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アフィリエイト広告とリスティング広告の違いや特徴を解説

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アフィリエイト広告やリスティング広告は、Web広告のなかでも高い人気があります。
しかし、「Web広告を出したいけれど、両者の内容がわからない」といったお悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、アフィリエイト広告とリスティング広告のそれぞれの特徴や費用などを解説します。
アフィリエイト広告やリスティング広告の特徴を知りたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次 ー この記事で分かること ー

アフィリエイト広告とは

アフィリエイト広告はWeb広告の1種で、「成果報酬型広告」とよばれることもあります。
ブログ記事をはじめとしたWebサイト上に表示される、バナーや短い動画広告などが、このアフィリエイト広告に該当します。

企業が自社の商品やサービスの販売を促す際に行うWebマーケティング活動の一種であり、広告を出すためには、外部のWebサイトに協力してもらう必要があります。

アフィリエイト広告の仕組み

アフィリエイト広告は、広告を掲載するだけでは費用が発生しないという点が特徴です。
ユーザーが、広告から商品の購入や会員登録などのコンバージョンに至ることで、初めて広告費が発生します。

アフィリエイト広告を出稿する際は、以下で紹介する会社や人物が関係するため、確認しておきましょう。

アフィリエイターアフィリエイト広告を掲載するWebサイトの運営者
広告主アフィリエイト広告で商品やサービスの宣伝をしたいと考えている企業
ASPアフィリエイターと広告主をつなぐ企業
ユーザーWebサイトにアクセスしたうえで広告をクリックするサイトの利用者

アフィリエイターが報酬を得るまでの具体的な流れは、以下のとおりです。

アフィリエイターが報酬を得るまでの一連の流れ

  1. 広告主がASPへ広告の制作を依頼し、ASPに対して費用を払う
  2. アフィリエイターがASPへ登録し、Webサイトに広告を制作する
  3. アフィリエイターのWebサイトにユーザーが訪れる
  4. ユーザーがアフィリエイターの制作した広告から商品やサービスを購入する(コンバージョン)
  5. アフィリエイターが成果報酬を受け取る

アフィリエイト広告の運用にかかる費用

広告主がアフィリエイト広告を運用する際は、以下の5種類の費用が発生します。

アフィリエイト広告の運用にかかる費用

  • ASPへの初期費用
  • ASPへの月額費用
  • ASPへの手数料
  • アフィリエイターへの成果報酬
  • 広告代理店へ支払う手数料

アフィリエイト広告を始めるためには、初期費用を払ったうえで、ASP会社と契約を結ぶ必要があります。
初期費用を無料にしているASP会社も存在しますが、基本的には数万円かかるものだと認知しておきましょう。

なお、広告の掲載をアフィリエイターに依頼したあとも、ASP会社に対しては広告主とアフィリエイターをつないでいる手数料として、月額費用がかかります。
この月額費用は、アフィリエイターによる成果の発生とは関係なく固定でかかる費用ですので、ランニングコストが発生するという点も覚えておきましょう。

さらに、アフィリエイト広告をとおしてコンバージョンが発生すると、ASP会社への手数料とアフィリエイターへの成果報酬を支払う必要があります。
ASP会社への手数料は、アフィリエイターによって生まれた売上に対する割合で決められているため、成果が発生しない場合には手数料はかかりません。
そのため、成果が発生しない限りは低コストで広告を運用できるという点が、アフィリエイト広告の大きなメリットとなります。

アフィリエイト広告の種類

アフィリエイト広告は種類がわかれており、料金が発生するタイミングや、かかる費用もそれぞれ異なります。
成果報酬型、クリック型、インプレッション型、固定報酬型それぞれの特徴を以下にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

種類①成果報酬型アフィリエイト広告

「成果報酬型アフィリエイト広告」は、もっとも知名度が高く、そして利用されることが多い広告です。
この広告はアフィリエイターがWebサイトに広告を出し、広告を閲覧したユーザーが広告主の商品を購入するなどのコンバージョンに至って、初めて報酬が発生するものです。

広告主にとってのメリットは、コンバージョンに至れば大きな成果が得られるという点と、成果がない場合は報酬を払わなくてよいという点が挙げられます。

種類②クリック型アフィリエイト広告

「クリック型アフィリエイト広告」は、ユーザーがアフィリエイト広告をクリックしたタイミングで報酬が発生するタイプの広告です。
報酬額は広告の種類や内容によって変化し、クリック1回あたりの報酬額が公表されていないという点が特徴です。

クリック型だと、Webサイトへ訪問するユーザーが多いほど広告のクリック率も上がります。
そのため、クリック型アフィリエイトで成果を出すためには、アフィリエイターのWebサイトに、より多くユーザーを呼び込めるかどうかが重要な要素とされています。

種類③インプレッション型アフィリエイト広告

「インプレッション型アフィリエイト広告」は、Webサイトに広告が表示された回数に応じて報酬が支払われるタイプの広告です。
Webサイトに掲載されている広告を閲覧したユーザーが、商品の購入やサービスの利用をしないという場合でもあっても、アフィリエイターへ報酬が支払われます。

ただし、広告1回の表示で得られる成果は少なく単価も低いため、アフィリエイター側の報酬は少なくなります。
一方で、広告主側はコストをそこまでかけずに高い宣伝効果を得られるため、費用対効果の分析ができるでしょう。

種類④固定報酬型アフィリエイト広告

「固定報酬型アフィリエイト広告」は、アフィリエイターと広告主が直接契約を結んだうえで、特定の期間のみ広告を掲載するタイプの広告です。
ASP会社をとおさず、広告を掲載するだけでアフィリエイター側に報酬が発生するという点が特徴です。

ただし、この方法で広告主側が成果を得るためには、依頼するアフィリエイターがインフルエンサーであるなどの、大きな影響力を持っていることが前提とされています。

リスティング広告とは

GoogleやYahoo!などの検索結果の画面に表示される広告を「リスティング広告」といいます。


ユーザーが興味を持つキーワードに関連した広告が表示されるため、商品の購入やサービスの利用につながるような、質が高いユーザーにアプローチが可能です。
また、表示させるWebサイトの規模やタイミングを問わずに広告の掲載を始められ、広告文や料金の設定も自分でできるという点が大きな特徴です。

※リスティング広告については下記記事で詳しく説明しております。

リスティング広告運用にかかる費用

ここからは、実際にリスティング広告の運用にかかる費用を紹介します。
リスティング広告を運用する際は「CPC(Click Per Cost)課金」とよばれる形で費用が発生します。

このCPC課金では、広告がクリックされるたびに費用が発生するタイプの広告です。
広告がクリックされなければ費用は発生しないため、広告に掲載している商品やサービスに興味があるユーザーに限定して費用対効果よくアプローチができます。

ただし、検索されるキーワードの数によってクリック数も変わります。
そのため、リスティング広告で成果を出すためには、かかる費用の推移を確認することが重要です。

※下記記事でリスティング広告の費用の相場について解説していますのであわせてご覧ください。

リスティング広告の種類

リスティング広告には「検索連動型広告」と「コンテンツ連動型広告」の2種類があります。
それぞれの特徴と違いを、以下にまとめました。

種類①検索連動型広告

検索連動型広告はGoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいて、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告です。
ユーザーが検索したキーワードと関連性の高い広告を表示するため、キーワードに対してより興味や関心を持っているユーザーに直接アプローチできるという点が特徴です。

ユーザーは、検索結果の画面に出てきた広告の文章を見て、そのサイトをクリックするかどうか決めるため、検索面に出る文章をより魅力的にすることが重要です。
そのため、検索連動型広告はユーザーに商品やサービスの購入を促すことに適した広告だといえます。

種類②コンテンツ連動型広告

コンテンツ連動型広告は、一般的にはディスプレイ広告とよばれています。
以前まではWebサイトのトップページやスマートフォンのアプリの広告枠などに表示されていましたが、最近ではYouTubeやSNSなどの媒体にも表示されています。

検索連動型広告との違いは、商品やサービスへの興味や関心が薄い、潜在的なユーザーに幅広くアプローチできるという点です。
このコンテンツ連動型広告は、商品やサービスなどの認知拡大に適しており、文章だけでなく画像や動画を用いた視覚的な広告にできることが特徴です。

アフィリエイト広告とリスティング広告の費用の違い

続いて、アフィリエイト広告とリスティング広告の違いを2つ紹介します。
これらの広告はどちらもWeb広告ですが、費用の点で大きな違いがあります。

※リスティング広告にかかる費用についてより詳しく知りたい方はぜひ、下記記事を読んでみてください。

違い①費用が発生するタイミング

アフィリエイト広告のほとんどは成果報酬型であり、ユーザーが広告から商品を購入した場合や、サービス登録を行った場合に費用が発生します。
ほかにも、広告の表示回数によって費用が発生するインプレッション型や、月額制の固定報酬型などがあります。

一方、リスティング広告は基本的にクリック課金制であるため、広告が画面上に表示されるだけでは費用は発生しません。
広告の内容に興味を持ったユーザーが、広告をクリックすることで費用が発生するという点が特徴です。

違い②かかる費用の額

アフィリエイト広告では、アフィリエイターへの成果報酬のほかに、ASPを利用するための月額固定費がランニングコストとしてかかります。
高い成果が得られない場合であっても、月額で費用がかかる点はデメリットといえるでしょう。

一方で、リスティング広告はWebサイトを掲載するタイミングや期間が調整できるため、費用の調整も可能です。
1度予算額を設定したあと、費用対効果を見ながら広告の出稿を調整できる点が特徴です。

アフィリエイトサイトをリスティング広告に表示させる際の注意点

アフィリエイトサイトをリスティング広告で表示させる際は、以下の注意点を押さえておきましょう。

注意点①リスティング出稿が可能である案件かどうかを確認する

アフィリエイト広告を運用する際に、広告主がリスティング広告への出稿を禁止にしている場合があります。
このような場合、アフィリエイターがリスティング広告を利用して商品やサービスを売ることができても、報酬はすべて無効になるため注意しましょう。

注意点②PRする内容とマッチしたリスティング広告か確認をする

リスティング広告に表示されているサイトの説明文と、Webサイトのコンテンツの内容がかけ離れていないかどうかを確認しましょう。
たとえば、ユーザーがリスティング広告の説明文を見てページにアクセスしたにもかかわらず、求めていた結果とはまったく関係のないサービスのWebサイトに遷移するなどです。

広告文とWebサイトの内容が乖離していると、GoogleやYahoo!などの検索エンジン側から広告を停止されることもあります。

Webサイトに掲載されているコンテンツが薬機法に違反している場合も、検索エンジン側の判断によって、広告が表示されなくなる可能性があるため、注意が必要です。

アフィリエイト広告とは成果報酬型でリスティング広告とは検索連動型のため違いを利用することで効果的な広告を出せる

アフィリエイト広告は、広告をクリックしたユーザーが、そのページから商品を購入した場合や、サービスを利用した場合に費用が発生するタイプの広告です。
一方、リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいて、ユーザーが検索をした際に、検索結果画面に出てくる広告であり、それぞれ特徴が異なります。

この2つの広告は似た性質を持ちますが、広告にかかる費用や費用が発生するタイミング、費用対効果などはそれぞれ異なるため、目的に合ったものを選びましょう。

Webhit(ウェビット)では主に中小企業がWebマーケティング、Web集客を行ううえでのお悩みを解決するような情報を発信しております。
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この記事を書いた人

大澤 要輔のアバター 大澤 要輔 『Webhit(ウェビット)』編集長

【プロフィール】
マーケティングメディア『Webhit(ウェビット)』の編集長。運営元の株式会社FlyEde 代表取締役を務める。中小企業経営者へのコンサルティングは累計3,000回以上。Webマーケティング × 組織構築 × 人材育成の3つの領域を中心に、年商5,000万円~数億円前後の領域で売上を伸ばす仕組みを構築。

【保有資格】
上級ウェブ解析士
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Google広告 各種資格
Yahoo!広告 各種資格

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