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インスタ広告のサイズは?広告種類ごとの推奨サイズや入稿規定を解説

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「インスタ広告を運用したいがサイズがわからない」
「効果的な広告サイズを知りたい」

インスタ広告を運用する際に、投稿スタイルによってどのようなサイズが適切か悩むWeb担当者も少なくないでしょう。投稿スタイルに合ったサイズを採用することで、ユーザーの目を惹きやすく効果的な広告運用につながります。

そこでこの記事では、広告の種類ごとに推奨される広告サイズ・規定のほかバナー作りのポイントを解説します。併せて、インスタ広告の運用で成果を出すためのコツも紹介しているので、インスタ広告で利益向上につなげたいWeb担当者様は、ぜひ最後までご覧ください。

目次 ー この記事で分かること ー

インスタ広告とは?

インスタ広告とは、Instagram内に掲載できる広告で、画像や動画を用いてサービスや商品を宣伝できます。
主な特徴は次の通りです。

  • 細かいターゲティングが可能
  • 広告を表示できる場所が豊富
  • さまざまな年代層にアプローチ可能

インスタ広告は、ユーザーの投稿間に広告を挿入するため、ほかの投稿と馴染みやすく自然に宣伝できるのが特徴です。また、広告内に「詳しくはこちら」などCTAボタンを設置できるため、ユーザーに行動を促せます。

インスタ広告で使用されるサイズ

インスタ広告で使用されるサイズは以下の通りです。

 最小解像度(px)最大解像度(px)
正方形(1:1)600×5001.936×1.936
縦長(4:5)600×7501.936×1.936
縦長(9:16)600×1.0671.936×1.936
横長(1.91:1)600×3151.936×1.936

それぞれ以下で解説します。

正方形(1:1)

正方形(1:1)のサイズは、InstagramのほかにFacebookでも利用されるサイズです。
フィード投稿や発見タブで使用されるサイズであるほか、動画やスライドショーのように画像や動画を複数表示するカルーセル広告の動画にも使用されます。

縦長(4:5)

縦長(4:5)のサイズは、動画広告に適したサイズになっており、フィードや発見タブでよく使われています。
1:1の正方形よりスマホ画面の表示面積が広く、視聴率やクリック率につながる傾向にあり、広告効果を発揮しやすいサイズです。

縦長(9:16)

縦長(9:16)のサイズは、ストーリーズやリール(ショート動画)に使用されているサイズです。
スマホで表示する際に、フルスクリーンで閲覧できます。また、ユーザーの目を惹きやすくアピールしやすいため、Instagram以外でもFacebookのストーリーズやリールで推奨されているサイズです。

横長(1.91:1)

縦長(1.91:1)のサイズは、フィードやストーリーズ、発見タブ広告に使用されます。
インスタやFacebookのほか、Yahoo!広告やGoogle広告でも規定サイズに定められているため、さまざまな媒体で使われています。

インスタ広告の種類別|画像サイズと入稿規定

インスタ広告で使用する画像や動画サイズのセレクトを間違えると、自動的に入稿規定サイズに圧縮され画質が悪くなるほか、ユーザーに届けたい内容が表示領域外になってしまい、思うような広告効果を得られない可能性があります。

出稿前に、それぞれの広告スタイルに適切なサイズや規定を確認しておきましょう。以下、インスタ広告の種類です。

  • 画像(写真)広告
  • 動画広告
  • ストーリーズ広告
  • 発見タブ広告
  • カルーセル広告
  • コレクション広告

それぞれ以下で解説します。

画像(写真)広告

画像広告は、一枚の画像とテキストで構成されています。以下を参考にしてください。

ファイルのタイプJPG、PNG
最大ファイルサイズ30MB
最小ピクセル数正方形:600×500px 横型:600×315px 縦型:600×750px
最大ピクセル数1.936×1.936(正方形、横型、縦型)
アスペクト比率1:1および4:5〜1.91:1
キャプションの長さ最大2,200文字
最大ハッシュタグ数20件

画像広告では、正方形(1:1)、横長(4:5)、縦長(1.91:1)が規定内のサイズです。

動画広告

動画広告は、サービスや商品に関する情報を動画を用いて紹介する広告方法です。規定は次の通りです。

ファイルのタイプGIF、MOV、MP4など
最大ファイルサイズ4GB
アスペクト比率1:1または1.91:1
動画の長さ最大60秒
キャプションの長さ最大2,200文字
最大ハッシュタグ数30件

動画広告を入稿する際は、正方形(1:1)、横長(1.91:1)となっています。

ストーリーズ広告

ストーリーズ広告は、インスタのストーリーズ機能を使って画像や動画でサービスや商品を紹介できます。

【画像】

ファイルのタイプJPG、PNG
最大ファイルサイズ30MB
最長時間5秒
キャプションの長さ最大2,200文字
アスペクト比率9:16および4:5〜1.91:1

【動画】

ファイルのタイプMOV、MP4
最大ファイルサイズ4GB
最長時間60秒
キャプションの長さ最大2,200文字
アスペクト比率9:16および4:5〜1.91:1

画像を使用する場合の時間は一般的に5秒、動画の場合は最長60秒です。規定サイズは画像、動画ともに縦長(9:16)、縦長(4:5)、横長(1.91:1)となっています。

発見タブ広告

発見タブとは、Instagramの虫眼鏡マークをタップするとタイムライン形式で傾向が近い投稿が複数表示されるセクションの1つです。発見タブ広告は、ほかのフィード投稿と同様に、発見タブで表示された投稿の一覧に表示される広告方法です。

発見タブはユーザーの興味・関心に基づいて新しい情報をユーザーに提供する仕組みとなっており、ユーザーごとに表示される内容が変わります。

規定は次の通りです。

【画像】

ファイルのタイプJPG、PNG
最大ファイルサイズ30MB
キャプションの長さ最大2,200文字
アスペクト比率1:1および4:5〜1.91:1
最大ハッシュタグ数30件

【動画】

ファイルのタイプGIF、MOV、MP4
最大ファイルサイズ4GB
キャプションの長さ最大2,200文字
アスペクト比率1:1および4:5〜1.91:1
最大ハッシュタグ数30件

規定サイズは、正方形(1:1)、縦長(4:5)、横長(1.91:1)となっています。

カルーセル広告

カルーセル広告は、複数の画像や動画とテキストで作成し閲覧できるようになる広告方法です。規定は次の通りです。

【画像】

ファイルのタイプJPG、PNG
最大ファイルサイズ30MB
枚数2枚〜10枚
アスペクト比率1:1または9:16
最大ハッシュタグ数30件

【動画】

ファイル形式GIF、MOV、MP4など
最大ファイルサイズ4GB
枚数2枚〜10枚
アスペクト比率1:1または9:16
最大ハッシュタグ数30件

画像および動画は最低2枚、最大10枚まで同時に載せることができます。規定サイズは正方形(1:1)、縦長(9:16)となっています。

コレクション広告

コレクション広告は、メイン画像とほか複数の小さな画像ブロックで組み合わされるカタログ式の広告掲載方法で、規定は次の通りです。

【画像】

ファイルのタイプJPG、 PNG
画像サイズ1080px×1080px
アスペクト比率1.91:1〜1:1

【動画】

ファイルタイプGIF、MOV、MP4
アスペクト比率1.91:1〜1:1

画像および動画の規定は、正方形(1:1)、横長(1.91:1)となっています。

インスタ広告でバナーを作るポイント

インスタ広告でバナーを作る際のポイントは次の通りです。

  • CTAの誘導は明確にする
  • 競合アカウントを参考にする
  • 伝えたい内容を整理する
  • 使用する色の数を絞る
  • デザインは目線の流れを意識する

それぞれ以下で解説します。

CTAの誘導は明確にする

CTAとは「Call To Action」の略で、広告を見たユーザーを具体的な行動に誘導することです。広告を見たユーザーにどのような行動をとって欲しいのかを明確にすることで、広告の効果が得られます。

インスタ広告は通常の広告と異なり、画像や動画をクリックしてもサイトへ移動しません。そのため「詳しくはこちら」「サイトへ移動」など、CTAボタンを設置してボタンをクリックしてもらう必要があります。

インスタ広告のバナーを作る際には「予約する」「申し込む」「ダウンロード」など、行動して欲しい内容をボタンにし、ユーザーの行動促進へとつなげましょう。

競合アカウントを参考にする

インスタ広告のバナーを作成する際には、競合アカウントの広告を参考に作成するのが効果的です。

「色の使い方はどうか」「どのような画像を使用しているか」「伝えたい要素はどのように配置されているか」など、成功しているアカウントの広告バナーを分析し、自社の広告に活かせる部分がないかを確認しましょう。

成功しているということは、ユーザーの目を惹く広告である可能性が高いため、参考にすればユーザーのアクションにつながりやすい広告のヒントが得られます。

伝えたい内容を整理する

バナーを作成する際には、伝えたい内容を整理しユーザーに情報を届けやすいよう工夫しましょう。

ユーザーのほとんどはスマホからインスタを確認します。そのため、スマホ画面で見やすくわかりやすい広告でなければいけません。

テキストや画像が大きすぎたり、内容が盛り込みすぎたりするとユーザーに与える情報が多くなり、本当に伝えたいことが伝わらない可能性があります。伝えたい内容のリストアップや重要な内容を強調するなど情報を絞り込み、ユーザーに届けやすい広告バナーを作成しましょう。

使用する色の数を絞る

バナー作成の際は、色の使い方を工夫することで広告効果が変わります。広告に使用する色が多いと情報量が増え、広告内容がぼやけてしまうからです。

広告バナーの理想的な配色は次の通りです。

 用途割合
ベースカラー背景などの高面積に使用する色70%
キーカラー広告の主役となる色25%
アクセントカラー主役カラーを引き立てる色5%

色を絞る際は、自社サービスや商品のイメージカラーをキーカラーにして、配色を決めていくのがおすすめです。

デザインは目線の流れを意識する

インスタユーザーは、パッと投稿を見て有益な情報かを判断する傾向にあるため、目線の流れを意識してデザインを作成するとより効果的です。

人間の目線の流れには「大きいものから小さいものへ」「近くのものに視線が移動する」などの法則があります。そのため、その法則を活用した「F型・Z型・N型」3種類の視線動線の型を意識し広告を作成するのがおすすめです。

F型ユーザーの目線が左上→右上→左下→右下、さらに下の順に移動するパターン
Z型ユーザーの目線が左上→右上→左下→右下の順に動くパターン
N型ユーザーの目線が右上→右下→左上→左下の順に動くパターン

インスタ広告運用を成功させるためのコツ

インスタ広告運用を成功させるためのコツは次の通りです。

  • ターゲットを明確にする
  • 文字被りを回避するためにレイアウトを工夫する
  • 親しみやすい広告を意識する

それぞれ以下で解説します。

ターゲットを明確にする

インスタ広告を運用する際は「誰に広告を届けたいのか」ターゲットを明確にするのが重要です。ターゲットの明確化には、細かい「ペルソナ設計」が必要になります。

ペルソナとは「架空のユーザー像」のことです。ペルソナを設計する際は、年齢や性別のほか趣味や日常生活、仕事内容や家族構成など細かく設定するのが重要になります。

設計したペルソナが広告を見て「魅力的な広告か」「欲しかった内容か」を判断基準にすることで、ターゲットに確実に届く魅力的な広告になるでしょう。

文字被りを回避するためにレイアウトを工夫する

ユーザーが広告の情報を見落とさないよう、レイアウトを工夫するのも重要です。

インスタ広告の上下14%には、インスタのアカウント名やアイコン、CTAボタンが表示されます。そのため、その部分に伝えたいメッセージやロゴなどを設置すると、アカウント名やコメントなどのインターフェース要素と被って表示され、見えづらくなります。

見て欲しい情報は広告の上下15%以外の場所に配置し、ほかのテキストと被らないようにしましょう。

親しみやすい広告を意識する

自分に適していない広告や広告感を前面に出している広告を見ると、鬱陶しく感じてしまう場合があります。そのため、多くのユーザーに広告を見てもらうには広告感を出さず、自然に受け入れてもらえるよう工夫しましょう。

例えば、テキストの使用を控え画像や動画をメインに広告を作成することで、自然にユーザーの目に留まる宣伝が可能です。

インスタ広告の注意点

インスタ広告を運用する際は、サイズの入稿規定・解像度を意識しましょう。規定外サイズの画像や動画を使用すると、自動的に入稿規定サイズに圧縮され画質が悪くなるほか、重要な内容が表示領域外になってしまう恐れがあります。

また、カルーセル広告など複数の画像や動画を使用する際は、同じサイズでトリミングされます。そのため、異なるサイズで出稿すると、ロゴや商品が見切れてしまうといった不自然に表示されるため注意しましょう。

カルーセル広告はもちろん、すべての広告サイズを統一することでユーザーに違和感を与えることなく広告を表示できます。

まとめ

インスタ広告に使用できる画像や動画にはサイズ規定があります。また、広告の種類ごとに推奨されているサイズがあるため、バナー作成時は入稿規定、推奨サイズを確認し、効果的な広告運用を行いましょう。

また広告作成時は、CTAの誘導を明確にするほか伝えたい内容を整理し、確実にターゲットへ広告を届けられるよう工夫することが大切です。この記事を参考に、インスタ広告で効率よく集客し利益向上を目指しましょう。

ウェビットでは主に中小企業がWebマーケティング、Web集客を行う上でのお悩みを解決するような情報を発信しております。気になられた方はぜひ、ほかの記事もご一読ください。

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この記事を書いた人

大澤 要輔のアバター 大澤 要輔 『Webhit(ウェビット)』編集長

【プロフィール】
マーケティングメディア『Webhit(ウェビット)』の編集長。運営元の株式会社FlyEde 代表取締役を務める。中小企業経営者へのコンサルティングは累計3,000回以上。Webマーケティング × 組織構築 × 人材育成の3つの領域を中心に、年商5,000万円~数億円前後の領域で売上を伸ばす仕組みを構築。

【保有資格】
上級ウェブ解析士
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Google広告 各種資格
Yahoo!広告 各種資格

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