストーリーズ広告

ストーリーズ広告とは、画像や動画、テキストを用いて24時間限定で公開されるストーリーズ機能を活用した方法です。

ストーリーズ広告はユーザーがスワイプして閲覧でき、自身がフォローしているほかのアカウントに紛れて表示されるため、ユーザーに見つけてもらいやすいメリットがあります。

しかし、興味がないと思われれば簡単にスワイプできるため、スキップされやすいのが懸念点でもあります。そのため、ユーザーに見逃されないよう最初の1〜3秒でどれだけユーザーを惹きつけることができるかが重要です。

発見タブ広告

発見タブ広告とは、Instagramのトップページから虫眼鏡マークをタップすることで表示できる発見タブに広告を表示できる方法です。発見タブは、ユーザーの興味があるコンテンツが表示される仕組みになっています。

発見タブを利用するユーザーは、新しい情報を積極的に取り入れる傾向にあるため、広告効果を得やすい点が特徴です。

カルーセル広告

カルーセル広告とは、複数の画像や動画、テキストで構成される方法で画像や動画を最大10枚まで一度に投稿でき、多くの情報を一度に届けられます。また、投稿した画像や動画それぞれに異なるリンクを設置できる点が特徴です。

一つの投稿で複数のサービス・商品を紹介したい場合などに効果的でしょう。

コレクション広告

コレクション広告とは、メイン画像とほか複数の小さなブロック画像で構成されるカタログ式の方法です。

メイン画像はサイズが大きいため、自社の魅力を伝えるのに効果的でしょう。小さなブロック画像では販売ページのリンクが設置できるため、サービス・商品の紹介をするのが一般的です。

スマホからInstagram広告を出稿する方法

スマホから広告を出稿する場合は、過去にInstagramに投稿した内容のみ広告として出稿できます。スマホから広告を出稿する手順は以下の通りです。

  1. Instagramアカウントをビジネスアカウントへ切り替える
  2. プロフィール画面から「プロフェッショナルダッシュボード」を選択する
  3. 目標やターゲットを設定する
  4. 広告の予算と掲載する期間を選択する
  5. 広告を出稿する

以下で詳しく解説します。

STEP1.Instagramアカウントをビジネスアカウントへ切り替える

まずInstagramのアカウントをビジネスアカウントへ切り替えます。切り替え方法は以下の通りです。

  1. Instagramのプロフィール画面右上の三本線マークを選択する
  2. 「設定とプライバシー」を選択する
  3. 「アカウントの種類とツール」を選択する
  4. 「プロアカウントに切り替え」を選択する

STEP2.プロフィール画面から「プロフェッショナルダッシュボード」を選択する

ビジネスアカウントへ切り替えたら、プロフィール画面に表示される「プロフェッショナルダッシュボード」を選択し「広告ツール」をタップして、広告として表示したい投稿を選択します。

過去に反応のよかった投稿やターゲットへ届けたい内容の投稿を選択し、掲載する広告が決まったら「作成する」をタップします。

STEP3.目標やターゲットを設定する

目標設定は、以下の3つから選択できます。

  1. プロフィールへのアクセスを増やす
  2. Webサイトへのアクセスを増やす
  3. 問い合わせを増やす

以上3つの中から目標を選択したら、ターゲットを設定しましょう。ターゲット設定は自動・手動を選べ、手動の場合には地域や興味関心、年齢や性別などを選択できます。

STEP4.広告の予算と掲載する期間を選択する

次に1日あたりの予算を設定し、何日間広告を掲載するのか期間を選択します。それぞれ選択すると推定リーチ数が表示されます。

広告の予算と掲載期間によって広告費用が変わるため、自社にあった予算で広告発信できるよう検討しましょう。

STEP5.広告を出稿する

広告内容を確認し、問題がなければ「支払い方法」を選択し「投稿を宣伝」で広告出稿が完了します。スマホからInstagram広告を出稿した場合、広告の配信面は広告内容に合わせて自動で最適化されます。

PCからInstagram広告を出稿する方法

PCから広告を出稿する手順は以下の通りです。

  1. Facebookアカウントを作成しInstagramと連携する
  2. 広告マネージャーを選択する
  3. 広告の目的を設定する
  4. 広告の管理名とゴールの詳細を設定する
  5. 予算・ターゲット・期間を設定する
  6. 広告の配信面を設定し広告内容を作成する
  7. 広告を出稿する

以下で詳しく解説します。

STEP1.Facebookアカウントを作成しInstagramと連携する

FacebookとInstagramのアカウントを連携します。アカウントを持っていない場合はアカウントの作成から始めましょう。
今回はスマホからの連携方法を紹介します。

  1. スマホでInstagramを開き「プロフィールの編集」を選択
  2. 「ページ」を選択し、連携するFacebookのページを選択

以上の手順でアカウントの連携は完了です。

STEP2.広告マネージャーを選択する

アカウントを連携したら、広告マネージャーに切り替えます。広告マネージャーとはFacebookやInstagramの広告を出稿・管理できるツールです。

PCでFacebookを開き、左側のメニューから「広告マネージャー」を選択すると、広告マネージャーの画面に切り替わります。

STEP3.広告の目的を設定する

広告マネージャー画面から「作成する」を選択し、広告の目的を設定します。2023年10月9日時点では、以下の6つから選択可能です。

  • 認知度
  • トラフィック
  • エンゲージメント
  • リード
  • アプリの宣伝
  • 売上

選択した目的によって、広告の種類や課金方式が決定されるため、目的設定は慎重に行いましょう。

STEP4.広告の管理名とゴールの詳細を設定する

広告を管理するための管理名と広告のゴールの詳細を設定します。
広告の管理名は表に出ることはないため、自分が管理しやすい名前を設定しても問題ありません。ゴールの詳細は、先ほど設定した目的に合わせて表示されます。

STEP5.予算・ターゲット・期間を設定する

予算設定は「1日予算」と「通算予算」どちらでも設定が可能なため、自社にあった方法で設定しましょう。ターゲットや期間の設定は選択式ですので、画面表示にならって設定を行います。

STEP6.広告の配信面を設定し広告内容を作成する

広告の配信面設定は自動・手動を選択できます。自動選択では、広告の効果を最大限に引き出せるよう配信面を選択してくれるため、初めての場合は自動選択がおすすめです。

配信面を選択したら、画像や動画・カルーセルなどを選択し、広告内容を設定します。広告のプレビューを確認しながら見出しやCTA、テキストなども設定していきます。

STEP7.広告を出稿する

すべての設定が完了し、プレビューで確認して問題がなければ「注文確認」を選択し、広告を出稿します。
予算や期間は広告出稿後でも自由に変更できるため、広告の効果を確認しながら運用していきましょう。

Instagram広告で利益向上を目指すためのコツ

Instagram広告で利益を向上させるためのコツは以下の通りです。

  • 明確なターゲット設定
  • ハッシュタグを有効活用
  • 画像・動画は高品質のものを採用
  • 費用対効果を確認
  • PDCAサイクルで広告を改善

以下で詳しく解説します。

明確なターゲット設定

Instagram広告で効果を得るためには、明確なターゲット設定が必要です。細かく明確なターゲット設定を行えば、適切なユーザーに届けられ、利益向上が期待できるでしょう。

Instagramは国内月間アクティブユーザー数(MAU)3,300万人(2019年6月)、海外では14億7800万人(2022年1月)と多くのユーザーが利用しています。

そのため、ターゲットへ確実に広告を届けるには細かなターゲット設定が重要です。年齢や性別のほか趣味や仕事内容、ライフスタイルなど情報を届けたいユーザー像を明確に設定しておきましょう。

ハッシュタグを有効活用

ユーザーは日常的に投稿や検索でハッシュタグを使用します。そのため、サービスや商品と結びつくハッシュタグを活用すると、関連するユーザーへの広告表示が増え広告の効果を高められます。

ハッシュタグは、検索されるであろうキーワードのほかに人気ワードを盛り込むことで、認知度の拡大・利益の向上が期待できるため、積極的に活用しましょう。

画像・動画は高品質のものを採用

Instagramで広告運用を行う際には、ユーザーの目を引く高品質な画像や動画を使用し、ユーザーのスルーを回避しましょう。

広告っぽさのないデザインを採用すると、ユーザーが受け入れやすく自然に宣伝できます。また、画像や動画にテキストを挿入し、一目で情報を得ることができればユーザーの目に留まりやすいです。

CTAの明確化・適切なCTAの設置

CTAを設置することで、ユーザーをサービスや商品の購入に誘導でき利益向上につながりやすいです。広告を見たユーザーにどのような行動を起こして欲しいのかを明確にし、具体的な行動を促します。

広告設定の際にCTA内のテキストを選択できるため、サービスや商品に合わせた適切なCTAを設定しましょう。

PDCAサイクルで広告を改善

PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返して広告を改善していくことです。このPDCAサイクルを意識し広告を改善していくことで、効果的な広告運用ができます。

「ターゲティング」「訴求ポイント」「広告素材」など、さまざまな要素に対し仮説を立てながら分析をしていくことで、より効果的な広告運用ができ、利益向上につながるでしょう。

成功事例|Estée Lauder(エスティローダー)

エスティローダーは、Instagram広告を活用したことにより、さらなる認知・売上の向上に成功しました。

それぞれの言語に合わせて複数のInstagramアカウントを運用し、ユーザーの購買意欲を高める戦略を行っているほか、インフルエンサーマーケティングとオウンドコンテンツを組み合わせたことで利益向上につながっています。

まとめ

Instagram広告にかかる費用は、広告の課金方式によって異なります。そのため、自社が宣伝したいサービスや商品に適した広告方法を検討し、費用対効果を得られるかを事前に確認することが重要です。

この記事の内容を参考に、Instagram広告で集客に成功し、売上の向上を目指しましょう。

ウェビットでは主に中小企業がWebマーケティング、Web集客を行う上でのお悩みを解決するような情報を発信しております。気になられた方はぜひ、ほかの記事もご一読ください。

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この記事を書いた人

大澤 要輔のアバター 大澤 要輔 『Webhit(ウェビット)』編集長

【プロフィール】
マーケティングメディア『Webhit(ウェビット)』の編集長。運営元の株式会社FlyEde 代表取締役を務める。中小企業経営者へのコンサルティングは累計3,000回以上。Webマーケティング × 組織構築 × 人材育成の3つの領域を中心に、年商5,000万円~数億円前後の領域で売上を伸ばす仕組みを構築。

【保有資格】
上級ウェブ解析士
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Google広告 各種資格
Yahoo!広告 各種資格

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