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リスティング広告で詐欺にあわないためのポイントを紹介

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商品やサービスの販売促進を目的として、リスティング広告の実施をお考えの方もいらっしゃるでしょう。
リスティング広告は費用対効果が高いWeb広告ですが、なかには詐欺に利用するユーザーも存在します。

そこで本記事では、リスティング広告における詐欺の内容とあわせて、リスティング広告で詐欺にあわないために押さえておきたいポイントなどを紹介します。
リスティング広告で集客をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次 ー この記事で分かること ー

リスティング広告とは

リスティング広告は「検索連動型広告」とよばれることもある、Web広告の一種です。
ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索した際に、検索結果画面の上部あるいは下部に表示される広告のことを指します。

検索結果に表示される広告は検索キーワードに連動しているため、商品の購入やサービスの利用につながるような、確度の高いユーザーの集客に効果が期待できます。

さらに、リスティング広告では、Webサイトを表示させる際のキーワードの選定や広告文、また広告費用の設定などを、広告主が自由に決めることが可能です。
数あるWeb広告のなかでも、広告主に委ねられる裁量が特に大きいという点も、リスティング広告の特徴といえるでしょう。

下記記事でリスティング広告について詳しく解説していますのであわせてご覧ください。

リスティング広告の運用における詐欺「アドフラウド」とは

上記で紹介したように、リスティング広告は、ターゲットとして想定しているユーザーに対して直接アプローチができるという点を強みとしたWeb広告です。
しかしながら、リスティング広告を運用する際には、「アドフラウド(広告不正)」といわれる、Web広告のシステムを不正に利用した詐欺があるため注意しなければなりません。

アドフラウドとは、システムあるいは人的操作によって、特定のリスティング広告を繰り返しクリックする不正行為のことです。
基本的に、リスティング広告にかかる費用は「CPC(クリック単価)」で決まるため、クリック数が多いほど、広告料も高くなります。

また、アドフラウドによって、運用しているリスティング広告が大量にクリックされると、高額な広告料が発生するだけではなく、広告が正常に表示されなくなることもあります。

アドフラウドの種類

リスティング広告におけるアドフラウドには、以下のような種類が存在します。

リスティング広告におけるアドフラウドの種類と内容

アドフラウドの種類
アドフラウドの内容
自動リロード一定の頻度でリスティング広告を自動的に更新する
ドメインのなりすまし特定のWebサイトになりすまして、広告料を詐取する
ブラウザの自動操作プログラムでブラウザを操作して、Webサイトをクリックする
ファームボットやオペレーターが何度も広告を表示およびクリックする
データセンタートラフィックデータセンターやレンタルサーバーから不正にアクセスする
人的操作人海戦術で繰り返し広告を表示およびクリックする

上記で挙げたものは一例であるため、ほかにもさまざまなアドフラウドがあります。
アドフラウドに狙われると、リスティング広告を運用しても十分な効果を得られずに、無駄な広告費を支払うことになってしまうため、被害にあわないための対策を行いましょう。

具体的には、広告にアクセス解析用のタグを設定し、アドフラウドに該当するような行動を起こしているサイトがないかどうかをこまめに確認することがおすすめです。
もし、「被害にあっているかもしれない」と不安に感じた場合は、広告を配信したあとのデータを確認し、不正なクリックを行ったサイトを探して広告の出稿を止めましょう。

リスティング広告の運用を代理店に依頼する際に押さえておきたいポイント

リスティング広告と詐欺の関連性は、アドフラウドの不正使用だけではありません。
信頼のおけない広告代理店を利用してしまうという点においても詐欺に近いような事態にあってしまうことがあります。

リスティング広告の運用を行う場合は専門知識が必要であるため、代理店に依頼しようとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただし、代理店のなかには悪徳業者も存在します。

悪徳業者に依頼してしまうと、広告費をかけてもまったく効果が得られないという事態が発生することもあります。
このような事態を防ぐために、以下のポイントを押さえておきましょう。

ポイント①CVに注目する

リスティング広告の運用を代理店に依頼する場合は、CV(コンバージョン)を適切に設定しているかどうかを確認しましょう。

CVとは、ユーザーが広告をクリックしたあとに起こす行動のことです。
リスティング広告を運用する目的は、クリック数を上げることだけではなく、お問い合わせや商品の購入などのCVを獲得することであるため、運用する前にCVを設定します。
しかし、なかにはCVの話に触れない、もしくはクリック数をCVに設定する代理店も存在します。

実はクリック数をCVに設定すれば、代理店は手を抜いて運用を行うことが可能です。
なぜなら、リスティング広告ではCPCを競合よりも高く設定することで、検索結果画面の上位に広告が表示され、その結果表示される回数が増えるためです。
そのため、クリック数がいくつだったのかということだけではなく、実際にいくらでどのくらいのCVがあったのかという報告を行っている代理店を選びましょう。

下記記事でリスティング広告のCVRについて詳しく解説していますのであわせてご覧ください。

ポイント②依頼前に基礎知識を身につける

もし、代理店が手を抜いて広告運用を行っていたとしても、自分自身にリスティング広告の知識がなければなかなか気づけません。
また、専門知識のない相手に対して、「この方法で運用すれば効果が出る」と嘘をつく代理店もいます。

このような悪徳業者に騙されないようにするためには、リスティング広告の最低限の知識を身につけておくことが大切です。
少しでも知識があれば、もし代理店が騙してきたとしても嘘を見破ることができるでしょう。

ポイント③代理店の口コミを確認する

悪徳業者を見極めるために、依頼しようと考えている代理店の口コミを確認しておくことも大切です。

悪徳業者であれば、悪い口コミが書かれている可能性があります。
そのため、代理店に依頼してから後悔することがないように、よい口コミだけではなく悪い口コミがないかどうかも調べておきましょう。

もし、インターネット上で悪い口コミが見当たらない場合でも、掲示板などに社員や退職者の不満が書かれていることもあるため、確認しておくことがおすすめです。

ポイント④LPの話が出てこない場合は注意する

リスティング広告の運用を行う上で、LP(ライディングページ)の話をしない代理店は悪徳業者である可能性があります。
LPとは、広告を経由してユーザーが最初に辿り着くページのことです。

先ほども説明したとおり、リスティング広告の目的はCVを獲得することであり、CV数を上げるためには、LPの内容が充実していることが重要です。

そして、CV数を上げるためには、LPのデザインや内容で商品の魅力をアピールして、購入につなげなければなりません。
このようにLPは非常に重要な役割をもつため、LPの話をしない代理店はリスティング広告による効果を高める意識が低いというわけです。

そのため、代理店を選ぶ際は、LPの話をしてくれるのか、またページの最適化まで対応できるのかどうかを聞いておきましょう。

ポイント⑤広告運用の担当とやり取りを行えるのかどうかを確認する

代理店を選ぶときは、サービスの内容や実績に注目してしまう傾向にありますが、実は広告担当者と打ち合わせを行えるのかどうかという点も重要です。

どのようなことかというと、代理店は最初に営業担当が対応するケースが多く、そのあとに広告運用の担当に引き継ぎます。
しかし、引継ぎをしっかりと行えずに、最初の説明と実際の運用の内容が異なるということもあります。

「広告運用の担当とやり取りしたいのに、なかなか話が進まない……」と思ってしまう可能性もあるため、運用担当と直接話せるのかどうかも確認しておきましょう。

ポイント⑥代理店が行う対応範囲を明確にする

代理店に依頼する前に、代行してくれる業務の内容を把握しておくことも大切です。
なぜなら、リスティング広告を運用していくなかで、対応してもらいたい業務が出てきたときに断られてしまう可能性があるためです。

特に、先ほどもお伝えしたとおり、リスティング広告を効果的に運用するためにはLPのデザインや内容を重視する必要があります。
そのため、LP制作などの制作関係の対応ができるのかどうかも明確にしましょう。

なお、対応できる業務を明確にしていない代理店は、悪徳業者であることも考えられるので、注意が必要です。

ポイント⑦依頼した場合にかかる費用を明確にする

代理店の情報を調べる際は、どのくらいの費用がかかるのかということも確認しましょう。
リスティング広告を運用する場合、多くの代理店は、毎月決まった金額を請求する、あるいは利用額に20%を上乗せするといった料金体系を設定しています。

実は、毎月決まった固定費を請求する代理店のなかには、実際に広告運用にかける費用と、代理店の手数料を曖昧にしていることがあります。
そのような場合、固定費の1割しか広告費に充てていないというケースもあるため、費用の内訳の詳細を確認しましょう。

また、ほかの代理店と比較して明らかに費用が安い場合も注意が必要です。
費用が安いことで、その分対応できる業務が少なかったり、広告戦略を練る時間を割いてくれなかったりするかもしれません。
そのため、安いからという理由だけで代理店を選ぶことはやめましょう。

ポイント⑧広告の管理画面のログイン情報の共有を依頼する

リスティングの運用を依頼する際、代理店から管理画面のログイン情報を教えてもらえない場合も、悪徳業者である可能性があります。
管理画面は広告を出稿するときに使用する画面で、この画面でCV数や設定しているキーワードなどを確認できます。

そのため、もし管理画面を共有してもらえないのであれば、代理店が何かを隠していると考えてよいでしょう。
代理店によっては、管理画面を見せずに虚偽の結果を報告していることも考えられます。

管理画面のログイン情報を共有してもらえないということがないように、代理店に依頼するとしても、アカウントの権利は自分が持ちましょう。

ポイント⑨長期契約をすすめられた場合は理由を確認する

もし、代理店に長期契約を求められた場合は注意が必要です。
なぜなら、本来リスティング広告の運用は、すぐに効果が出ないものの3か月もあればある程度の結果を出せるためです。

そのため、長期契約をすすめる代理店は、広告運用の効果を出せる自信がないということがあるため、長期契約をすすめる理由をしっかりと確認しておきましょう。

また、契約期間を自動で延長する代理店も多いため、解約する場合に必要な手続きや、その際にかかる費用なども聞いておくことがおすすめです。

ポイント⑩KWのリストの共有を依頼する

リスティング広告を運用するにあたり、広告を表示させる際のキーワードの選定は非常に重要であるため、キーワードを共有してくれる代理店を選びましょう。

キーワードの選定には専門的な知識が必要であり、選定するためにはある程度の時間がかかるため、顧客に共有せずに運用を進める代理店も存在します。
しかし、実際に選定したキーワードがわからなければ、効果を出すための戦略を立てることも難しくなってしまうので、キーワードの開示を求めることが大切です。

信頼できる代理店の選び方

リスティング広告の運用を代理店に依頼する際は、悪徳業者ではないことを確認し、信頼したうえで任せたいですよね。
そのためには、代理店の以下のポイントを確認し、信頼できるのかどうかを判断しましょう。

代理店を選ぶ際に確認しておくべきポイント

  • 正規代理店であるのか
  • 自社メディアの更新を続けているのか

まずは、依頼しようと考えている代理店が正規代理店であるのかどうかを確認することが大切です。
正規代理店とは、Google広告やYahoo!広告などに認められた代理店のことです。

一定の基準をもとに、運用実績があると判断されると正規代理店の認定を受けられるため、この認定を受けているのかどうかは必ずチェックしておきましょう。

また、自社の広告運用メディアの更新を続けているのかということも、信頼できる代理店かどうかを判断するための重要なポイントです。
なぜなら、リスティング広告の効果を最大化させるためには、最新情報を取り入れていかなければならないためです。

自社の広告運用メディアをしっかりと更新している代理店は、常に最新情報を取り入れながら自社メディアで実践しているため、安心して依頼できるでしょう。

まとめ

今回は、リスティング広告における詐欺の内容や、代理店に運用を依頼する際のポイントを解説しました。

リスティング広告を運用する際、アドフラウドという詐欺の被害にあってしまう可能性があります。
アドフラウドに狙われると、リスティング広告の効果を十分に得られないため、しっかりと対策を行うことが大切です。

また、リスティング広告の運用を代理店に依頼する場合は、本記事で紹介したポイントをもとに、優良業者を選びましょう。

Webhit(ウェビット)では主に中小企業がWebマーケティング、Web集客を行う上でのお悩みを解決するような情報を発信しております。
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この記事を書いた人

大澤 要輔のアバター 大澤 要輔 『Webhit(ウェビット)』編集長

【プロフィール】
マーケティングメディア『Webhit(ウェビット)』の編集長。運営元の株式会社FlyEde 代表取締役を務める。中小企業経営者へのコンサルティングは累計3,000回以上。Webマーケティング × 組織構築 × 人材育成の3つの領域を中心に、年商5,000万円~数億円前後の領域で売上を伸ばす仕組みを構築。

【保有資格】
上級ウェブ解析士
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Google広告 各種資格
Yahoo!広告 各種資格

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